目的と目標の違いって
なんだかわかりますか?
目的=ゴール
目標=ゴール到達までの
通過点
目的に向かって、
小さな目標を一つ一つ
乗り越えていくから
目的=ゴールに到達
できるんですね。
では、みなさんは、
吃音を治そう!
と思った時のゴールって
どこにありますか?
スラスラ話すこと?
一般的な言語訓練は
ここにゴールを設定します。
私も娘がどもっていた時は、
「吃音さえよくなれば
自信を持って子育てできる!
娘も生き生きおしゃべり
できるようになる!」
って信じていました。
が、、、、、
実際は、逆でした。
「スラスラ話す」は
通過点でした。
目標だったんです。
なぜなら、私の対応次第で
吃音の症状を和らげて、
どもらなくさせることは
できるようになりました。
けれども、
何かあるたびに
急にぶり返してくる
吃音に頭を抱えていました。
「よくなった!
今度こそこのまま
ずっとよくなってくれ!」
と期待を胸に願っても
しばらくすると、
吃音がぶりかえしてきて
奈落の底に突き落とされる…。
(大袈裟のように聞こえるかも
しれませんが、当時の私の感覚は
本当にこの感覚でした)
何がいけないの?
よくよく考えてみると
答えは70年前から
わかっていた
吃音の悪化要因にありました。
吃音という体質のある人は、
何か脳がストレスを
感じると症状が強く
なります。
例えば、
大勢の人の前で話す
というのは、
大きなレッシャー、
つまりストレスが
かかります。
だから、
普段どもらないところで
どもってしまう、
ようなことが起こります。
子ども達も同じで、
「楽しかった〜」
だけの1日を過ごせず、
お友達に嫌なことを
言われた。
お友達と〇〇して
遊ぼうとしたのに
断られた。
もっと〇〇で
遊ぼうとしたのに、
先生が練習だって
途中で辞めさせた。
などなどさまざまな
ストレスを感じながら
生活しています。
楽観的な脳の子と、
悲観的な脳の子では、
これらのストレスを
感じる質と量が違ってきます。
娘の脳を
ストレス耐性のある
強い脳に育てないと、
この状況はずっと
続くんだ!
と気づいて目指す目的が
変わりました。
スラスラ話すことを
目的=ゴールにせず、
ストレス耐性の強い脳に
育てることを目的=ゴールに
したんです。
スラスラ話すは目標だった。
通過点だったんだ!
この状態をキープするには
強い脳を育てること!
そこに気づいて対応を
変えたのですが、
その後、ここも本当の
ゴールじゃなかったんだ!
と気づくことになりました。
目指す先はもっと先に
ありました。
そこに気づいて
さらに対応を変えたところ
娘の吃音はぶり返さなく
なっていきました。
続きは次の記事で
お話しますね。