吃音っ子のお話しをゆったり聞く余裕がない忙しいママ必見!愛情表現にアプローチした吃音対処法できょうだいみんな良くしよう!

吃音
吃音の子の対処法としてゆったりお話しを聞いてあげる等の対処法がありますが、きょうだいがいるとつい急がなくてはならない事態になることはありませんか?実はきょうだいがいてくれるからこその対処法もちゃんとありますよ!

吃音への対処法をしたいが、なかなか出来ない現実

吃音への対処法を知っていますか?

・吃音の子のペースに合わせる
・ゆったりとした気持ちで聞いてあげる
・早く話してなどの注意はしない
・言おうとしていることを先回りして言わない

などが挙げられています。

 

これらに共通することは、発話に対するストレスやネガティブな気持ちを極力減らしてあげることで改善が見込めることです。ところがきょうだいがいて賑やかなご家庭の場合はどうでしょうか。我が家の場合は、従来の吃音の対処法を完璧に行うことは出来ませんでした。

 

私は吃音のある小学2年生の女の子、年長の女の子、2歳の男の子の3人のママです。長女が吃音を発症した時2歳10ヶ月、次女は1歳半頃でした。

 

次女はだんだん自分の思いを主張し始める時期に入り対応がスムーズにいかなくなる時期だったので、長女が吃音を発症しただけでもショックで頭を砕かれる思いだった上に、仕事や家事でもう一杯一杯でした。

 

そんな気持ちの中、ゆったりとした気持ちで聞いてあげる余裕はありませんでした。このような環境下でもストレスを極力減らす方法があったら、知りたいですよね。

 

実は、あるんです!私も当時知ることができていたら、吃音はもっと早く良くなっていたかもしれません。そう思うと悔やまれます。

 

 

 

吃音も家族の仲も良くする吃音対処法で子どもの自信をつけよう!

一番接する時間が長い家族時間がうまくいかないと、ストレスが生まれます。ストレスは吃音の最大の敵とされています。私は吃音悪化要因のストレスが長女の中でどんどん大きくなるのが本当に怖かったです。

 

家の外は、ストレスをどこでどのように受けるのかはママの力ではどうにもなりません。

 

ところが家の中であればママが、子どものストレスがかかっている場所「自信をつけさせる場所」「楽しい場所」に変えることができるんです。注目するべきは「愛情表現」です。

 

 

 

愛情表現こそ、最強の吃音対処法

私に欠けていたのは平等な愛情表現力でした。

 

次女や2歳の長男には可愛い可愛いと些細なことでも伝えていたり自然と笑顔になっていたのに、長女に対してはというと、話し方がつい気になり、ゆったりと聞く吃音対処法を実践するがあまり、顔が真剣になり、緊張感が生まれていました。

 

長女は平等な愛情を満足に受けられていない状態だったのです。

 

「大好きだよ」と常日頃伝えてはいましたが、日常の些細な「愛情不足」が吃音が良くなるスピードにブレーキをかけていました。他のきょうだいがいてくれるからこそ「平等な愛情不足」に気づくことができました。であれば、そこを強化すればいいだけです!

 

 

 

きょうだい皆平等に愛情を伝えられる吃音対処法とは!

発達科学コミュニケーションの対応は、吃音の子だけではなくきょうだいや夫にも使える褒めテクニックが満載です!その中で私が行ったことは3つです。

 

褒めちぎる!

まずベースとなるのはみんなを褒めちぎることです。子どもができていないことについ注目してしまうことはありませんか?

「またご飯残してる・・・」
「食べたあと片付けない・・・」などですね。そこに注目してしまうとお互いストレスになりませんか?

 

であれば、できていることに注目してみましょう!
「お味噌汁のワカメ全部食べてるね!」
「食事中に使ったティッシュのゴミは捨てることができてるね!」など、小さなできていることでいいのでそこを言葉で伝えてあげてください。

 

ネガティブな気持ちには否定も肯定もしない反応を

褒めることが効いてくると、子どもが今まで我慢していたネガティブな気持ちを聞くことができるようになります。長女の場合は「学校が面倒臭い」でした。そんな時も否定はしません。

 

まずは気持ちを言ってくれたことを感謝し、「そっかそっか、他には??」と全て吐き出させます。「なるほど、そう思うんだね」「話してくれてありがとう」と伝えてあげてください。すると長女はすっきりしたように元気に学校に行けました。

 

宿題はやらなくて良いスタンスを

吃音のある長女は完璧主義で、できないと癇癪を起こしやすくなります。宿題はそんな長女を変化させた力強いものでした!私が行ったことは「宿題やらなくていいよ」と気持ちを軽くさせる声かけです。

 

ところが「やる!!!」と長女が意固地になってしまうときもありました。ストレスが加速している様子です。そんな時は「ママも一緒にやるよ!」の声かけです!そうすると長女は楽しそうにやり始めました!

 

とっておきのテクニック!一番効いた吃音対処法

それは「可愛い!可愛い!」とたくさん伝えてあげることです!可能ならスキンシップもあると効果は倍増!

 

長女は小学2年生なので2歳児に伝えているように伝えるとバカにされたような気持ちになるかもしれないと思ったので、思い出したように「あー、可愛い」と本人が聞こえるか聞こえないかくらいの声でボソっと言うのです!

 

聞き返されたら「〇〇が可愛いいから可愛いって言ったの♡」と伝えたら本人も嬉しいですよね。スキンシップを嫌がるお子さんには無理にはしないでくださいね。徐々に歩み寄ってみてください!

 

 

 

吃音の最強の対処法でみんなが良くなった!

このようなテクニックを使い、家庭内をポジティブサイクルにする挑戦を日々繰り返しました!すると、吃音のある長女が素敵な行動をするようになりました!

 

・次女にも2歳児にも優しい声で接することができている
・次女とはお互いを尊重しやりたい遊びをして遊べている
・2歳児イヤイヤ期の息子にも手を繋いであげるなどの積極的に関わろうとしてくれる
・YouTubeのダンス動画で一緒に盛り上がる

 

他にもポジティブなサイクルのおかげで私の笑顔も増えたことが嬉しいです。

 

良い行動が増えると難発はなくなり、吃音はグッと良くなりました!効果はすぐには出ません。日々の褒めの効果は蓄積されて、花を必ず咲かせます。ママが楽しむ姿が一番の吃音対処法ですね。

 

吃音は従来の対処法を行うより褒めて吃音が良くなる脳の土台を育てることの方が大事です!きょうだい平等に脳を加速させ、吃音を一気に良くしましょう!

 

 

執筆者:いわもとあさな
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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