ママ自身はしていないつもりでも、実は吃音で繊細な面のある子どもには脅しとなりネガティブ思考を植え付けてしまっている声かけがあります。ネガティブ思考は吃音悪化にも繋がるので注意!今回ご紹介するテクニックでポジティブ思考を育てましょう!
つい使ってしまうあの台詞が吃音×繊細な子のネガティブ思考を育てる犯人です!
ママは、子どもが言うことを聞かない時、急かしたい時に「〇〇しないと△△できないよ」と声かけをしていませんか?これは、その場でいうことを聞かせるための脅しの言葉です。
私がこの言葉を使うと娘は「嫌だ〜!」と言い動いてくれるので、いつの間にか指示出しをするときの口癖のようになっていました。
すると、私が日常的に使っていたせいで、繊細な娘も「〇〇できないから△△しない」と、できないことに注目して諦めてしまうネガティブ思考を植え付けてしまっていました。
子どもは理解する力が未熟なため言葉通りに受け取ってしまうことがあります。繊細なお子さんの場合、その言葉がずっと残り「私はこの先ずっと△△できないんだ」とネガティブ感情を引きずることがあります。
そこで、今回ご紹介するテクニックを使うと、娘のネガティブ思考は弱まりポジティブな言葉が増えていきました。
吃音のある子どもがネガティブ思考に陥らないよう注意しないといけない理由
ネガティブ思考になると、どもることに気づいた時、吃音を恥ずかしいもの、隠さないといけないものと、早い段階で悩み始めることがあります。すると、二時的症状を発症することがあるので、吃音のあるお子さんのネガティブ思考は放っておきません。
このように吃音に対するネガティブ感情を持ってしまうと、なかなか吃音はよくならず、時には悪化の原因にもなります。
だからこそ、吃音のあるお子さんはネガティブ思考にならないようママが普段の声かけをポジティブな言葉に置き換えていくことが大切です。
子どもがポジティブ思考になる指示出しテクニック
先程もお伝えしたように、「〇〇しないと△△できないよ」は脅して従わせる言葉になります。
そこで、ポジティブ思考が育つ言葉をご紹介します。やり方はとっても簡単です!「〇〇しないと△△できないよ」→「〇〇したら△△できるよ」に変換するだけ!
例えば
「早くトイレに行かないとお出かけできないよ」
→「トイレに行って早く準備できたらお出かけいっぱいできるね!」
「ご飯食べないとデザートなしだよ」
→「ご飯食べたらデザート好きなもの選んでいいよ!」
→「ご飯食べたらデザート好きなもの選んでいいよ!」
このように逆転の発想で指示出しするだけでポジティブな言葉に生まれ変わります!そして、ポジティブな言葉に子供が喜びそうな小さな特典もセットで伝えると、次の行動に切り替えやすくなります。
いかがでしたか?日々一緒に過ごしているママの影響力はとっても大きいです。ママの言葉がポジティブになっていくと、自然と子どももポジティブ思考が育っていきます。ポジティブ思考が育つと、どもるかどうか気にならなくなり次第に吃音もよくなります!
執筆者:藤野ゆっこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)