例年、年末年始の休暇後に
あるご相談が増えるます。
それは、
・親戚の集まりで
私から離れられず
吃音が悪化して
帰ってきました。
・親戚の集まりで興奮し、
吃音が悪化して
帰ってきました。
・親戚の集まりで
全然話せず、
帰ってきました。
などです。
もしかしたらすでに
経験済みという方も
いらっしゃるかも
しれませんね。
そういう方の場合は、
今年は、そういうことが
ないように準備して
いきましょう!
まず、シリーズ1は、
心の準備です。
ここが不十分な場合、
この後のシリーズを
どんなに頑張っても
効果が出にくいので
しっかり読んでくださいね!
園や学校が終わって、
すっかりリラックスモード
に入っているお子さんは
いませんか?
のんびりぐーたら
している姿を見ると、
「このままじゃ冬休み
何もせず終わっちゃう><
早く宿題を早くさせよう!
何か勉強をさせよう!」
と焦っているママが
いるかもしれません。
帰省を控えたママは、
大抵大忙しです。
時間の余裕がなくて
もともと気持ちは
焦り気味です。
うっかりそのペースで
子どもたちに接すると
子どもたちの心がザワザワ
し始めます。
・ママ怒ってる?
・ママ機嫌悪い?
・ママ忙しい?
そう思って
親に気を使って
十分に甘えられず
心のエネルギーが
足りないまま
親戚に会って、
脳がキャパオーバーを
迎えてひどくどもって
しまう子もいます。
反対に、
そんなママじゃ嫌だ!
といつも以上に
わがままの要求が加速し、
どんどんママを困らせて
毎日が親子バトル!!
心のエネルギーが0…
って状態で帰省して、
吃音が悪化してしまう子、
親戚の前でも困った行動をして
大人達を困らせてしまい、
自信をなくしていく子もいます。
だから、
帰省前にどれだけ
親子のコミュニケーションを
スムーズにしておくかが
重要です。
そこで、今日から
こんなことを試してみて
ください!
発達科学コミュニケーションの
基礎講座でお伝えする
テクニックの一つ!
3Sです。
1つと言いながら3つあります。
Smile
Slow
Sweet
Smileは、笑顔です!
グータラしている
ところをみてイラッとしたら
笑顔でお子さんの名前を
よんでください。
目が合ったらニッコリ笑顔!
ただそれだけでもOKです。
あるいは、
お子さんから1日何度も
「ママ〜!」と呼ばれて
イラッとしたら、
そんな時もニッコリ笑顔です。
「ママ〜!」と何度も
呼んでくる子は、
ママが足りていないので、
「な〜に?」と1発目に
ママが笑顔を
見せるだけで、
その後の「ママ〜」の数が
減ることもあるぐらいです。
次のSlowは、
ゆっくり間をとります。
Slowの目的は2つあって、
1つ目は、
ママ自身が話をする時に
ゆっくり間をとりながら
話すと、
早口でどもりやすい子は、
自然とゆっくり話すようになり、
どもりにくくなる効果が
あること、
もう一つは、
言葉を発達させる目的と
考える力を発達させる目的です。
指示を出す時に
一つ一つ間を空けて
指示を出してほしいのです。
ママの指示がしっかり届き、
届いた指示を考える時間を
与えることができます。
子どもの脳はまだ未熟です。
ママが思っている以上に
脳の処理には時間を要します。
ママとしては
さっさと動いて欲しい
ところだと思いますが、
子どもの脳はそんなに
早く処理できません。
矢継ぎ早に指示を出し、
急かされてできたとしても
自分の脳でしっかり処理して
行動していないので、
いつまで経っても
自分で考えて動けないので
指示を出し続けることになります。
ですので、
子どもの脳を育てると言う意味でも
ゆっくり間を空けて
次の指示を出すように
心がけてください。
3つ目のSweetは、
角をとったような
やさしい声で話す、
ということです。
お子さんの名前を呼ぶ時も
「けんじ!」
と強く呼んだ時よりも、
「けんじ♡!」
と優しく呼んだ時の方が
子どもの反応は変わりますよね。
さらに、
今日はたくさんどもっているな〜、
という時もSweetを
意識して話してあげるだけで
吃音が落ち着く子がいます。
帰省前に、3Sで
しっかり親子の
コミュニケーションを整え、
子ども達の心を
「安心」でいっぱいにして
帰省してください。