今週末も別荘で、
子育てとスキーと仕事に没頭し、
充実した週末を過ごしています^ ^
(このメルマガをまさに
書こうとしているところをパシャリ!)
毎年、スキー場で見かける
イライラバトル親子…。
発コミュを届けられたら
もっと楽しい時間を
過ごせるのに…と
思って仕方ありません。
昨日も、
休憩所で親子バトルをする
ママと推定4歳ぐらいの
女の子がいました。
ママは娘ちゃんの
スキーブーツを脱がせながら、
「もうお約束守れなかったから
今日はチョコも飴も
全部なしだね。」
と娘さんに言いました。
その瞬間、無言で
ママの顔をパシンと叩く
娘ちゃん。
ママは、声を荒げることなく、
「明日もチョコと飴は
なしだね。」
と続けました。
その瞬間また娘ちゃんは
無言でママの顔をパシン。
決して強くありませんでしたが、
顔は怒って反抗的な表情です。
2回目のところで、
ママはスノーブーツを
履かせる手を止め、
「もう知らない!
自分でやりなさい!」
と言って娘ちゃんをおいて
離れてしまいました。
すると、娘ちゃんが
「うぎゃ〜!」と大発狂。
半分履きかけのブーツを
指差し、
「履けてない!履けてない!
ママ、履かせて!履かせて!」
と叫び出しました。
すると、中学生らしき
お姉ちゃんがいるようで、
お姉ちゃんがママに代わって
「いいよ。履かせてあげる。」
と優しくやってきました。
ところが、娘ちゃん、
「違う!ママがいい!
ママがやって!」
とお姉ちゃんには
両手でパンチパンチパンチ!
それを見たママが、
無言ながらも
怒りの顔でやってきて、
乱暴にスキーブーツを
履かせてあげました。
ブーツは履けたけど、
ママも娘ちゃんも
全然ハッピーではありません。
2人とも不機嫌。
中学生のお姉ちゃんは、
妹と弟の荷物を持ち、
次のママの動きを
待っていました。
これ、どういう状況だと
思いますか?
よく事情は
わかりませんでしたが、
このご家族の腕には、
「リフト:午前券」
というものが巻かれて
いました。
その時の時間は、
半日券が終わったばかりの
12時過ぎ。
5人家族で朝から
半日スキーをするために
やってきたことは
推測できました。
きっとお約束が守れたら、
チョコと飴をあげる、
という約束をして
いたのでしょう。
それが、末の娘ちゃんの
ご機嫌により予定通りに
いかなかった。
みなさんにもそんな経験
ありませんか?
どこのご家庭にも
あることだと思います。
発コミュでは、
ご褒美を使うことを
推奨しています。
本人がやる気になるなら
チョコだろうが
飴だろうが、
なんでもOKです。
ただし、ご褒美はただ
あげるだけではなく、
必ず肯定の声掛けを
セットにして使います。
もらった物というのは、
すぐに記憶からなくなって
いきますが、
もらった言葉、
その時のママの表情は
脳に刻まれるからです。
ご褒美は単なるきっかけです。
ご褒美設定をして
やる気と行動量を
引き出したら、
それが持続するように
必ず言葉を添えて
「あなたはできてるよ!」
「その調子だよ!」
と記憶に残します。
一方、ご褒美がうまく効かず、
目的の行動を引き出せなかった時、
ご褒美をあげない、
ということはしますが、
それを罰のように
使うことはしません。
先ほどのママは
ご褒美を罰にしてしまいました。
そんなことをしたら
娘ちゃんの機嫌が悪くなるのは
当たり前です。
ママを叩くことは
よくないことだけど、
約束を守れなかった
娘ちゃんに、
追い討ちをかけるように
罰を与えてしまったら
娘ちゃんはもう逃げ場が
なくなってしまいます。
そもそもこのお約束というのは、
だいたい大人都合で
結ばれた約束がほとんどです。
倫理・法律・道徳に
違反するような約束違反は
将来たのためにならないので
「叱る」、「罰を与える」
ということはしますが、
それ以外の約束について
ネガティブな気持ちになるような
罰を与えることはしません。
では、どうしたら
よかったのか?
こう言う時に
使って欲しい言葉は、
「教えて!」
です。
ママとの約束通りに
いかなかったのには、
何か理由があるはずです。
スキーをするつもりだったけど、
いざ始めてみたら怖くなって
嫌になった、
ソリで遊んでいる子をみたら
スキーよりもソリが
したくなった、
眠くってスキーする
気分じゃなくなった、
いろんな可能性はあります。
「どうしたかったのか教えて。」
と娘ちゃんの言い分を
聞いてあげて
ほしかったです。
そこで、つたない言葉でも
教えてくれたなら、
「教えてくれてありがとう。
できなかった理由が
わかったよ。
教えてくれたからチョコ
あげようね。」
と、そこで肯定して
あげて欲しかったです。
すると、娘ちゃんも約束通り
できなかったことは
申し訳なかったな、
と素直に受け入れる気持ちに
なれるし、
次は約束を守れるように
自分ができない時はできない、
と言葉で伝えようという気持ち
が育ちます。
また、ブーツが履き掛けで
履き叫び出した時のことは、
「履かせて!」
という言葉だけに反応したから
うまくいかなかったのです。
この時の娘ちゃんの気持ちは、
「ママ、ごめんなさい!
ご機嫌なおして!
笑って!」
という叫びにしか聞こえません。
だから、お姉ちゃんが
妹ちゃんの言葉に反応して
履かせてくれたとしても
気持ちはおさまらないのです。
こんなちょっとした
親子のイライラバトルが
吃音には影響します。
楽しいお出かけ、
楽しい親子の想い出づくりに
困った時の発コミュ対応を
マスターされているママが
多くなることを願います。