吃音の発症率は
どこの国で調べても
5〜8%と変わりません。
「なんでうちの子が吃音?」
と思われた方も多いと
思いますが、
「なんでうちの子達
2人とも吃音?
3人とも吃音?」
と思われているご家庭も
あるのです。
今日は、
3人きょうだいの内、
一番上の
小学4年生のお兄ちゃんと、
末っ子の
3才年少さんの弟くんの
吃音を、
ママがお家で
まとめてよくした
7ヶ月の記録を
Sさんがまとめてくださったので
一部ご紹介します。
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はじめの個別相談で、
次男は1ヶ月ほどで、
長男は5〜7ヶ月ほどで
効果が現れると
先生がおっしゃられた通り、
レクチャー1を
受講後、3週間ほどしてから
次男の吃音は落ち着き、
そこからは小さな波は
あるものの、
肯定の声かけと、
講座で教わった
どもりにくくする話し方で
落ち着かせることが
できるようになりました。
長男については、
発症してから6年が
経過しているし、
難発も随伴症状も
出ていて、
どもらないように
工夫をするのが
自然なことのように
なっていたので、
本当に5ヶ月や
7ヶ月で
よくなるのかな?
と半信半疑でやっていました。
それが、
5ヶ月を過ぎ、
6ヶ月に近づいた頃だったと
思います。
そう言えば、
難発出てない、
手で隠れて
リズムとってない、
って思うことが増えていって、
7ヶ月たった今は、
1日2〜3回
どもることはありますが、
私が気づく程度で、
吃音を知らない人には
わからないだろうな〜、
というところまで
落ち着いています。
ところが、うちの場合、
講座を始めて
一番苦戦したのは、
吃音のない長女だったと
思います。
つい、吃音のある
長男と次男ばかりに
一生懸命になってしまい、
吃音のない長女への
対応がいい加減に
なっていました。
「ママは2人のことが好きで、
私のことは
好きじゃないんでしょ!
生まれてきてほしく
なかったんでしょ!」
というセリフまで
言わせてしまい
しばらくショックでいました。
先生に、
「吃音のある子だけじゃなく、
きょうだいまとめて、
主人もまとめて
対応するんですよ」
って言われていたのに、
全然できていませんでした。
これまで長女は、
3人きょうだいの仲でも、
一番育てやすくて
いい子だったので、
「娘は大丈夫」
ってどこかで甘える
気持ちがあったのだと
思います。
吃音のある2人に
早く成果をだしたい!
と必死になるばかりに、
長女を傷つけてしまった!
と後悔しました。
後半は長女との
信頼関係回復の日々でしたが、
「長女との信頼関係が
回復した頃に、
長男くんの吃音も
落ち着いてくるかもね」
と言われたのが
まさにその通りに
なったことには驚きました。
最初から先生の話を
しっかり聞いて、
まじめにやっておけばよかった〜!
って思うばかりの7ヶ月でしたが、
私たち、親子でかなり
成長しましたよね?
本当にありがとう
ございました。
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Sさんは、
フルタイムワーカーで、
平日はワンオペで
3人のお子さんの育児をされている
超多忙な方です。
お子さん2人の吃音を
よくするために、
専門家のところに2人を
別々に通わせる余裕はない、
また、
長男くんの経過をみて
症状が改善しないどころか、
外では自分の気持ちを
言えなくなってきている
事実から、
次男くんまで
吃音を長引かせては
いけないと、
自分がお家で
2人まとめて吃音をよくする!
と受講を決意されました。
吃音は脳を良い方向に
発達させれば
みんなよくなっていきます。
けれども、
その子だけに
特別な対応しても
良くならないことがあります。
それは、
家族のメンタルや健康、
関係性などを気にしてしまう
繊細なタイプの
吃音×発達凸凹キッズたちです。
吃音は、
その子が暮らす、
お家の人全員が
穏やかに過ごし、
お家が丸っと
安心できる環境に
なることが大事とよく言われます。
娘ちゃんの
衝撃的なセリフに
Sさんも一時、動揺されましたが、
子どもが発する
言葉の字面に
反応してはいけません。
子ども達は本能的に
どんな言葉が、
親の関心を惹きつけるか
わかって発言することがあります。
親にとって、
一番ショックな言葉を言って、
兄や弟のように
私も注目されたい!
もっと褒めてもらいたい!
と言ってるだけなので、
その通りにしてあげれば
いいんです!
Sさんは、
それを7ヶ月間やり切りました!
ママが変われば
子どもは変わります!
家族みんなが笑顔になると
吃音はス〜っと落ち着きます。
子どものうちに吃音をよくして、
子ども達の脳から
どもることへの不安を
忘れさせて、
大人まで吃音の悩みを
持ち越す人を0にしましょう!