みなさん、こんな経験は
ありませんか?
出勤したら、
職場の上司が
朝から機嫌が悪い。
朝のミーティングで
発言しなければいけないのだけど、
上司の顔をみていると、
何か怒られるんじゃないかと思って
声が震える。
これがもし、
あなたに吃音があったら
どうなるか?
上司が怒っているのは
全然関係ないことかもしれないけど
吃音のある人は、
上司の機嫌を感じとった瞬間から
不安に感じ、どもりやすくなります。
これが実は家庭内でも
起こるんです。
朝、起きたらパパかママの
機嫌が悪かった。
自分のことで怒っているんじゃない、
とわかっていても、
パパやママの感情を読み取ってしまうと
漠然とした不安に襲われて
吃音という形ででてきて
しまう、、、。
吃音のある人は、
家でも学校でも職場でも
こんな体験をしています。
誰かが怒ったり、
悲しんだり、
痛がっている空気空間に
触れているだけで、
吃音が悪化する
ということがあるのです。
子どもの機嫌をとる、
という意味ではなく、
仕事など外のイライラは
お家に持ち込まない配慮が
必要です。
我が家の夫は、
仕事でイライラすると
家庭内に持ち込む癖がありました。
愚痴を言いたいだけなので、
「そっか、そっか、大変だったね」
と大人は聞き流せばいいのですが、
娘はそうもいきません。
もともと声の大きい夫の声が
さらに大きくなって
愚痴を言い出すと、
明らかに娘は怯え出すのでした。
ですが、夫はそれに
気づきません。
なぜならカッカカッカ
しているからです(笑)。
娘が一語一語どもるように
なっても、
自分のせいだとも
気づきません。
イライラ怒っている人に
そんなことを話しても
また一層怒り出すだけなので、
当時は私もどのように
夫をなだめるか苦労しました。
そこで、子育てにも応用できる
今日の一ヒントです!
人にある行動をやめてほしい時、
つい「〜しないで」
と言ってしまいがちですが、
それだと否定されたように
受け取られて、
素直に聞き入れてもらえません。
そんな時は代わりに
とってほしい具体的な
対応をまず伝えておきます。
「吃音って
周りの人がニコニコ
穏やかでいると
よくなるんだって!
仕事大変だと思うけど、
お家ではご機嫌でいてね!」
こんな風に言ったからと
いってすぐに変わる訳は
ありません。
そこは承知の上で
伝えておきます。
ここからが大事!
この話をしたあとに、
我が子とニコニコ
過ごしている瞬間をみたら、
「さっきは穏やかに
対応してくれてありがとう。
今日はおかげで、
吃音落ち着いてるよね!」
と伝えます。
何が具体的によかったのか、
を伝えられると、
人間は、次もその行動を
取ろうという意識が
働くようになります。
おうちにイライラ
空気を持ち込む人がいたら、
ぜひ、お試しくださいね。