今日は中学3年生の女の子から
嬉しい報告がきたので、
みなさんにご紹介させて
ください♡
この子はアニメが大好きで
声優さんに憧れている子です。
声優という仕事に興味はあるけど、
私には吃音があるから…
と壁にぶつかっていました。
「吃音はどもるかどうか
気にしなければ
自然とどもらなくなるよ」、
なんて言っても
気にしている子には
通用しません。
彼女と好きなアニメの
どこがどのように好きか、
憧れの声優さんの
どんなところが好きで
どんなところに憧れるのか、
そんな会話をしていきました。
もちろんDMなので、
口でのやりとりはしていません。
DMの中では彼女は自由に
話ができます。
盛り上がったところで、
「この会話が会って
話しているとしたら
どもってると思う?」
と尋ねたら、
「どうだろう?わからない。」
という回答でした。
夢中になって話している時は、
どもるかどうかなんて考えずに
話すからどもりにくくなること、
あなたの脳は
どもらず流暢に話せる
ネットワークが発達してきている
年齢だから、
好きなことを思いっきり
語ってみるといいですよ。
とだけ、伝えました。
そんなやりとりをした
彼女から久々に連絡が!!
ーーーーーー
(吃音を)気にしないって
難しいです。
なかなかうまくできなくて
やっぱりだめかな、
って思ってたんですが、
今日、初めて話した子が
アニメの話をしてきて、
好きな声優の話で盛り上がったら、
全然どもっていなかったんです。
その時は気がついてなかったけど、
途中から
「あれ?どもってない。」
って気がついたんです。
いつも、どもったらどうしよう?
って思ってたのに、
その時はそれを考えてなかったんです。
つきこ先生の言ってたことが
これか!ってわかりました。
初めて話した子だったけど
嬉しくなってそのことを
思わず話してしまったんです。
今まで吃音のことを
誰にも話したことがなかったのに、
今日はなぜか話すこともできました。
私には吃音があるんだけど、
あなたとしゃべってると
全然どもらない!
嬉しい!感動!って。
そうしたらその子も
一緒に喜んでくれて、
その後もどもってないんです。
このままどもらないでいられますか?
私の吃音よくなりますかね?
ーーーーーー
う・れ・し・い〜〜〜〜!
そのお友達とは
運命の出会いだったのかも
しれませんが、
彼女にとって人生の転機になる
貴重な成功体験となりました♡
その後もどもっていないという
状況がいつまで続くかわかりません。
何かのきっかけでぶり返して
くる可能性は大いにあります。
ですが、この体験を思い出して
どもらないように工夫をすることを
やめられるようになれば、
次第にどもる頻度は減っていき、
成功体験が積み上がっていきます。
この件で何を伝えたいか
というと、
どもらないように工夫を教えるよりも、
好きなことを夢中に話して
どもることへの不安や恐怖心を
自然と感じさせないようにすることの方が
吃音を克服する上では
よっぽど効果がある、
ということです。
正しいよりも楽しい!
吃音にまじめに向き合わなくて
いいんです!
きれいな言葉を使わなくてもいい。
上手に話せなくてもいい。
その子が好きなことを自由に語り、
それを自分の脳に聞かせて、
脳を刺激できる人になれば
吃音って克服できるんです!
この3連休は、ぜひ、
お子さんの好きなことをして、
好きなことをたくさん語らせて、
脳を発達させてください!
吃音がよくなる土台を育てましょう!