敢えて表現力と言っている意味はコレ!表現力を育てて吃音をよくする!

吃音が良くなる3つの条件の
一つ、表現力
言葉の力のことです。

なぜ、言葉の力と言わず、
敢えて表現力
と言っている
かというと、

単に言葉をたくさん知っていて、
文法を理解していれば
吃音を克服するかというと
そうではないからです。

こんなお子さんいませんか?

・言葉を話し出すのが
 速かった。

・おしゃべり大好きで
 ず〜っとしゃべっている。

・大人顔負けの口をきく。

こんなお子さんを見ると、
「あの子は言葉の発達が
速いですね。」
と言われがちなのですが、
よ〜く観察すると、

言葉は発達しているかも
しれないけど、
人とやり取りをするための
ツールとして、
言葉が十分に発達していない、
というとケースがあります。

どういうことかというと、

・自分の好きなことばっかり
 話していて、
 相手と会話が噛み合っていない

・たくさん喋っている割には、
 「いつ、誰が、どこで」、
 など重要な情報が抜けていて
 何が言いたいのかわからない。

などのことがあり、
想いが通じた、
共感されたという成功体験が
少ないお子さんです。

このタイプのお子さんは、

「なんでわかって
 くれないんだよ!」

と相手を責めていることが
多いです。

なぜなら、このタイプの子は
自分の話がちゃんと
伝わるものになっているか、

自分で聞きながら話す、
ということができないからです。

私たちは、
言葉を話している時、
自分の話したことを
耳で聞き、

相手のリアクションや
表情をみて、
きちんと伝わっているか、

というのを確認ながらし
話しています。

このタイプのお子さんは、
注意力や一度に処理できる
情報量に課題があり、

それできずにトラブルを
起こしてしまうことわけです

これは自然の力で
だんだんよくなっていく
というのにはかなりの時間を
要することだからです。

そして、小学校低学年頃には
様々なトラブルを起こしやすい
といのも特徴です。

授業中、先生の言葉に
反応して勝手に話してしまう。

お友達との会話で
すれ違いが多く、
言った/言わないの
トラブルや、

「やめてほしい」と
言われたことを
うっかり受け流してしまって

お友達が嫌がることを
繰り返してしまうなどの
トラブルを起こします。

家族とも友達とも
会話がすれ違うことがあり、

そのような経験が増えると
コミュニケーションに自信を
失っていきます。

そうなると吃音も
改善しにくくなってくるので、
表現力を育ててあげたい
ほしいんです。

私が言う表現力とは何か、
というと、

・自分の気持ちや感情を
 自由に表現できる

・相手の気持ちや考えも
 しっかり聞いて、
 自分も相手も気持ちが楽になる

コミュニケーションのことです。

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