妹が産まれて吃音が悪化した5歳の娘が吃音も心も落ち着かせたママの神対応

吃音
下の子のお世話をしていると上の子が怒るなど困った行動に悩んでいませんか?私は下の子を出産後、吃音×繊細な5歳娘の困った行動と吃音悪化に焦りました。そこで、今回私が実践して困りごとが解決した3つの対応についてご紹介します!

繊細で吃音のある5歳の長女が妹が産まれた後に吃音が悪化

長女は妹が産まれたことをとても喜んでいました。もともとお世話好きなこともあり、妹の面倒を見てくれる優しいお姉ちゃん。
 
 
けれどしばらくすると長女は
「2階に上がるから着いてきて」
「お母さんじゃないと嫌!
「妹なんかいなくなっちゃえばいいのに!」
など言うようになってしまいました。
 
 
その言葉に対して私は、
「なんで1人で行けないの?」
「今忙しいから、あとでね」
「なんでそんなこと言うの?本当にそんなこと思っているの?」
と言ってしまっていました。
 
 
  
 
 
そんな中、私が妹のお世話をしていると、私や妹を叩いたり怒って物を投げたりし、それを注意すると長女は泣くようになりました。不安定になっていく長女は、吃音も悪化していきました。
 
 
これはまずい!なんとかしないと!そう思うけれど、妹のお世話をしないといけない場面も多々ありどうすればいいか悩みました。
 
 
そこで、妹のお世話時間に長女を巻き込み、肯定の言葉をかけていくと以前のような優しいお姉ちゃんに戻り、吃音も落ち着きました
 
 

ママは子どもの困った行動に注目するのではなく理由を探ることが重要!

子供の癇癪や、人を叩くなどの困った行動には必ず理由があります。では今回のケースの理由はなんでしょうか?
 
 
それは「寂しさ」や「不安」です。
 
 
今まで親の愛情を一心に受けてきた子どもの当たり前が下の子が産まれたことで崩れてしまい、「あれ?もしかして私が一番じゃないのかも?」 と親への信頼が揺らぎ、繊細な子どもの不安がどんどん加速していきました。
 
 
 
 
私たちはつい行動ばかりに目が行きがちですが、理由はどうなのか、本質はどうか見極め、早めに対処していくことは吃音を悪化させないためにも重要になっていきます。
 
 

忙しいママが幼い弟・妹のお世話時間を確保しながらでもできる吃音×繊細な子の対応3選!

上の子を優先させたい!だけど結局下の子のお世話に時間をとられちゃう‥そんな状況のママでもできる♪下の子のお世話をしつつ、繊細なお子さんの自信もアップさせ吃音をよくしていくとっておきの方法があります!
 
 

ママが女優になりきって下の子のお世話に巻き込んでいく

例えば おむつ替えの時、
「お尻ふきがない〜💦(名前を呼んで)どこか知ってる?」
お着替えさせる時、「今日はどっちの服がいいと思う?」など
声かけをして、積極的にお世話に巻き込みましょう
 
 
大好きなママとの共同作業は寂しさや疎外感を感じにくくします。
 
 
また、頼られると子どもの貢献欲求が育ちます。貢献欲求とは、『誰かの役に立ちたい、喜んでもらいたいと思う気持ち』です。つまり、貢献欲求が育つと相手を気遣う気持ちが育ち優しいお兄ちゃんお姉ちゃんになります。
 
 

お世話してくれている時はこまめに肯定の声かけをする

お世話中は肯定するポイントがたくさん!ママが肯定の声かけをこまめにしてあげると自信がつき、行動力がアップします。
 
 
 
 
例えば
「さすが!ご飯あげるの上手〜!」
「お着替え手伝ってくれてありがとう」
「選んでくれた服可愛いね、センスある〜!」  など
 
 
ポイントはお世話の最後ではなく、合間でこまめに肯定の声かけをすることです。
 
 
お世話してもらうことが目的ではなく、ママと一緒にすること、肯定して自信をつけさせることが目的だということを忘れないようにしましょう。
 
 

お世話してくれた内容をポジティブな言葉でアウトプット

自分の行動が周りを笑顔にさせている、喜んでもらえていることをママが言葉で話してあげると、倍増してポジティブな情報が脳に届き、お子さんの自信が育ちます。
 
 
例えば
下の子にご飯をあげてくれている最中)ニコニコだね。〇〇ちゃんのこと大好きなんだね!」 「〇〇ちゃんにズボン履かせてもらって嬉しそうだね!」など
 
 
 
 
ポジティブな言葉をかけられると、「私ってすごいかも!」「私はなんでもできちゃう!」と子ども自身もポジティブ思考になります。
 
 
すると、吃音の子どもはどもっても気にならなくなり吃音はよくなります。
 
 
今回ご紹介したものは下の子のお世話をしている最中にできるので、
忙しいママでもできるものばかりです。
 
 
下の子が産まれて上の子が不安定になり吃音が悪化したかな?と思っているママは、
そのままにせず早めの対応で吃音も繊細さも落ち着かせましょう
 
 
執筆者:藤野ゆっこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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