ママが
忙しく家事をしている時に、
吃音のある子から
呼び止められて、
「パ・パ・パ・パパが、
おーーーーー風呂に、
は、は、は、は、
入ってたから…」
と一生懸命話してくれるのを
イライラしながら
我慢して聞いていることって
ないですか?
「どもっている時は
最後まで黙って話を聞く」、
というのが吃音対応の
スタンダードです。
ですが、
これを続けていても
決して吃音がよくなる
わけではなく、
このつかみどころのない
話し方が改善されることも
ありません。
なぜなら、
話に時間がかかって
イライラするのは、
実は、どもっていること
だけが
原因ではないからです!
そう!
原因は、この子の
会話力にあるのです!
この子、というのは
私の娘のことですが、
この話には、
こんな続きがありました。
「パ・パ・パ・パパの
電話が、な・な・な・
鳴ってたんだけど、
ど・ど・ど・ど・ど・
どーーーーーーー
したらいいかな?」
と、鳴り終わった
スマホを持ってきたのです。
「それを先に言ってよ!」
という会話の順番なので、
話すのに時間がかかるし、
聞く側もイライラして
しまうのです。
本来なら、
「パパのスマホ鳴ってる!
今、パパお風呂入ってるけど、
どうしよう?」
と結論から相談したいことを
言ってくれれば
スムーズなのですが、
娘の脳はその順番で
働きません。
ネガティブ思考や
失敗を恐れるタイプの子の脳は、
パパの電話が鳴っているのを
発見した瞬間、
「もしも…」
のパターンをいくつも
考え始めて行動が止まります。
・お風呂にスマホを持って行っていいのか、
・持って行ったら怒られるのか、
・持っていかなかったら怒られるのか、
・一応、電話があったことを伝えたらいいのか、、、、
などなど考えることが先になって、
行動を決断する思考に
進まないからです。
つまり、
説明が苦手な子の中には、
思考の癖が背景にある、
ということです。
こういうお子さんは
思考の癖を整えて、
思考力を高めてあげると
会話がスムーズになり、
どもりにくくなって
吃音がよくなっていきます。
じゃ、どうやって
思考力を高めていくのか?
というと、
ママの会話の癖を変える
ことから始めます。
%LAST_NAME%さんは、
こんな話し方をしたこと
ありませんか?
寝かしつけの時間が
迫ってきた頃に
パパにこんな言い方をしたとします。
ーーーーーー
(子どもの)春物の服が
小さくなってるから
新しいお洋服買わないと
いけないんだけど、、、
職場の〇〇さんから
お古をもらった箱が
あるんだよね、、、。
あの中から、
いくつ着れる服があるか
先に探したいんだけど、
週末まで時間がないから、
今、寝かしつけしている間に
パパ見といてくれない?」
ーーーーーーー
・長い!
・結論見えない!
・こちらの都合は聞かないスタンス!
・何かさせられる予感ばっかり!
・なんかイライラしてくる!
相手が逃れられない理由を
先に並べて、
結論を最後に言って
行動させる順番なのですが、
例え、
パパが行動してくれたとしても
イライラしながらしていたり、
渋々しているということに
なりがちです。
この会話のパターンを
お子さんにもしていると、
お子さんの
思考力、
会話力、
行動力
は伸びず、吃音も改善
していきません。
だから、
ママが会話のパターンを
変えていきます。
子ども達は、
大人の会話を聞いて、
言葉を学習していきます。
ママの会話の癖が
子どもの会話の癖になります。
その癖が、
思考を明快にさせ、
真似したくなるような
話し方だったら?
子ども達の
思考力、会話力、行動力を
同時に伸ばし、
吃音を改善していくことができます!