実は私は、
娘が吃音を発症するまでは、
・バイリンガルに育てよう!
・ダンスを教えてスタイルの
いい子に育てよう!
なんてことを考えて英才教育
することばかり考えていました。
しかし、
吃音を発症してから、
英語教育は封印。
ダンスを教えようなんて考えもなくなり、
私の願いはただただひたすら
「吃音よくなって〜〜〜〜!」
だけになりました。
娘の将来が不安になって
夢を描けなくなっていたんですね。
娘と話すと無意識のうちに
吃音の症状を分析してしまう…。
それだけ娘の吃音の症状は
ひどくなっていました。
吃音を発症して2年目に
入った4歳の頃、
難発(ブロック)が悪化し、
腕をブンブン振りながら
顔をひきつらせ、
一言発するにも10秒近く
かかることがありました。
保育園に迎えにいくと
会話の出だしだけではなく、
「わ・わ・わ・わたしが、
ト・ト・ト〜イレに
い・い・いったの。
そ・そ・そ・そ〜したら…」
と一語一語どもっていて、
話の内容が全然入ってこない><
吃音を気にしないように、
ということを
私ができていませんでした。
吃音に囚われ、
惑わされた子育てをしていたのは
私だったんです。
かわいい娘のはずなのに、
全然子育てを楽しめない。
楽しもうとお出かけしてみるけど
いつも吃音のことが気になって
心から楽しめない。
こんな子育てヤダ!
こんなはずじゃなかったのに!
という思いで、思いっきり
笑ったことがない時期でした。
そんな苦い時期を
経験したからこそ、
今、吃音の子を育てている
ママにも、その当事者の子どもにも
吃音に惑わされて欲しくない
と思っています。
おそらく誰よりも
吃音を治したい!という
想いが強いと自負していますが、
その想いは一旦置いておいて、
私達の見方を変えて
いってほしいと思っています。
子どものいいところを引き上げて、
脳を発達させて自信を育てます。
自信がついた子は、
好奇心を発揮して好きなことに
挑戦するようになります。
挑戦する子は、
自分の得意な脳を
発達させていきます。
次第に隠れた才能が
開花して親が手解きしなくても
勝手に得意を伸ばしていく子に
なります。
吃音体質だからと言って
あきらめることは何もないんです。
好きなことを思いっきり楽しんで、
強くてしなやかな心を育てた子は、
吃音に惑わされなくなります。
すると、勝手に吃音の方から
離れていきます。
子育てのゴールは、
吃音をよくすることではない!
子どもに人生を生き抜く力を
授けることです。
ここにフォーカスするから
吃音がよくなっていきます!