吃音とは

吃音(きつおん・どもり)とは>

 

おしゃべりが増えてくる

2〜4才頃はどの子でも

たどたどしい話し方をします。

 

その可愛らしいおしゃべりは、

言葉の発達と共に徐々に

なくなっていき、

いつの間にかなめらかに

話せるようになっていきますが、

 

「言葉が増えてきたな〜」

と思っていたら、

 

たどたどしさが

悪化して聞こえるようになり、

 

以下のような症状がみられるものを

発達性吃音と呼びます。

 

<症状>

◉「お・お・お・おはよう」
 (繰り返し/連発)
◉「おーーーはよう」
 (引き伸ばし/伸発)
◉「・・(声が詰まる)・・
  ・・・・・おはよう」
 (ブロック/難発)
◉ブロックの時に
手足や頭、顔の筋肉など
体の一部が動いてしまう
(随伴症状)

 

<発症年齢>

2〜5歳が多い。
小学校から発症する子もいる。

 

<原因>

まだはっきり解明されていない。
遺伝的要素が強いと考えられている。

*育て方や心の病ではない。

 

<割合>

発症率は、幼児期で8%。
その70%が改善し、
30%に吃音が残る(人口の1%)
というデータがある。

*この発症率は国や言語に
 差がほとんどない。

 

<吃音の特徴>

吃音は、本人が吃音を自覚して、

「どもりたくない!」

 

と話し方を工夫し始めると、

悪化していくという特徴があります。

 

「なめらかに話したい!」

と思って

 

・どもらないように頑張る!

・どもらないために努力する!

 

ということが逆効果になり、

努力すればするほど

報われないという辛い言語障害です。

 

<治療法>

一般的に幼児〜小学校低学年の

子どもの場合、

「環境調整法」が勧められます。

 

周囲の人がゆったりと

楽な話し方をして、

 

話し方は気にせず、

話の内容に注意するようにしていきます。

 

園などで吃音へのからかいなどがあれば、

どもる話し方が子どもたちの中で

自然に受け入れられるように整えます。

 

子どもを変えるというよりも

大人や周囲の環境を整えて

 

どもることを気にさせず

どもっても楽に話をして

吃音を緩和させていきます。

 

それでよくなる子もいますが、

よくならなかった場合は、

 

小学校中学年頃から、

 

・どもりにくい話し方の練習

・どもりながらも楽に話す練習

・わざとどもって楽に話す練習

・吃音のとらえ方の指導

 

などをする場合があります。

 

それなりに効果はありますが、

まだまだ子どもの脳は未熟なので、

 

必要な場面でこの手技を

使いこなしたり、

自分の気持ちを切り替えることが難しく、

 

なかなか実践場面で

効果を発揮できない子もいます。

 

青年期に入ると、

さらに心理的影響が複雑に

なってくるため、

 

話し方に注目することが

吃音悪化の原因だということを

本人に理解してもらい、

 

どもっても話し方の工夫をせずに

話す練習をしていきます。

 

 

<発コミュと吃音>

吃音は脳が発達する成長期に

症状が強く出ますが、

 

脳が発達してくる

小学校低学年頃には、

次第に症状が軽減していきます。

 

ところが、

どもることが嫌で

どもらないための工夫を重ね、

不自然な話し方が習慣となると、

 

成長してからも吃音の症状から

抜けられなくなってしまいます。

 

吃音を大人に持ち越した場合は、

 

「どもることは悪くない

 どもってもいいから

 楽に話しましょう」

 

と吃音に対する認識を変えるための

訓練をします。

 

何年もかけて考え方の癖を変え、

どもらなくしていきます。

 

学校や仕事を休んで

病院や施設に通うのは大変です。

続けられず治療を断念する方もいます。

 

ですから、

吃音がたくさんでる子どもの時期に

 

いかに吃音に対して、

ネガティブな印象を持たせないかが

大事になります。

 

発コミュは、もともと

失敗を重ね、自信を失ってしまう

発達障害グレーゾーンのお子さん

のためにつくられた子育てメソッドです。

 

ママの声かけで、

子どもの自信とやる気を育て、

 

隠れた才能を開花させて

「自分っていけてる!」

と子ども自身が自分で自分を

肯定的に受けとめられるように

していきます。

 

このメソッドを活用することによって、

吃音も自分もポジティブに

とらえられるようにすることで、

自然に吃音を緩和していきます。

 

発コミュで育てられたお子さんは

できることが増え、

好きなことを楽しみ、

才能を開花させている子が

たくさんいます。

 

吃音キッズも吃音を克服して、

自分の人生のど真ん中を

歩けるようにしていきます!

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