1.生活リズムを整えるには集中力がカギ!
コロナの影響で、休校になったりオンライン授業に切り替わっているおウチも多いのではないでしょうか?
お子さんが、おウチで過ごす時間が増えると、ママのイライラもMAX!になってしまいますよね。
今回は、この休校中の親子バトルを減らし子どもの生活リズムを整えるおウチ時間の過ごし方についてお届けします!
お子さんはどうしてダラダラするのでしょうか?
実はあまり知られていないですがやる気が低下する意外な原因、それは…
集中力の不足です。
集中力が不足していると
・指示を聞かない
・なかなか動かない
・取り組み始めてもすぐ飽きる
・切り替えができない
・ダラダラする
こんな様子につながっていきます。
皆さんは、お子さんのどんな様子にイライラしていますか?
行動力をのばす1つのカギが「集中力」なのですが…
発達のご相談を受けていると集中力を伸ばす接し方を誤解している人が多い!
凸凹キッズの集中力は、ただ「長い時間」やらせても、ただ「完璧に」やらせようとしても残念ながら育ちません。
一筋縄ではいきません…。
その理由は、ずばり、発達の特性とからんでいるから!
注意散漫なタイプのお子さんも、過集中で切り替えが苦手なお子さんも、発達の特性として集中のスイッチのON・OFFに課題があるので、行動にも影響してしまうんです。
2.集中力がのびないNG対応チェック
今回は、うっかりやっている集中力がのびないNG対応チェックにトライしましょう!
7つの質問にYESかNOで答えYESの数をチェックしてくださいね。
Q1.苦手なことからテコ入れしたい
例えば、苦手な科目を重点的に勉強させる、テストの点が悪かったら何度もやり直しをさせる、など。
Q2. つい余計な一言を言ってしまう
例えば、背中を押すつもりで「次回もがんばりなさいよ」などのプレッシャーをかけてしまっている、など。
Q3. 完璧を求めてしまう
「テストは80点取りなさい」「時間通りに全ての勉強を終わらせなさい!」と言ってしまう
Q4. 理想を押し付けてしまう
例えば、「高学年だからこれくらいはできてほしい」「これができないと大人になれない」などと言ってしまう
Q5.他の子どもと比較してしまう
例えば、「A君は塾で頑張って勉強している」「Bちゃんは成績がいいらしい」だからあなたもがんばりなさい、などと言ってしまう
Q6.してやってる感を出してしまう
「あなたのために塾のお金を払っているんだから…」「あなたのためを思って言っている」などと、思ったり言ったりしている
Q7.なんでも親が決めてしまう
「これからやりなさい!」「やり方が間違ってるわよ、こうやりなさい」などとあれこれ先回りしすぎている
さて、YESはいくつありましたか?
●YESが2〜3個あった方
→高学年を迎えたお子さんが前向きに動ける子になるために今までと少し視点を変えてお子さんとの接し方をかえることをオススメします!
今のタイミングでしっかり対応してあげられれば、凸凹があっても進級・進学先で環境が変わってもがんばるチカラが育ちます。
●YESが4〜7個あった方
→凸凹キッズにあった子育ての視点を大至急ゲットしましょう!今のままでは「言っても言ってもやらない」状態が続きます。
親子関係の悪化や二次障害のリスクが高まります。
お子さんの得意・苦手を把握して「伸ばしポイント」を決めましょう。
3.今の時期は親も子もがんばり過ぎない!
チェックリストで「YES」が多かった方も、難しく考えずにうっかりやっているNG対応をひっくりかえしてやり方を変えるところからスタートするだけでOKです!
今の期間は凸凹キッズの特性を理解しながら
ママもがんばりすぎない、
子どもも辛くならない、
そんな方法で凸凹キッズの集中力の育て方のヒントを知って、休校&オンライン授業期間を生活リズム作りの時間に活用してみてください。
お母さんの接し方1つで子どもの行動は変わっていきます。
親子バトルを手放してお子さんの生活リズムを整える声かけにシフトしましょうね。
思春期から成長するチカラ、実行機能(指令を統括するチカラ)と集中力も深い関係があるので、小学校高学年くらいまでに集中力を育ててあげられると良いですね。
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
休校期間中も、親子関係が良好でいられる秘訣がわかります!メルマガ登録はこちら▼