1、一人じゃ何もなできない小学生が外へ遊びに行く時とっても不安!
ひとりで遊びに行ける年齢なのに、いつまでも「お母さんついてきて!」と言われてうんざり…
そんなお母さんいませんか?
現在小4の息子は昨年まで、友達と遊ぶ約束をしてきても、ひとりで約束の場所に行くことができませんでした。
いつも、「お母さんついてきて」と言うのです。
小1、小2のときは、何かトラブルや危険なことがあった時に対応するため必ず付き添っていましたが、小3ともなると親が付き添っているお友達はいないのです。
息子本人も、親がついてきて恥ずかしいという気持ちより、安心の方が強かったのだと思います。
しかし、いざ公園などの待ち合わせ場所に行くと、付き添っている私はそっちのけで友達と楽しそうに遊んでいるのです。
私はここにいる必要はあるのかと疑問に思うこともありました。
また、習い事に行ったときも必ず近くで待っていないといけませんでした。
たまたまトイレで席を外したり、母の姿が見えなったりすると、すぐに泣いていました。とにかく近くで見ていないといけなかったのです。
こんな姿を見て、うちの息子はなんて怖がりなんだろうと、不安を煽るような言葉をかけていました。
「なんで一人で行けないの?」
「お母さんがついてきているお友達はいないよ」
「ひとりでいける年齢になったよね」
などと言って、私は息子を無理やりひとりで行かせようとしました。
また、息子はもともと落ち着きのない子でしたが、突然飛び出したり、癇癪をおこすことはほとんどありませんでした。
発表会や参観日に行っても、集団での生活に違和感を覚えたこともなかったのです。
息子の様子に異変がみられ、私がもしかして息子に何か困りごとが隠れているのかもと思うようになったのは小3からでした。
学校からの電話で私は耳を疑いました。
立ち歩く、廊下に寝そべる、感情のコントロールができなくて上靴を投げるなどの行動を学校で起こすようになったのです。
学校でうまく立ち回れなくなったのが夏休み前でもあり、夏休み中にはどうにかならないか、どうにかしてやりたい、と気持ちが焦ってしました。
急いで病院を探し、サードオピニオンまで駆け巡りましたが、もちろん発達検査はすぐには受けられず数ヶ月先まで待ち。
そんな中、発達障害と診断されないけど困りごとがある「グレーゾーン」という言葉をインターネットで見つけました。
それが発達科学コミュニケーション(発コミュ)との出会いでした。
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2、発コミュに出会ってわかったこと
うちの息子は、発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンで不安が強い小4男子です。発コミュに出会い、ADHD傾向の息子には不安を持ち合わせた特性があることがわかりました。
息子の不安な気持ちは、脳の特性からくるものでした。
ADHDの特性である切り替えの難しさが、不安な気持ちから目を逸らすことができないという特徴があります。
ADHDの特徴である、落ち着きがない、なくしものや忘れ物が多いと言う型にはまったことだけではなかったのです。
また、先のことを見通すことが苦手であるため、これから何が起こるかわからないという不安も抱えているのです。
このように、さまざまな特性が絡まり合っていることを知りました。
お友達が来てくれるかな?
待ち合わせ時間になっても友達が来なかったらどうしよう?
お友達がいなかった時にどうしたらいいのかわからない。
そんな不安を感じていたのだと思います。
実際、お母さんそっちのけで楽しく遊べていたのは、公園にお友達がいたとういう安心からくることだったのです。
それなのに私は不安のある子に、なんて言葉をかけていたのでしょう。
私のしていたことは、さらに不安にさせていたということに気がついたのです。
子どもの自立を奪っていたのは私の言葉でした。
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3、ひとりで出かけられるようになった息子にかけた言葉とは?
不安になりやすい特性がわかったことで、まず子どもへの対応の仕方を変えました。
◆スキンシップを多めにとる
朝起きたときは、手と足のマッサージをしたり、抱っこやおんぶの要求にこたえたり、大好きだよと言いながらハグなど、たくさん肌が触れ合うスキンシップを増やしたりしました。そうすることで、子どもが安心感を持てます。
◆できている事だけに注目する
「パジャマ脱いだんだね」
「宿題始めたんだね」
と、できていることに注目して声をかけました。何をしたのか、何ができたのかを言葉にしてしっかり伝えます。
◆笑顔で、ゆっくり、やさしい声で声をかける
脳は、恐怖や不安などの感情の処理が早いのです。ですから、子どもに声をかけるときは笑顔で、優しい声で、ゆっくり話しかけることで、指示が通りやすくなり、できることが増えるため自信につながります。
この3つを意識したのです。
それを続けているとある日の朝、「行ってきまーす」と言って
あっさりと習い事にひとりで出かけて行ったのです。
正直、驚きました。
ついてきてと言わずに行けたのです。
ひとりで出かけることができなかった息子は、ひとりで行動できることが少しずつ増えて、自信をつけてきていることに間違いないのです。
できた時には、ひとりで行けたね、無事に帰ってきたね、おかえり、と伝えることでさらに自信につながっているようです。
いかがでしたか?発達障害ADHDグレーゾーンの子どもも、安心することで行動を増やすことができ、自立につながりますよ。
大きくなってもスキンシップをぜひ増やしてみてください!スキンシップを取ることで、不安な気持ちが減り、気持ちを安定させる効果があります。
ママもリラックスの効果が得られますよ。
笑顔で、できていることに注目することも忘れずに。
執筆者:三浦由記子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)