興味に”偏り”があるアスペルガータイプの子に新しいことへ挑戦させるコツ

こちらの記事でも

元々は行動力があった子が
不登校になって
一気に無気力になった…

シリーズをお届けします。

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元々行動力があるタイプとしては

ADHDグレーさんや
アスペルガータイプのお子さん
(今はASDに含まれます)

が代表的です。

前回は、ADHDグレーっ子の
対応についてお話ししました。
 ↓
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今日は、アスペルガータイプ
のお子さん(今はASDに入ります)
についてお話しします。

アスペルガータイプ(ASD)の
お子さんの「魅力」は

興味をもったテーマについては
調べたり体験したりするのが得意!
(これが行動力に直結)

興味を持ったことに対しての
探究心が強いから深めていく。

自分が納得すれば
計画的に動くことができる。

特定分野に集中して
計画的に探究する
行動を起こせる

そんな強みをもっています。

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ですが、その一方で、
こんな理由から
「行動のブレーキ」が
かかりやすい一面もあります。

1)自分の興味が満たされるかどうか
でやることやらないことを決めがち。

例えば、戦国時代の武将に
深い興味のあるお子さんは
社会の授業は好き!

興味をもったら
自分でどんどん調べることも
できちゃいます。

だけどそうすると
先生や友達が話す内容を
物足りなく感じてしまい

「学校の授業面白くない」
「先生の話きいても意味がない」
などとなってしまいやすい。

「みんなと同じ」ことを
「みんなと同じペース」で
学ぶのが合わないと感じてしまいます。

本当は、興味のあることなら
ずば抜けた力を発揮できるにも
かかわらず…です。

2)苦手なことには
脳のエンジンがかかりにくい。

特定の分野で、そんなに知識を
得ることができるなら
他のこともできるんじゃないの?

と思ってしまいますよね…
ですが違うんです。

行動を司る脳の働きをみると

興味のあることには
脳を上手に使うのですが

興味のないことや
理解ができない指示には

行動を司る脳が
大きな負担を感じてしまい
動けなくなってしまうのです。

3)不安の強さ・こだわりの強さ

いつも決まった行動のほうが
安心して行動できます。

だから、慣れないこと新しいことは
「予測不能な不安なこと」と
捉えてしまい

脳にストレスがかかり
「これはやらない方がいい」
と判断してしまうのです。

自分でコントロールできること
予測できることを好みがちです。

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ではそんなお子さんのために
家でできることは何でしょうか?

1)好きなことで成功体験を
たくさん積ませてあげましょう。

好きなことなら
積極的に調べることが
できる子です!

だからたくさん調べさせて
あげましょう。

そして、お子さんの行動を
しっかり肯定してあげましょう。

「スマホで調べるのが早いね」

「文献を探し出すのが上手いね。
 どこから調べてきたの」

「こんな情報お母さん知らなかった
 どうやって辿りついたの?
 関連づけて調べるのが上手だね」

「こうやってまとめるんだ〜。
 わかりやすいね」などなど

こんなふうに
具体的に言葉にして
あげてください!

そのうえで…↓

2)その”強み”を生かして
ちょっと面倒なことにも

トライさせてみる!

たとえば、進路選びを例に
考えてみましょう。

もともと体験したことのない
「未来」のことなんて
考えるのが苦手なタイプ。

なので、「学校見学どうするか
しらべてみてね」なんて伝えても

それは「興味のないこと」「不安なこと」
だから、アクションが起きにくいのが
当たり前です。

そこで、発動するのが
1)のステップで使った
肯定の声かけ、です。

「ねえ、あなたさ、⚫⚫を調べる時
 スマホでめっちゃ早く調べてたね〜。

 あなたなら、5分もあれば、
 1つ調べられそうだと思うけど
 やってみない?」

「お母さんがやったら
 こんな情報がでてきたんだけど
 (お手本を見せる)

 あなたの方が
 もっと詳しく調べられると
 思うんだよね!」

「ママが調べるから
 まとめるのは、まとめが得意な
 あなたにお願いしていいかしら?」

などなど。

好きなことで発揮した能力を
しっかり言語化して
肯定しておいてあげるから

それを、別の場面で「応用」して
行動を引き出してあげることができます。

ぜひ、お子さんの興味のあることから
お子さんの”強み”を発見して
あげてくださいね。

それが、新しいことに挑戦させて
あげる時の行動のスイッチになります。

今日はここまでです。

 

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