コミュニケーション力は 集団の中に入るだけでは 育たない!?

今日のテーマは

コミュニケーション力は
集団の中に入るだけでは
育たない!

です。

学校が合わないお子さんのための
進路選びのお話を
シリーズでお届けしています。

せっかく進学をして
新しい環境でがんばろう!
と思っても

コミュニケーションのつまずきの
課題をそのままにしてしまうと

「友達とうまくいかない」
「いつもひとりぼっち」
「教室に居場所がない」

こんな状況から
学校を休みがちになる
思春期のお子さんは多いんです。

コミュニケーションは
集団に入れば
上手になるものではありません。

なぜなら
「どうやったらうまくいくか
 わからない」から。

だから集団に飛び込ませる前に
やってあげたいのが

「コミュニケーションの
 成功体験」です。

コミュニケーションの体得には
1対1でキャッチボールが
うまくいった…と感じる
体験が必要です。

「こう伝えたら、わかってもらえた」

「相手の話がわかった!」

「こうやったら会話が続いた」

こんな体験ですね!

しかもこれを誰とやるか?

一番安心できる、一番信頼できる、
ママ(や家族)とやるのが
おすすめです。

話がとっちらかっちゃうタイプの
お子さんも

自分の気持ちを言うことに
戸惑いを感じるお子さんも

つまずいても大丈夫、と
トライ&エラーをしながら

待ってもらえた、
聞いてもらえた、
わかってもらえた、

の練習ができるのは
安心できる相手だからです。

こうやって、お家の中で
コミュニケーションの
成功体験を積んで、はじめて、

外で人と関わることに
臆せずトライできるように
なっていくのです。

コミュニケーションは
「集団」で磨くのではなく
「1対1」で磨く。

これが集団でコミュニケーションの
不安を抱える子の、発達支援の
セオリーです^^

だけど、それも、案外難しい。

私の体験談をお話しすると

うちの息子は
とにかく空気を読まない子で
友達とのすれ違いも多い子でした。

説明を聞いても
何をいってるかわからずに
私もヤキモキ・・・

次第にイライラして
「もっとわかりやすく説明して!」
と怒ってしまう、

息子もいつまでたっても
説明が上手にならない、

そんなループに陥っていたんです。

そんな私が変えたのは
この2つ。

何を言ってるか分からなくても
「話してくれてありがとう」

→受け止めてもらえる安心感づくり

(立派な成功体験づくりです)

2つ目は、追加インタビュー

何を言ってるのか
おおよその検討がついたら

不足している情報を
上手に引き出して

話題を整理して
繋いで

「なるほど!
 社会の授業で戦艦の話が出て
 今日は楽しい授業だったんだね」

と答えてあげます。

どんなにわかりにくい
話し方をしていても
否定はしません。

「こういうことなんだね」
と一言返してあげる。

→それによって、子どもは
「そうやって伝えればいいんだ」
を学んでいきます。

注意したり指摘したりして
自信を失わせるのではなく

こうやればいいよ
を親子のやり取りの中で
学ばせてあげましょう。

そんなふうに、
コミュニケーション力を
伸ばしてあげることができれば

集団でのストレスも
ぐーんと軽くなっていきます。

一方で、やはり
コミュニケーションや
環境の問題は

合う合わないは
ある程度あります。

自分の「好み」がある
グレーっ子だったらなおさらです。

例えばワイワイ賑やかな
会話が毎日繰り広げられる
教室で

過敏で繊細な子が
毎日過ごさなければいけない

となれば、それは
ストレスは高まってしまいます。

勢いのあることの会話に
圧倒されて、辛くなることも。

ちょっと難しい専門的なことを
理路整然と語りたいタイプの
お子さんは

自分と知識・話題が合う人が
いないと「学校なんてつまらねえ」
となりやすいです。

そんなタイプのお子さんは
知的好奇心を満たす
カリキュラムがある学校を
検討してみるのも、1つですね。

以前ご相談にいらした方で

「入ってみたら体育会系の
 校風の学校で…

 熱い雰囲気が
 うちの子には
 合わなかったみたいです」

といった体験談を
お話しくださった方が
いらっしゃいました。

コミュニケーションスキルは
最大限の伸ばして
可能性を広げつつ、

お子さんが過ごしやすい
環境選択も考えてみる、

こんな2軸で
進路準備をしてみては
いかがでしょうか?

今日はここまでです。

次回は
勉強の苦手がある
不登校キッズは
進路選びどうすればいい?

をお伝えする予定です。

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