家にいても毎日同じことしかしない…そこから行動を広げるにはどうしたらいい?

 

今日のテーマは

不登校になった発達グレーさんの
行動の幅が広がらない理由と
うっかりやりがちなNG対応とは?

です。

どうして行動の幅を広げることが
大切なのか?については
バックナンバーをご覧ください^^

不登校Kidsの行動力を引き上げる「ママの提案力」

3592812_s.jpg

「うちの子、提案しても、
全く乗ってきてくれません!」
と悩んでいる時は

いきなりハードルが高いことを
提案していないか?

チェックしてみましょう。

不登校になった発達凸凹さんが
「狭い世界での行動」にこだわる
理由がわかれば

何から挑戦させたらいいか
目標設定がガラッとかわりますよ!

<「狭い世界での行動」にこだわる理由>

1)予測できないことに不安を感じるから

2) 新しいことを処理するのに
   負荷がかかりすぎてしまう

       ワーキングメモリが弱い、 
       柔軟性が弱い、お子さんに
   多く見られます。

3) 感覚的に心地よいと感じる行動を
       繰り返したくなる

       感覚過敏や感覚鈍麻のある
       お子さんに見られます。

などなど、いくつかの理由があって
行動パターンを変えるのは

お子さんにとって
負荷が高いし
面倒なこと、なのです。

加えて、不登校になって、
日常的に活動量が落ちていると
脳のエンジンをかけるのに
時間がかかるので

大人が「これくらいならできるでしょ」
と感じることでも
抵抗感を示してやらなくなってしまうんです。

4916754_s.jpg

「うちの子、提案しても、
全くのってきてくれません!」
と感じるなら…

行動を段階的に増やす

をトライしてみてください。

ポイント3つ!お話しします。

その1)
いつもやっていることで
バリエーションを増やす

例えば

「不登校になって
お風呂掃除だけはやってもらってるけど
それ以外はやらないんです」と言う場合。

うっかりNG対応は
”全然違うこと”を
手伝わせようとする、です。

どうしたらいいかというと

お風呂掃除の延長で
バリエーションを増やす
声かけ
をしてみてください。

 

例えば今までは
バスタブだけを洗っていた…
のだとしたら。
 ↓
鏡を磨く

とか

シャンプーの
詰め替えをお願いする

とか

「慣れている場所」
「慣れていること」で
少しの変化を加えて
あげてみてください^^

その2)
お手本を見せてあげる
(極力楽しそうに…)

想像ができないことは
「面倒なこと」
「怖いこと」
脳が処理します。

なので、お母さんがやって見せて
「それならできそう!」の
感情をつくってあげましょう。

最初のうちは
一緒にやってみるのもいいですね。

 

その3)
指示をして動いてくれても
動いてくれなくても
同じトーンで同じ内容を
繰り返して伝えてみる!

パステルジャンプには

行動の声かけ
10分の1の法則

というのがあります^^

10回提案して
1回動いてくれれば
OKと思いましょう、ということ。

さらにさらに!
たとえ10回目に動いたとしても
肯定をしてあげることをお忘れなく^^

肯定された行動は
脳に定着しやすいです。

それを繰り返せば
子どもの脳に行動が
少しずつ定着していきます^^

そうすれば
だんだん言う回数を減らしても
動けるようになりますよ^^

3492956_s.jpg


お子さんの
行動のエンジンがかからない時は

目標設定(これならできるだろう)を
見誤っていることが多いんです。

上手に、「動けるポイント」を
見つけていきましょう。

行動力が育つステップは

安心できることで
行動のバリエーションを増やしてあげる
 ↓
自分にもできることが増えてきた
(と認識する)
 ↓
ちょっと抵抗感があることにも
行動を起こし始める

この順番です^^

急がば回れでトライしてみてくださいね!

タイトルとURLをコピーしました