今日のテーマは 不登校になった発達グレーさんの
行動の幅が広がらない理由と
うっかりやりがちなNG対応とは? です。
どうして行動の幅を広げることが
バックナンバーをご覧ください^^
↓
不登校Kidsの行動力を引き上げる「ママの提案力」
「うちの子、提案しても、
全く乗ってきてくれません!」
と悩んでいる時は
いきなりハードルが高いことを
提案していないか?
をチェックしてみましょう。
不登校になった発達凸凹さんが
「狭い世界での行動」にこだわる
理由がわかれば
何から挑戦させたらいいかの
目標設定がガラッとかわりますよ!
<「狭い世界での行動」にこだわる理由>
1)予測できないことに不安を感じるから
2) 新しいことを処理するのに
負荷がかかりすぎてしまう
ワーキングメモリが弱い、
柔軟性が弱い、お子さんに
多く見られます。
3) 感覚的に心地よいと感じる行動を
繰り返したくなる
感覚過敏や感覚鈍麻のある
お子さんに見られます。
などなど、いくつかの理由があって
行動パターンを変えるのは
お子さんにとって
負荷が高いし
面倒なこと、なのです。
加えて、不登校になって、
日常的に活動量が落ちていると
脳のエンジンをかけるのに
時間がかかるので
大人が「これくらいならできるでしょ」
と感じることでも
抵抗感を示してやらなくなってしまうんです。
「うちの子、提案しても、
全くのってきてくれません!」
と感じるなら…
行動を段階的に増やす
をトライしてみてください。
ポイント3つ!お話しします。
その1)
いつもやっていることで
バリエーションを増やす
例えば
「不登校になって
お風呂掃除だけはやってもらってるけど
それ以外はやらないんです」と言う場合。
うっかりNG対応は
”全然違うこと”を
手伝わせようとする、です。
どうしたらいいかというと
お風呂掃除の延長で
バリエーションを増やす声かけ
をしてみてください。
例えば今までは
バスタブだけを洗っていた…
のだとしたら。
↓
鏡を磨く
とか
シャンプーの
詰め替えをお願いする
とか
「慣れている場所」
「慣れていること」で
少しの変化を加えて
あげてみてください^^
その2)
お手本を見せてあげる
(極力楽しそうに…)
想像ができないことは
「面倒なこと」
「怖いこと」と
脳が処理します。
なので、お母さんがやって見せて
「それならできそう!」の
感情をつくってあげましょう。
最初のうちは
一緒にやってみるのもいいですね。
その3)
指示をして動いてくれても
動いてくれなくても
同じトーンで同じ内容を
繰り返して伝えてみる!
パステルジャンプには
行動の声かけ
10分の1の法則
というのがあります^^
10回提案して
1回動いてくれれば
OKと思いましょう、ということ。
さらにさらに!
たとえ10回目に動いたとしても
肯定をしてあげることをお忘れなく^^
肯定された行動は
脳に定着しやすいです。
それを繰り返せば
子どもの脳に行動が
少しずつ定着していきます^^
そうすれば
だんだん言う回数を減らしても
動けるようになりますよ^^
お子さんの
行動のエンジンがかからない時は
目標設定(これならできるだろう)を
見誤っていることが多いんです。
上手に、「動けるポイント」を
見つけていきましょう。
行動力が育つステップは
安心できることで
行動のバリエーションを増やしてあげる
↓
自分にもできることが増えてきた
(と認識する)
↓
ちょっと抵抗感があることにも
行動を起こし始める
この順番です^^
急がば回れでトライしてみてくださいね!