幼稚園バスが来ると泣くようになった年中の息子
「今日も泣いちゃった・・」
「なんで急に?」
年中の私の息子は少し繊細なところがあります。
私が幼稚園の役員になり、一緒に登園する日が増えた頃から、私と離れる際、泣くことが多くなってしまいました。
一緒に行く日は朝嬉しそうにしているのに、幼稚園に着いて私と離れる時間になると、泣き出してしまうことが何度かありました。
当初は日によって登園方法が変わることが息子を不安にさせているのかと思い、
毎回バスで登園するようにやり方を変えたのですが、 段々とバスで登園する日も泣くようになってしまいました。

更に、朝の着替えも進みが遅くなっていました。
「着替えようね」と声をかけても動かない。
何度も言ううちに私の口調が強くなる。
すると息子は泣き出し、結局私が手伝う毎日。
バスが来ると、泣きながら先生に引き渡す状態でした。
「以前はできていたのに」どうして急に幼稚園バスで泣くようになったのか分からず、不安でいっぱいでした。
「また怒っちゃった…」を今日で手放す。
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なぜ繊細な子は急に登園しぶりが起きるのか
繊細な子どもは、五感(音や味覚、服の肌触り等)の過敏さ、周囲の状況へ過度に合わせようとするなどの特性を持っています。
そのため環境の変化に敏感に反応し、不安やストレスを感じやすい傾向があります。
息子の場合、同時期に
・毎日給食になった
・幼稚園の活動の中心が「お遊戯会」から「マラソン大会」に変わった
という変化がありました。
どちらも息子にとっては少し苦手なこと。
そこに、登園方法の変化が重なりました。
繊細な子どもは、こうした小さな変化を強く感じ取り、状況に合わせなければと頑張りすぎてしまいます。
「給食全部食べないと」
「しんどいけど、マラソン全部走らないと」
「もう年中なんだから泣かないようにしないと」

心理学では、安心できる存在と離れるときの不安を「分離不安」と呼びます。
環境の変化が重なり、不安が大きすぎて、安心できる存在=母親との母子分離不安を引き起こしていたのです。
息子はきっと、
・ママと離れるのが寂しい
・泣いてしまう自分も嫌
・だけど気持ちの整理ができない
そんな状態だったのだと思います。
「わざと動かない」のではなく、不安で動けなくなっていたのです。
まずは安心を取り戻すことが先でした。
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幼稚園バスで泣かなくなった2つの関わり方
私は、関わり方を2つ変えました。
できていることだけを見る
できていないことは言わない。
やったことだけを言葉にして伝えていきました。
朝なら、
「パジャマ脱いだね」
「朝ごはん食べられたね」
「帽子かぶったね」
帰宅後も、
「手を洗ったね」
「自分でおやつ持ってきたね」

小さな“できた”を積み重ねました。
これは、子どもの自己効力感(自分はできると思える力)を育てる関わりです。
自分で「できた」と認識できる回数が増えると、不安よりも自信が少しずつ上回っていきます。
泣いたときは気持ちを言語化する
バスの前で泣いたときは、すぐに言いました。
「離れるの寂しいね」
「泣いても大丈夫だよ」
否定せず、励ましすぎず、ただ受け止める。
すると、泣く回数が少しずつ減り始めました。気持ちを代わりに言葉にしてもらうことで、
「ママと離れることが寂しい」
「寂しいときは泣いてもいい」
と子どもの心は整理されます。
1か月後に起きた変化
変化はゆっくりでした。
それでも1か月後、息子は自分から着替えを始める日が増えました。
そして着替え終わると、自分から「着替えたよ!」と得意顔で教えてくれるように。
そしてある朝。幼稚園バスに、泣かずに乗れたのです。
さらに、1週間後には笑顔で手を振って出発しました。

あんなに毎朝泣いていたのに。私はその姿を見て、はっきり分かりました。
この子はできなかったんじゃない。変化に順応しようとしすぎて、不安になっていただけなんだ、と。
環境の変化に敏感で、頑張りすぎてしまう繊細なお子さんには、応援や励ましよりも、まずは毎日の肯定の声かけで自信をつけてあげることが大切です。
そして感情があふれて泣いたときには、否定せず受け止める安心の声かけを。
もし今、毎朝泣いているなら、それは「弱い子」「できない子」のサインではありません。
それだけ頑張っている証かもしれません。
安心できる声かけを積み重ねていけば、子どもはきっと、自分のタイミングで前に進み出しますよ。
執筆者:吉澤ゆうこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)


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