お手伝い、親子で楽しんでますか?
子どもが小さいころからお手伝いを色々させてきましたが、息子が思春期でイライラしてることが増えたときに、ふと思ったことがあります。
毎回のようにママが声掛けして、子どもが渋々お手伝いする。その様子を見てイライラ…。
いったいお手伝いは、親子にとって意味はあるのだろうか?
みなさんのおうちはどうでしょうか?親子で楽しくお手伝いできていますか?
私には発達障害グレーゾーンの高1の息子がいます。
子どもが小さいころのお手伝いは、一緒にチャレンジしたり子どもの成長がよく分かるので、お手伝いを親子で楽しんでいました。
しかし成長とともに、指示通りに動いてくれなかったり、不器用さが目についてしまい、出来てない!私がやった方が早い!と日々イライラしてました。
その後私は子どもの発達について学び始め、そもそも「お手伝い」の本来の意味を理解してなかった!と気づいたのです。
私の対応が、子どもに「お手伝い」は嫌で面倒なことと思わせてしまっていたのです。
「お手伝い」の本当の意義をようやく知りました
本来「お手伝い」は、子どもが将来自立して生活ができるための大切なトレーニングであり、子どもの脳の様々なエリアを発達させてくれるものなのです。
ただ家事を分担するためではないのです。
自分の家事がはかどらずにイライラしていた私も、子どものスキルアップのためというはっきりとした目的が分かり、根気強く見守れるようになりました。
発達障害やグレーゾーンの子は、思春期になると勉強や対人面などでの苦手感を強め、不器用さや力加減の苦手から、お友達トラブルになるケースもあります。
皮膚感覚のエリアが弱く、力加減がコントロールできずにお友達を強くたたいてしまうなど、トラブルも出やすくなります。
不安にもなりやすく、自己評価が低くなる傾向があります。
手先の不器用さがあると、自分が思うように作業出来ないことを、周りと比較してイライラすることも増えます。
不器用な子どもにはママが視点を変える!
勉強と部活など忙しい子どもにとって、お手伝いは、無駄で面倒!しかも親の指示はとにかく嫌になり、反抗的な態度になりますよね。
そこで不器用な思春期の子には、今までと視点を変えて、ママがコミュニケーションをとることが効果的です!
力加減をコントロールできたら、友達とのトラブルが減り、不器用さが薄まれば子ども自身のイライラも減ります。
また私だけでなくおそらく多くのママが願うであろう、子どもの自己肯定感、興味関心、コミュニケーション力を高めることが、「家事のお手伝い」で叶ったら、そんな嬉しいことはありませんよね。
例えば中学生の将来を考えたときに、早ければ数年後には、自立する場面になるのです。そのときに慌てないように今から親子で備えましょう!
家事のお手伝いは数多くあり、じゃあどんなお手伝いをさせればいいの?と迷われますよね。
私のオススメを紹介します!
思春期の子どもにおススメしたいお手伝いはこれ!
まずは簡単な家事のお手伝いから始め、徐々にレベルアップしていくことが大切です。
不器用な子は力の調節が苦手なので、時間がかかったり失敗も多いですが、”自立のため”と視点を変え、見守り、応援するママになりきって進めましょう。
忙しい子どものお手伝い
忙しく時間のない子どもへのオススメはゴミ出しと郵便物取りです。登下校時にでき、時間をかけずについでに出来るお手伝いです。
レベルアップは新聞を束ねたり、ゴミの分別となります。
思考力アップのお手伝い
食事のときに飲み物の準備とごはんをよそうお手伝いです。
まずは自分の分からスタートし、レベルアップは家族全員の分まで。それぞれの飲食できそうな量を考えるので、相手のことを考える力、聞いたりするためコミュニケーション力アップにもなります。
力の調整力アップのお手伝い
コップだけ洗う、3合のお米をはかるお手伝いです。どちらも雑に扱えない物で、思考力も鍛えるお手伝いです。
レベルアップはお皿洗いやお米とぎして炊飯器で炊くことになります。
それぞれ2つずつお手伝いを挙げましたが、そこにも意味があります。
思春期の子どもに効果的な提案方法で、2択にして子ども自身が選ぶ!システムです。自分に決定権があれば、やる気にもつながるんです。
我が家の息子は不器用さの困りごとはあまり気にならなくなり、ゴミ出しに関しては私より詳しくなってます。
お手伝いの最後は「できたね!」「ありがと、助かる!」「うまくなってるね」などのママや家族の肯定の声掛けで次のお手伝いにつなげていきましょう(^^)
執筆者:古沢たまよ
(New Mammyアンバサダー★)
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