発達障害の中学生が「幼い」と焦るママへ。脳を成長させる「怒らない」対応とは

発達障害・グレーゾーンの中学生が幼い原因は脳の「失敗記憶」かも?脳科学に基づき「成功体験」を上書きして「怒らない脳」を育てる対応法を解説。指示待ちの子が自分から動き出す、今日からできるママの接し方のコツを具体的にお伝えします。

「なんで今やるの!?」中学生になっても続く幼さに、将来が不安になっていませんか?

発達障害・グレーゾーンのお子さんを持つお母さん、中学生になった我が子を見て「実年齢よりもなんだか幼い気がする…」と、ふと不安になることはありませんか?

例えば、学校から帰ってきた子どもが、リビングでテレビに夢中になっている背中。

手にはジュースの入ったグラス。

「気をつけてね」と言おうとした矢先、画面に集中しすぎて手元がおろそかになり、バシャッ…。

幼児や小学校低学年なら、「まだ小さいから仕方ない」「可愛いな」と思えるかもしれません。

ですが、目の前にいるのは中学生の我が子です。

「なんで今、そんなことをするの!?」
「それよりも、先にやることがあるでしょう?」

そんな言葉が喉まで出かかり、いや、もう我慢できずに厳しく言ってしまっているかもしれません。

家庭内での悩みは、これだけではありませんよね。

カッとなった時、すぐに幼児のような暴言を吐いてしまう。

中学生なのに、身だしなみを自分で整えられない。

その場の空気が読めず、場違いな発言をしてしまう。

「もう高学年を超えて中学生なのに、まだこんなこともできないの?」
「このまま大人になったら、この子はどうなってしまうんだろう…」

そんな「幼く見える行動」を目の当たりにするたび、お母さんの心には焦りが募ります。

だからこそ、歳相応にできるようにさせたい!と思い、「あれして!」「これして!」と、子どもとの会話が指示ばかりになっていませんか?

私もかつては同じ悩みを抱えていました。

できないことを減らしたい一心で、必死に指示を出し続けていたのです。

でも、不思議なことに、言えば言うほど子どもは動かなくなりませんか?

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指示出しでは「脳のエンジン」はかからない! 必要なのは「記憶の上書き」です

なぜ、毎日こんなに一生懸命「指示」をしているのに、中学生の我が子は動かないのでしょうか?

実は、これには脳科学的な明確な理由があるのです。

結論からお伝えすると、「これ、できていないよ」という指摘では、子どもの脳のエンジンはかからないからです。

私たち大人は、できないことをできるようにさせたいという親心から、つい欠点を指摘して修正しようとします。

しかし、発達障害やグレーゾーンの特性を持つ思春期男子の脳内は、これまでのうまくいかなかった経験や怒られた経験によって、「失敗体験の記憶」がたくさん詰まった状態になっています。

この状態で「またできていない」と指摘されることは、脳にとってアクセルではなくブレーキにしかなりません。

「どうせ自分はできない」「また怒られる」 そんな思考が先回りし、「どうしようかな」と自分で考えて動く意欲そのものを奪ってしまうのです。

では、どうすれば彼らの脳は動き出すのでしょうか?

それは、「成功体験の記憶」によって、脳内の失敗の記憶を上書きしてあげることです。

子どもの脳のエンジンがかかるのは、「これできた!」という達成感を感じたときだけです。

「褒める育児」という言葉がありますが、本当に大切なのは単に褒めることではなく、脳に「成功体験」を刻み込み、自己肯定感を育てることなのです。

反抗期が重なる中学生相手に、そんなことできるの?と思われるかもしれません。

ですが、脳の仕組みを利用すれば、日々の生活の中で確実に「怒らない脳」を育て、幼さを成長へと変えていくことができます。

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今日からできる! 幼さを成長に変える「2つの成功体験」アプローチ

中学生のお子さんの脳をグンと成長させるために、お母さんが今日からできる「成功体験のポイント」はたったの2つです。

特別なイベントは必要ありません。

日々の会話を少し変えるだけで、お子さんの脳は変わり始めます。

「できていないこと」はスルーし、「できていること」だけを言葉にする

親という生き物は、悲しいくらいに「子どものできていないところ」を見つける天才です。

ですが、今日からはその「否定の注目」を封印し、「肯定の注目」に切り替えましょう。

例えば、学校から帰ってきたお子さん。

「宿題はまだ手つかずだけれど、食べたお菓子のゴミはゴミ箱に捨てていた」という場面。

これまでの対応:
「またお菓子食べて! 先に宿題やりなさいって言ったでしょ!」

これからの対応:
「あ、ゴミ捨ててくれたのね〜。ありがとう!」

宿題をしていないこと(定着させたくない行動)は、あえてスルーします。

その代わり、当たり前のように見える「ゴミを捨てた」という行動(定着させたい行動)を見逃さずに言葉にします。

さらに「ありがとう」と感謝を伝えることで、子どもの承認欲求が満たされ、「自分は役に立った」「これは正解なんだ」という小さな成功体験が脳に刻まれます。

結果を待たずに「動き始めた瞬間」を褒める

2つ目のポイントは、タイミングです。

多くの親御さんは、宿題が「全部終わったら」褒めようとしています。

でも、それでは褒めるチャンスは1回しかありません。

今日からは、子どもが「動き始めたその瞬間」に声をかけてください。

宿題をやろうと机に向かった瞬間
教科書を開いた瞬間

すかさず、笑顔でこう言います。
「おっ! 今から始めるのね〜!」

ここでのポイントは、決して「ようやく始めるのね」といった皮肉を混ぜないこと(笑)。

純粋な驚きと喜びを伝えます。

机に向かったら「おっ!」と褒める。

1問解いたら「進んでるね!」と褒める。

こうして細かく実況中継するように声をかけていけば、宿題が終わるまでに何回「成功体験」を積ませてあげられるでしょうか?

結果が出るまで待つ必要はありません。

「やろうとした意欲」そのものを成功体験として脳にインプットしてあげるのです。

中学生になっても幼さが残るのは、それだけ伸びしろがあるという証拠でもあります。

「怒らない脳」を育てるコミュニケーションで、お子さんの脳にある成功体験のタンクを満タンにしてあげましょう。

そうすれば、指示待ちだったお子さんが、自分から「どうしようかな」と考えて動き出す日が必ず訪れます。

まずは今日の「ゴミ捨て」への「ありがとう」から、始めてみませんか?

執筆者:津森あかね
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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