発達障害・グレーゾーンの中学生の幼さをグンと成長させるママの対応とは

発達障害・グレーゾーンのお子さんに「中学生なんだからこれくらいやってよ…」と思うことありませんか?実年齢よりも幼く見える行動に、焦る気持ちからママが口うるさく言ってしまいがちです。幼さをグンと成長させるママの対応をお伝えします。

発達障害・グレーゾーンの中学生は幼い!?

子どもの行動を見ていると「なんで今これやるの!?」とか「それよりこっちの方が絶対いいと思うんだけど…」などと思うようなとき、ありませんか?

幼児や低学年の子どもであれば「経験」が少ないので、様々な選択を誤ることは想像できます。

ジュースを持ちながらテレビに夢中になって、気づいたらグラスが傾き、こぼれていた…なんてことも、幼い子どもであれば可愛げがあります。

ですが、高学年、中学生になっても同じようなことが続いていたら…。

ママが厳しく言ってしまいがちな場面です。

そんな普段の生活の他愛のない場面だけならばまだしも…

・カッとなってしまったとき、すぐ暴言が出てしまう。
・身だしなみを自分で整えられない。
・空気が読めない。

そんな様子を見て「もう高学年なのに、もう中学生なのに、まだこんなこともできていない…「幼く見える…」とママは焦ってしまいますよね。

歳相応にできるようにさせたい!と思い、口うるさく「あれして!これして!」と、子どもとの会話は指示ばかりになっていませんか?

ママが指示しつづけても中学生は動きません!

「あれして!これして!」とこれまでに指示をたくさんしつづけて、子どもはできるようになっていますか?

カッとなって、すぐにトラブルを起こす子に「手を出しちゃダメ!イラッとしても…」と対応策を伝えていても、結局同じことを繰り返してしまうのではないでしょうか。

できないことをできるようにさせたいから大人は指示をしてしまいますが、それでできるようになる凸凹っ子は少ないのです。

なぜならば、「これできていないよ」の声かけでは脳のエンジンがかからないからです。

脳のエンジンがかからないことには「どうしよっかな」と子どもが考えて動くことはありません。

子どものエンジンがかかるのは「これできた!」の成功体験ができたときです!

「褒める育児」なんて言われていますが、本当に大事なのは「褒めること」ではなく「成功体験をさせる」ことなんです!

うまくいかなかった経験・怒られた経験が多くなる思春期凸凹男子は脳の中に失敗体験の記憶がたくさん詰まった状態になっています。

だから成功体験の記憶をたくさん作って記憶の上書きをしてあげる必要があるんです!

発達障害の中学生がグンと成長するママの対応はこの2つ!

成功体験を積むということは、何か大層なことができたときだけではありません。

日々の生活の中で、小さな成功体験をたくさん積んでいくことが大事です!

反抗期が重なる中学生にも、成功体験の記憶を作っていくことはできるんですよ。

子どもの成長のために、ママが子どもに授ける成功体験のポイントは2つです!

◆できていることを言う

親というのは、子どものできていないところを見つけるのが得意なものです…。

ですが、それでは否定の注目が多くなってしまうのです。

ですから、その否定の注目をすぐさまやめて、肯定の注目を増やしていきます。

「宿題はしていないけど、食べたお菓子のゴミは捨てていた」

そんなときは「ゴミ捨ててくれたのね~ありがとう!」と、「ゴミを捨てる」という定着させたい行動を子どもに伝えていきます!

また「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えることで、子どもは承認欲求を満たすことができます。

定着させたくない行動、ここでは「宿題をしない」はスルーします。

否定の注目に値する行動は取り上げないようにします。

◆子どもが動き始めたらすぐに褒める

そしてもう1つ。

定着させたい行動や好ましい行動を子どもが起こしたら、すぐさま褒めます!

宿題を全部終えたら「よくやったね~!」と声をかけていませんか?

「宿題をやろうとした」その瞬間に「おっ!始めるのね~!」と笑顔で声をかけていきましょう!

「ようやく始めるのね」なんて皮肉は言わないでくださいね^ ^

宿題を終えたら褒めるだけでは、たった1回しか褒めるチャンスはありません。

だけど、取りかかるときに褒めて、机に向かってすぐ始めたとしたら「すぐ始めるのね~びっくり~」なんて言いながら褒めて、1問解いたら褒めて…

なんてやっていたら、宿題が終わるまでに何回褒められるでしょうか!

決して褒めることが大事なのではありません。

「できた!」という成功体験を積むことが大事なのです。

執筆者:津森あかね
(New Mammyアンバサダー★)

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