ADHDタイプの息子。片付けしない、やっても途中で癇癪を起こしてしまう…
ぽいっ。
食べたお菓子のゴミをその場で捨ててしまう息子…。
ぽいっ。
脱いだ服はそのままの形で置き去り…。
ぽいっ。
遊んでいた車のおもちゃと恐竜はぜーんぶそのまま放置…。
いつもシヒッチャカメッチャカのリビングです。
我が家の息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)です。
もともと面倒くさがりの息子は、ADHDの特性である衝動性や注意散漫がプラスされ、 お片付けができないんです。
「お片付けしてから次のおもちゃ出そうよ〜」
「うん!」
返事はとてもいいのですが、何度声をかけても、なかなか動き出せません。
「ママがお手伝いするから片付けよ?」
「わかった」
お?ついに行動できるか? 状況を確認し、フリーズする息子。
「ほら、動いて!キレイになったら気持ちいいよ!」
ひとつ、ふたつと車を拾ってカゴに入れ、お?いい流れか?と思ったら、またフリーズ。
一緒にやっている姉から、
「全然やってないじゃん!私だけやっててずるいよ!早くやって!」
こんな声がかかると、息子は過剰反応。
時には口喧嘩で止まらず、手が出てしまうこともあります。
娘から、 「ねぇママ、片付けしてキレイになったら、ご褒美ちょーだい。」
片付け=当たり前のこと
そんな風に思っていた私は、正直、ご褒美がないと片付けできなくなるのでは?
と乗り気ではなかったものの、それで動いてくれるならいいか…と思い直し、
「じゃあ、キレイになったらご褒美にアイス食べよう♪」 と提案。
その声に、大喜びの姉。
「やったー!めっちゃキレイにするね!一緒にがんばろ!」
息子も少しやる気を出してくれ、いい感じだと思った矢先…息子からの一言。
「やっぱり、今アイス食べたくないし、やらない。」
えーーーーーー。
なんで? ご褒美までつけたのに?うまくいかないなんて…。
一生懸命お片付けしてくれている姉はプンプン。
またまた口喧嘩が始まり、私のイライラもピーク。
最後には、
「もういい加減にして!そんな風に喧嘩するならもうやらなくていい!アイスもなし!」
怒ってしまう自分にもイライラする始末でした。
片付けが苦手な理由は脳の中にあった⁉
ADHDのお子さんが片付けできないのには理由があったんです。
それは、ADHDの脳の特性からきています。
・衝動性が強く、集中力がない。
→注意がすぐに外れてしまうため、途中で別のことが気になり、そっちへ行ってしまう
・曖昧な表現では理解できない。
→そもそも、”片付ける” って何すればいいのかわかっていない。
・視覚優位であるけれど、3Dに物をとらえることが苦手。
→平面でない部分の片付けや掃除をする時に混乱してしまう。
このようなことから、ただ、「片付けしてね」と言われただけでは行動できなかったということなのです。
そして、ADHDのお子さんは、脳の中までもが多動だと言われるほど、 脳の中が整理できていない。
脳がごちゃごちゃしていて整理ができていないのが日常の彼らにとって、片付けされていない状況は不快ではないのです。
だから、「片付けて、キレイになったら、気持ちいいよ〜」が理解できない。
片付けをやる理由にもピンとはきません。
さらに、その時に自分の興味のないものには惹かれない彼ら。
「キレイになったらアイスのご褒美」も興味のタイミングが合わなければやる気には繋がらないんです。
このADHDの特性を紐解いていくと、 なぜお子さんが片付けられなかったのか納得ですよね。
それでは、どうすれば片付けられるようになるのでしょうか。
就学前の今がオススメ!な理由
就学前の今のうちにお片付けができるようになっておくことを強くおすすめします。
なぜなら、小学生になると、自分の所持品が今より数倍多くなり、管理が大変になるからです。
1年生になるとたくさんの教科書やドリルをもらい、 毎日数枚のプリントを持ち帰ってくるようになります。
宿題、お手紙、学習プリント… 持ち物だってたくさんあります。
ノート、鉛筆、消しゴム、定規に下敷き…
学年が上がれば上がるほど準備物も増えていきます。
ADHDタイプのお子さんは不注意から無くしものもとても多いです。
それに加え、部屋の中に物が散乱した状態だと、
宿題がない!
あのプリントがない!
消しゴムがない!
といった具合に、本人もママも大変なことになる可能性が高いのです。
だから、就学前の今のうちに!
”片付けしない、できない”
を少しでも解決しておくことをおすすめします。
やることを簡単にして息子もママもWinWinのご褒美を用意♪
私が実践し、効果があった、
“自分からお片付けしたくなっちゃう仕掛け”を お伝えしますね!!
それは、この2つ。
①”お片付け”を分解して簡単にすること!
「お片付け」って具体的に何するのかをスモールステップで伝えるんです。
例えば、
「お片付けしてね」
↓↓↓
「車をこのカゴに集めてね!」
「ここからここまで拭いてね」など。
できたら、すぐに 「お!できたね!」 と褒めてあげてくださいね。
②ご褒美はお子さんの欲しいもの&自分にもラッキーなものに!
“喜ぶだろう”のご褒美ではなく、本人にとって、確実にご褒美になるものを選択するのがポイントです。
さらに私は… 欲張って、自分にもお得があるご褒美にしています♪
我が家の息子は野球が大好き!
息子の野球の練習に付き合うのですが、 疲れている時は正直億劫で…。
この野球の練習チケットをご褒美にしちゃいました!
1チケット=10分なので、惜しみなく手渡せる◎
このチケットを使うとママは疲れていても断れないというもので、息子にも私にもwin-winなご褒美なんです。
この制度で息子は楽しそうに、ドンドンお片付けしてくれるようになりました。
ぜひ、片付けられないADHDキッズにはこの2つの仕掛けを使ってみてくださいね!
執筆者:山田こはる
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
お子さんの困りごとでお悩みのママにおすすめ!育児で疲れたココロがちょっと楽になる♪
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