他の子はできるのになぜわが子だけ?
発達のゆっくりさや、できることの少なさなど、自分の子と他の子を比べて悩んでしまう。
頭では他の子と比較してはいけないとわかっていても、「わが子なりの成長」を喜ぶことができない。
こんなことで頭を抱えているママはいませんか?
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他の子と比較してしまう理由
自分の子が他の子よりできないことがあると、
「この子はこの先大丈夫か?」
と思ってしまいますよね。
自分の子も他の子と同じようにできてほしいと思ってしまう。
それは決して悪いことではありません。
それだけお子さんのことを大切に思っている、ということだからです。
自分の子だけ他の子と違うと、他のママなど周りの目も気になってしまう、という方もいるかもしれませんね。
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避難訓練での娘の姿…私も受け入れられませんでした
ママの気持ちはとてもよくわかります。
私もそうだったからです。
この記事では「避難訓練」を例にお話させていただきます。
娘は未満児のころ、避難訓練で泣いてしまい、先生に抱っこしてもらって避難しました。
年少さんになると、避難訓練で泣くことはなくなりました。
だけど他の子はみんな友達同士で手を繋いで避難する中、娘だけは先生と手を繋いで避難していました。
今思うと、泣かないで避難できるようになっただけでもすばらしいことです。
だけど私は先生からその報告をもらったとき、
「何で友達と手が繋げないの?」
と思ってしまいました。
そう、私も娘と友達を比較ばかりしてしまう、「わが子なりの成長」を喜んであげることができないママだったのです。
わが子の成長を認めてあげられない自分自身のことも、とても責めてしまっていました。
お子さんの年齢が上がったときに、自信を失わせないために…
過去の私のような、「他の子に追いつくように」という考えだと、ママもお子さんも苦しくなってしまいます。
パステルキッズはどうしても、他の子より苦手なことが多かったり、「苦手」の度合いも他の子より大きかったりするからです。
それでも、幼少期から「その子なりの成長を見守っていこう」という大らかな考えをママが持っていることで、お子さんもママもお互い幸せに過ごすことができます。
この先お子さんが成長して周りが見えるようになってくると、自分と友達を比較して自信をなくしてしまうこともあるかもしれないからです。
そんなとき、ママがその子なりの成長を認める声がけをしてくれることで、その子もとても救われるのではないでしょうか。
ママが一気に楽になる、◯◯の考え方とは?
他の子との比較をしないようにするためには、「スモールステップ」で考えていきましょう。
いきなり大きな目標を掲げるのではなく、「少し頑張れば達成できそうな小さな目標」に分解し、その目標を1つずつクリアしていくのです。
最初から高いところを望むより、それが目標達成のための一番の近道なのです。
小さい目標をちょこちょこ達成する方が、親御さんもお子さんを褒める機会が多くなり、お子さんに自信がつきやすいためです。
避難訓練の参加方法を例にすると、
①先生の抱っこで避難
②先生と手を繋いで避難
③友達と手を繋いで避難(事前予告あり)
④友達と手を繋いで避難(事前予告なし)
という形です。
①…例えお子さんが泣いたとしても、先生の抱っこだったとしても、「避難できた」ということが素晴らしいことなのです。
②…「先生の抱っこではなく手を繋いで(自分の足で歩いて)逃げられた」ということを褒めてあげられますね。
③…「友達と手を繋いで避難できた」ということは、他の子と同じ方法で参加できたということです。
これはもう花丸です!
④を目指すかどうかは、お子さんの希望を聞いたり、先生と相談したりしながら決めていってください。
お子さんの希望があれば、小学校高学年でも中学生になってからでも、事前予告をしてあげていいです。
大事なことはお子さんの年齢よりも、「お子さんがいかに安心して過ごせるか」だからです。
娘の場合は④にもトライしてみました!
本人の口から
「もう事前予告はいい」
と言ったこと、先生から見ても
「娘ちゃんは事前予告なしで大丈夫そう」
とお聞きできたことが理由です。
娘は①から④に行くまで、2年半くらいかかりました。
だけど何年かかってもいいし、友達とは比べなくていいのです。
あくまでもお子さんのペースでの成長を見守り、1つ段階をクリアできたらうんと褒めて自信をつけてあげてください。
不安の強いお子さんがより安心できる「事前予告」のしかたについては、こちらの記事に詳しく書いています!▼▼
執筆者:たちばな あずさ
(New Mammy★Schoolリサーチャー)
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