ADHDキッズの叱り方がわからないガミガミママ
私には注意欠陥多動性障害（ADHD）の子どもがいます。
子どものできないことやよくない言動に気付いたら、気づいたときに指摘するようにしていました。
それは、親として子どもの行動を正すこと。
将来、社会にでて自立して生きていくために必要なことを教えるということは子どもに対して、しなければならない親としての仕事の１つだと思っていました。
だから、できないことやよくない行動に対しては、厳しく注意して叱っていました。
しかし、いくら叱っても子どものできないことはできないまま…。
よくない言動は逆にひどくなるばかり…。
「前も言ったよね？」「何度言ったらわかるの！」と私の口をついて出てくる言葉は、さらにパワーを増して子どもの行動を厳しく指摘する言葉ばかりです。
変わらない行動にイライラと感情的になり、最後にはガミガミ言ってしまうというパターンになってしまっていました。
そして、「またガミガミしてしまった…」「子どもを叱りすぎてしまった…。」と自己嫌悪に陥る毎日でした。
思いどおりにならないと
人のせいにして怒る子どもに
必要な対応がわかります！
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ADHDキッズへのNGな叱り方を変えることで防げること
ADHDキッズは注意が続かなかったり、ワーキングメモリが弱いために行動習慣が身に付きにくい特性があります。
加えて、できない・怒られる経験が多いのでネガティブ感情から自己肯定感が低くなりやすいとも言われています。
もともと自己肯定感が低いADHDキッズの場合は叱り方に注意が必要です。
ガミガミ対応を続けていってしまうと、言葉に対する負の反応として反抗挑戦性障害、行為障害、不安障害、うつ病などの二次障害を招いてしまう原因になってしまうからです。
二次障害を招く前に、子どもの特性をお母さんが理解して子どもにあった声掛けをしていく必要があるのです。
怒らない脳を育てる
脳科学的アンガーマネジメント
でイライラがうまれなくなる方法がわかります
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ADHDキッズに褒めが効く理由は？
ADHDキッズの対応方法として「行動させて→褒める」方法があります。
ADHDキッズの朝起きてから、夜寝るまでの生活行動は、「行動させて→褒める」ほうが、従来のしつけの方法より圧倒的に早く習慣化していきます。
また、「行動させて→褒める」方法なら、お母さんも怒ったり感情的になったりする必要がないので、子どもとの時間が穏やかになります。
まずはできていることを褒めて自信をつけ、行動を促してまた褒めるという、ポジティブなサイクルを回していくことで生活習慣がどんどん身についていきます。
ADHDキッズへの「叱る」基準を決めた上手な諭し方３ステップ
「叱る」基準は「危険行為」「違反行為」の２つです。
・危険行為：自分や人を危険にさらす行為
・違反行為：倫理・道徳・法律に違反する行為
例えば、暴言を吐く、人を叩く・蹴る、家の中でボールを蹴る・投げるなどです。
叱る基準に触れることであれば躊躇なく叱ります。
その叱り方とは…、
上手な諭し方３ステップです！
①状況理解
話し出す前に笑顔で３秒待って、自分の行動の結果をよく見せます。
②言語化
「〇〇どうなってる？」など現状を聞きます。
現状を子ども本人に言語化させましょう。
③対応策
「そうだね。」 「じゃあ、どうしようか？」と対応を子どもに考えさせます。
そして、子どもに実行させます。
お母さんがガミガミしそうな行動を子どもがしたときは
深呼吸して一度判断基準を想い浮かべてみてください。
「叱る」基準に当てはまる行動でしたか？
もしも「叱る基準」に当てはまらない行動なら、お母さんは子どもから注目を取り去り、見て見ぬふりで子どもがどうするかを待ちます。
その行動が少しでも落ち着いたり、好ましい行動になったら 「やめれたね！」「始めたね！」など褒めましょう！
もしも「叱る」基準に当てはまる行動だったら…
上手な諭し方３ステップです！
「叱る」必要があったときにも、どのように伝えるのか？
子どもにベストな諭し方をママが判断できれば、子どもにガミガミ言ってしまうことも少なくなって脳の発達を加速させていくことができますよ。
執筆者：一宮えり
（発達科学コミュニケーショントレーナー）
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