指しゃぶりが治らない…発達障害幼児・小学生の悩みが解決する、ママの声がけポイントとは?

発達障害のお子さんの指しゃぶりがなかなか直らなくて悩んでいませんか?指しゃぶりには、発達障害やグレーゾーンの子が苦手としている、脳のあるエリアが影響しているかもしれません。お母さんの声がけのタイミングと方法が、指しゃぶりを克服する秘訣です!

指しゃぶりのせいで爪も伸びず、健診も辛かった、発達障害の娘の過去

指しゃぶりが治らない…発達障害・グレーゾーンのお子さんのママで、こんな悩みを抱えている方はいませんか?

ママ友に聞いたりネットで調べたりしても、あまりこれといった解決方法が見つからない…

実はこれ、過去の私です。

娘は発達障害、自閉症スペクトラム(ASD)の診断を受けていますが、4歳半くらいまでずっと指しゃぶりがなくなりませんでした

私の住んでいる自治体では、2歳児健診・3歳児健診の問診票で、「指しゃぶりをしていますか?」という質問項目があります。

もちろん私はどちらの健診でも「はい」に丸をつけていましたが、とても辛かった記憶があります。

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指しゃぶりは、発達障害の子が苦手になりやすい、2つの脳のエリアと関係が…?

脳には大きく分けて、8つのエリア(運動、視覚、聴覚、記憶、理解、感情、思考、伝達)があります。

今日は指しゃぶりに関係が深い2つのエリアを紹介します。

この2つのエリアは、発達障害、特にASD傾向の子が苦手としやすいところです。

1つ目は視覚エリアです。

生後6ヶ月以降の赤ちゃんが指しゃぶりをしたりおもちゃを舐めたりするのは、視覚エリア(形や固さなどを立体的に認識する力)が未発達だからです。

つまり発達障害などが原因で視覚エリアの発達がゆっくり子は、幼児期になっても指しゃぶりやおもちゃ舐めが残りやすいのです。

2つ目は伝達エリアです。

ASD傾向の子は不安が強い子が多いです。

しかし発達障害の子は伝達エリアも未熟な傾向があるため、その不安を言葉で言い表すのが難しいのです。

そこで、少しでも安心を得るために、指しゃぶりという行動に繋がってしまうのです。

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発達障害の有無にかかわらず、就学前に指しゃぶりをやめた方がいい理由2選!

1つ目の理由は、ある程度の年齢まで指しゃぶりをしていると、歯並びに影響してしまうからです。

5〜6歳というのは乳歯が抜け永久歯が生え始める時期なので、きれいな歯並びにしてあげたいですよね。

2つ目の理由は、友達作りに関することです。 自分のことで精一杯だった保育園時代とは違い、小学生になると周りが見え出す子が多くなります。

「あの子は指しゃぶりをしていて、その手で触ってくるから嫌だ」などと言う子もいるかもしれません。

そうなると、指しゃぶりのせいでお友達との関係構築が難しくなってしまう可能性があります。

そうならないために、指しゃぶりは小学校入学前に卒業できるといいですね!

発達障害の子の指しゃぶり卒業に効果あり!ママの声がけの使い分けとは?

まず、当たり前のことでも、できている行動に対してたくさん肯定的な声がけをしていくことです。

例えば4歳の子であれば、

・着替え始めたんだね!
・箸でご飯を食べられているね!
・遊びをやめてお風呂に行けたね!
・洗濯物をかごに持って行けたね!

という具合です。

こうすることで、ママとお子さんの信頼関係が増します。

そのかわり、指しゃぶりに関しては一切声をかけないことです。

例え「やめなさい」というような指摘や注意であっても、ママが声をかけてしまうことで、注目=ご褒美になってしまいます。

発達障害・グレーゾーンのお子さんには、叱責やしつけの子育ては通用しません。

増やしていきたい行動にはどんどん肯定的な声をかけ、減らしていきたい行動はスルーしていきましょう。

お子さんはママの注目が欲しいため、自分の行動に対しママが声をかけてこないとわかると、段々にその行動が減っていきます。

ママの注目ポイントを少し変えることで、いい行動を増やし、指しゃぶりのような減らしたい行動は消失させていきましょう。

また、お子さんの語彙力表現力(伝達エリア)を伸ばしてあげるといいです。

伝達エリアが苦手な傾向がある発達障害の子は、同年齢の子と比べて拙い文章になりがちかもしれません。

それでも、「その子なりに考えて話したんだろうな」と思える表現があったら、

・説明が上手だね
・いい表現だね
・お喋りが上手になったね

などと大げさに喜んであげましょう。

こうすることでお子さんのもっと伝えたい」という意欲が高まります。

脳は使えば使うほど発達していきます。

お子さんの「伝えたい」気持ちを引き出すことで伝達エリアを鍛え、表現力を伸ばしていきましょう!

娘はこの2つの方法で、4歳半過ぎには指しゃぶりを卒業し、爪が少しずつ生えてくるようになりました。

あなたのお子さんも必ず指しゃぶりを乗り越えられる日が来ます!

頑張りすぎずやってみてください!

執筆者:たちばな あずさ
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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