発達凸凹キッズに「ダメ!」の声かけが届かない理由
公園の遊具で登ってはいけないところに登ってしまったり、
走ってはいけないところで全力で走ってしまったり…
その場その場のルールについて理解し、守ることができない。
こんなお悩みありませんか?
衝動性が強いお子さんにルールを守って欲しい時、
「〇〇しちゃダメ!」
「〇〇しないでね!」 など、
このような声のかけ方をしてしまいがちです。
しかし、このような否定的な声のかけ方でルールを伝えても、
衝動性が強い発達凸凹キッズにはきちんと伝わっていないことが多いです。
なぜなら、 発達凸凹のあるお子さんは、
否定的な声かけの本来の意図を理解できないことが多いから。
また、否定的な言葉かけ=自分のことを否定されたと脳が認識し、
防衛反応を起こしやすくなり、反抗的になったり、癇癪や攻撃行動として現れてしまうのです。
「ダメ」という言葉は、
脳にとって“自分が否定された”という印象として刻まれてしまうことも少なくありません。
自分のことを否定された!
と脳が認識してしまうと、 癇癪を起こして、
わざとその行動にこだわったり、注意した相手に攻撃したり、
周りを困らせる行動に発展してしまい、また怒られてしまう…。
そして、怒られてばかりの毎日が続くと、
「ボクはダメな子なんだ…」と
自己否定の感情が育ってしまい、自己肯定感の低下にもつながります。
だからこそ、ルールを伝える時に大切なことは、
「やってほしいことをストレートに伝える」こと。
肯定的でわかりやすい言葉を使うことで、お子さんの脳に届きやすくなり、
行動もグッと変わってくるんです。
毎日癇癪から卒業!
本当に必要な新しい教育がわかります
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伝え方を変えただけで、こんなに変わった!我が家のケース
我が家の衝動性の強い発達凸凹がある息子も
公園や保育園でルールを守れずトラブル続き。
保育園で滑り台のルールが守れなかった息子は、
先生から 「もう滑り台は使えません」と言われ、癇癪を起こす日々でした。
私はそんな報告を聞くたび、 毎日のように
「また怒られたの?」
「ダメって言ったでしょ!」と注意してばかり…。
いつも怖い顔でいる私に、 息子は
「なんでそんなに怒ってるの!」とまた癇癪。
こんな負のループが回っていました。
そんな私が「脳に届く声かけ」を知って、 伝え方を変えたことで、
息子の行動がどんどん変化。
保育園でも公園でも、ルールを守ってお友だちと楽しそうに過ごせる日が増えてきました。
保育園の先生からも
「今日はルール守れてましたよ!」と嬉しい報告がもらえるように。
“伝え方ひとつ”で、親子の毎日がグッとラクになったんです。
怒らない脳を育てる
脳科学的アンガーマネジメント
でイライラがうまれなくなる方法がわかります
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衝動性の強い子に届く!2つの声かけポイント
衝動性の強い発達凸凹キッズの脳に届く、声のかけ方を例をあげて説明していきますね。
まず、1つ目。
否定的な声かけではなく、ストレートに声をかけること。
例)
「滑り台は下から登っちゃダメだよ!」
↓
「滑り台は階段から登ろうね。」
どうすればいいのかを具体的に伝えてあげてください。
そして2つ目。
衝動性の強いお子さんは、時に、
・面倒くさくないこと
・早くできること
・簡単にできることを 好むので、
例)
「歩いてね。」
↓
「歩いた方が早そうだね!」 のように、
早い、ラク、かんたん!
で脳をひきつけながら、行動を引き出す方法もとても有効です。
そして、できたら驚く!
「おっ!早い!やっぱり早くできちゃったね!」 と、
「ママのお話聞いたらいいことあった!の記憶」を脳に入れる!
すると、この好ましい行動が強化されていきますよ♪
=まとめ=
・ストレートに声をかける
・脳が反応するフックになる声かけを取り入れる
+できたことに『驚き』成功体験の記憶を脳に入れる!
ポイントは、 かんたん! ラク! 早い! の衝動性の強い子の脳をひきつけるフックです。
ぜひお試しくださいね♪
執筆者:山田 こはる
(発達科学コミュニケーショントレーナー)


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