怒ると、ヘラヘラ・ニヤニヤしてしまう衝動性の強い凸凹キッズがスッと素直にママの話を聞けるようになる「叱り方」

「怒られているのに笑う子」にイラッとしたことはありませんか?それ、ふざけているのではなく、感情と表情がうまく結びつかない発達特性が関係しているのかも。叱っても響かないのは、伝わっていないだけ。理由を知れば、イライラもグッと減っていきます。

怒られているのに笑ってしまう理由を知ればイライラは半減します

衝動性の強い発達凸凹キッズの 「怒られている時のニヤニヤ」は、ふざけているわけではありません!

なぜなら、衝動性の強い発達凸凹キッズは 自分の感情と表情のマッチングができていなかったり、

相手の表情や口調などから状況を理解できていなかったりするからです。

怒られている=悲しい、悔しい、辛いはずなのに、 出てくる表情は、「笑顔」のように

感情と表情がミスマッチした状態になってしまうことが発生してしまうのです。

私たちは、怒られている時、怒られてしまった=悲しい、反省しないといけない

などのように、自然に脳の中で状況処理をします

しかし、衝動性の強い発達凸凹キッズにとっては、それが難しく、

脳にたくさんの情報を衝動的に取り込みます。

あれ?顔が怒ってる?ボクに言ってるの?何の話?ボクの話?大きな声だな…

たくさんの情報が一度に脳の中に入ってきて、処理仕切れなくなってしまいます。

取り込んだ、たくさんの情報の中から一つだけの情報に注目して、

あ、大きな声だから喜んでるのかな?

などと間違った解釈をしてしまい、笑ってしまうということも発生してしまうのです。

また、「やばい!怒らせてしまった!」と焦ってしまい、脳が思考停止状態になっている場合、

この場を何とか乗り越えなくちゃと防衛反応から笑顔になってしまうということもあります。

いずれにせよ、お子さんがふざけて、

意図的にママやパパをイライラさせようとしているわけではないということに違いはありません。

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とっさに出ていた息子の”ニヤニヤ”に怒り爆発していた私

我が家の衝動性の強い発達凸凹の3歳も、

「あ!やってしまった!」
「怒られてしまう!」

という時、ニヤニヤしたり引き攣ったような笑顔を見せることがあります

その反応に私は
「は?なんで笑ってるの?怒られてるんだよ」
「笑ってないで、ごめんなさいでしょ!」

イライラが倍増し、怒鳴ってしまったり、 息子を傷つけるような言い方をしてしまっていました

息子は逆情して怒りをぶつけてきたり、やってしまったことを隠すようなことも出てきてしまいました。

怒っても怒ってもその行動が改められるどころか、

別のNG行動を引き出してしまっている、そんな状況でした。

息子が意図的に笑っている訳ではないと知った私は、

笑っていることをスルーできるようになり、怒ることをやめ、状況の説明をするようにしました。

すると、少しずつ、やめてほしい行動(今まで怒っていた行動)を

理解してくれるようになったのです。

息子本人から、NG行動について、「これは×だったよね!」と確認された時は、

驚きとともに成長が嬉しかったです

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怒るのではなく、本人に状況を把握させる諭し方で次に繋げる

怒ると、ヘラヘラ・ニヤニヤしてしまう衝動性の強い凸凹キッズが

スッと素直にママの話を聞けるようになる「叱り方」は 「諭す」です

「諭し方」には3ステップあるので お教えしますね!
↓↓↓良くない行動をした時はこの3つ!↓↓↓

①言いたいことがあっても3秒はグッと我慢して待つ
②「どうなってる?」と笑顔で質問をして現状を子ども自身に言語化させる
③「じゃあどうしよっか」これからのことを子どもに考えさせ、行動させる

決して怒らず、落ち着いてゆっくり問いかけることがポイントです。

3歳はまだまだ自分で言語化すること、 どうすればいいかが答えられない子も多いので、

ママやパパが誘導しながら進めてあげましょう。

例えば、ふざけていてお皿を割ってしまった時

ステップ1 ①言いたいことがあっても3秒はグッと我慢して待つ

「だから危ないって言ったでしょ!」など、ママの言いたい言葉は3秒間我慢して、 お子さんに状況を把握させます。

ステップ2 ②「どうなってる?」と笑顔で質問する

「どうなってる?」に答えられない場合、 「お皿がどうなってる?」と具体的に聞いてあげたり、 「割れてないかな?割れちゃったかな?」と二択にしてあげてもOKです。

ステップ3 ③「じゃあどうしよっか」

これからのことを子どもに考えさせ、行動させる
「じゃどうしようか?」のところで言葉が出なければ 「一緒に片付けることもできるけどどうする?」 などと具体案を伝えてあげるのもOK。

大事なのは、じっくりと状況を見て、どうなったかを知り、

どうすれば良かったか、これからどうするかを考えさせることです。

そんなに落ち着いて対応することなんてできない!

という方もいらっしゃるかもしれませんが、 大丈夫です!

数をこなせば成功することが増えていきます。

なぜなら、私も初めは、咄嗟に怒ってしまって、途中で、はっとすることの方が多かったからです。

そして、 言語化なんてできるかな…と思っていた、

我が家の衝動性の強い発達凸凹3歳も、 状況を見て、少しずつ言語化できるようになってきました

言語化できなくても、ママやパパが誘導して言葉を繰り返しているだけで、 脳が学習していきます。

うまくいき始めると、 「怒るよりもずっと効果がある!」と必ず実感するはずです!

イライラしなくて済むし、対応も今までの半分以下の時間でできちゃいます。

衝動性の強い発達凸凹キッズのママやパパにはぜひ試してみてほしいです!

執筆者:山田 こはる
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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