娘の行き渋りに悩んだ過去。先生との会話が原因だったかも…!?
新年度になり、お子さんの園や学校への行き渋りに悩んでいるママはいませんか?
そんなママたちの気持ち、私もとてもよくわかります。
わが家の自閉症スペクトラム(ASD)の娘も未満児クラスの頃、行き渋りが激しかったからです。
園内に入ってしばらくすると泣き止んで遊んでいるのですが、朝は車に乗った瞬間から泣いている、という状態が1ヶ月以上続きました。
「私の負担は増えるけれど、保育園を退園させて家で見た方がいいのか?」と毎日悩んでいました。
産前産後保育で私は下の子と家にいる、という状態だったからです。
毎日の送りが私も辛く、娘に申し訳ない、といつも思っていました。
今考えると、そのときは先生も私も、送迎のときに本人のできない部分にフォーカスした会話をしてしまっていたのです。
「スプーンが上手に使えない」
「プールのときに泣いてしまい、みんなと一緒にできなかった」
「お昼寝のときに歩き回っている」
など、思い出せばきりがありません。
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ママと先生の会話で避けた方がいい話題とは?
発達凸凹の子どもが園や学校へ行き渋りをする原因の1つとしては、周りの子と比べてできないことが多いことへの自信のなさがあります。
ただでさえ周りの子と比べてできないことで自信をなくしているのに加えて、ママや先生の会話でも自分のマイナスな部分ばかり触れられていたら…
それは園や学校に行き渋るのも理解できます。
たとえ第三者の前で謙遜のつもりであっても、本人のマイナスな部分に関する会話をしないようにすることが絶対なのです。
否定の注目につながってしまうからです。
せっかく家で肯定の注目をたくさんしていても、第三者の前で否定的な会話をしていたら、効果が半減してしまうのです。
それではとてももったいないですよね。
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幼少期に自信をつけておくと、思春期になったときに違う!?
発達障害やグレーゾーンのお子さんも、知的障害の有無にもよりますが、遅くとも思春期ぐらいになると「自分は人と違う」ということに気付き始めます。
脳のエリアは大きく分けて8つに分かれているのですが、そのうちの1つ、思考のエリア内にある「自己モニター機能」(自分を客観的に見る力)が発達してくるからです。
思春期は、自己認知したときに事実以上に自己評価を下げてしまいがちな時期なのです。
このような理由から、幼少期から周りの否定的な会話によって自信をなくしてきた子どもが、思春期になってから自信を回復させるのは至難の業なのです。
幼少期からママや先生など周りが連携して肯定的な注目をたくさんしていくことで、思春期になったときに自信を失わせないようにしていきたいですよね。
自信をつけさせる会話をするために…先生へのお願いのコツ
お子さんに自信をつけさせるために、ぜひ先生にも協力してもらいましょう。
とはいえ、
先生にお願いしにくい…
どのように話したらいいかわからない…
という方もいらっしゃいますよね。
そのために、ママも先生も気分がよくなるお願いのしかたをお伝えしますね!
『どんなときも誰に対しても発コミュ(発達科学コミュニケーション)対応をしよう!』を基本に、まずは先生に発コミュ対応をしていきましょう!
なぜならば、発コミュの声かけは相手に気付きを与えて相手の脳を動かし、行動を引き出すコミュニケーションだからです。
なので順番としては、
1)先生に対して肯定的な声がけをする
日頃お世話になっていることへの感謝や、先生から子どもにしてもらって(言ってもらって)嬉しかったことをお伝えする。
2)先生に提案をする
・子どもに自信をつけさせてあげたいので、子どもの前では、最近成長を感じたことやできるようになったことなど、肯定的な会話をしていきたい。
・できていないことや困りごとなどのマイナス面の会話は、連絡帳に書くなど子どもの耳に入らないところでしていきたい。
ということをお伝えする。
という形になります。
娘の担任の先生は私の提案をわかってくださいました。
年度末の個人面談の時間も、娘にマイナスな会話を聞かせないよう、私が夫に娘を預けられる時間になる(娘を同席させない)ように配慮してくださいました。
送迎時に先生が肯定的な面をたくさん伝えて下さることで、娘も自信がついたようです。
年長になった今は、延長保育利用のため保育園にいる時間が今までより長くなりましたが、保育園への行き渋りもなく、いきいきと生活できるようになりました。
担任の先生が変わり、不安になっているママやお子さんも多いと思います。
お子さんが1年間、自信をもって楽しく生活できるように、ぜひ先生にもパートナーになってもらいましょう!
執筆者:たちばな あずさ
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)


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