汚部屋!?片付けられない子どもにガミガミ言わないお片付け方法【中学生版】

汚~い部屋になっているけど、それでもなかなか部屋を片付けられない子どもにガミガミ言っていませんか?思春期を迎えた中学生を動かすには、戦略を練った声かけが大事!アレコレ口出しせず”言わないこと”がキーポイントになります!

部屋を片付けられない子どもにイライラ!

部屋を片付けられない子どもにママはイライラしていませんか?

わが家の中学生の子どもの部屋は、洋服やカバンが床に散乱していて、机の上は教科書などが山積み状態

整理整頓をして部屋を綺麗にすればいいのに…。

将来、自立をしたとき、汚部屋になってしまうのでは?と心配になりますよね。

我が家には、発達凸凹の中学生がおります。

部屋の中は、学校から帰ってきたら、床にカバンや体操着などを置くため、足の踏み場がありません。

もっと綺麗にできないかなぁと思うのですが、思春期の子どもの部屋は子どものお城と考えて、あえて手を出しません。

勉強机の上も、教科書やプリントが散乱しています。

本来の定位置の隣の棚は、空きスペースもあり、現在、使っていない本などが入っています。

この棚を上手に活用して使い勝手の良い部屋にすればいいのに、と思っていました。

私は、発達科学コミュニケーションを学び、ガミガミと先回りの声がけをすることは、子どもの脳に届かないと学んでから「片付けなさい!」などとは言わないことが得策と考えています。

ですが、「部屋の片付けをしたら?」と穏やかに言っても、「あぁ、そうだね」と空返事…動こうとはしません。

いつになったら片付くのか、どうやったら動くのか?この汚い部屋はいつになったら片付くのか悩んでいました。

思春期の発達障害グレーゾーン中学生は部屋を綺麗にする思考がナイ!?

思春期の中学生は、親との関係性よりも、友達や先輩など外の世界に意識が向く時期です。

お母さんの指示に素直に聞いていた小さい頃と違って、家庭では反抗するような行動を起こす子も出てきます。

それは、自立への第一歩なのです。

さらに発達の特性がある中学生は、好きなことには集中できるが、特に興味のないことには、なかなか動き出せません

どこから手をつけたらいいのか優先順位をつけるのも苦手な場合があります。

部屋の片付けも、何をどう片付ければいいのか片付け方がわからないので片付けられない、という場合があります。

汚くたって生きていける! なんて思っている思春期凸凹の中学生は、片付けようかなという感情が動かないとなかなか行動ができないのです。

片付けられない中学生の部屋の片付けはキッカケ作りが肝!

母の指示では動かない中学生に、どうやったら部屋の片付けをするか戦略を練り、我が子に実践してみました!

部屋の片付けを分解して言ってあげよう

思春期の発達の特性のある子には、具体的な片付け方を言ってあげましょう。

「部屋の片付けをして!」

だと、何をどう片付けたらいいのかわからないのです。

「机の隣の棚を移動してそこに机の上のテキストを入れたらどう?」

この言い方のほうが、何をやるのかが明確になりますね。

第三者の声を使って伝えよう

もう一工夫です。

こうやったら良くなるよと言う声がけを第三者の声を使って伝えましょう!

直接本人から聞く言葉よりも、第三者の声や口コミなどの情報の方が信頼性が増すという心理効果です。

心理学で、ウィンザー効果と言います。

そこで、私の意見ではなく、お父さんがこう言っていたよと、第三者の声を活用することにしました。

私が「この棚を活用して部屋の片付けをしたらもっと使い勝手がいいんじゃない?」いうと、お母さんはまた片付けさせたいだけでしょ!と反発し聞く耳を持ちません

「お父さんが、隣の棚の場所を変えて、使い勝手をよくしたら、部屋の片付けができるんじゃない?って言っていたよ」

と伝えると第三者の声として受け止め、そうかな?と自分でも考えだしたようです。

しばらくすると、中学生の我が子の部屋からガタガタ音が聞こえてきました。部屋の片付けのやる気のフックがかかり動きだしたのです。

片付けられない子どものお片付けに一番大事なポイント

部屋の片付けをしている中学生の我が子には、言いたいことがあっても、口出ししたい気持ちをグッと我慢することです。

ここで畳み掛けるように色々と口出ししてしまうと、やる気の芽が、シューっと、消えてしまうからです。

数時間後、清々しい顔で、「片付けたよ、見る?」と声をかけてきました。

すると、机の上のものも整理整頓され、テキスト類も棚の上に分類されたファイルに収まっていました。

さらに、プリント類がぐちゃぐちゃになっていた開かずの引き出しの中も、綺麗になっていました。

「わー、綺麗になったね、棚はここに移動したんだね!すごい!いいね!使いやすそうだね!」ちょっと、オーバー気味に褒めました。

さらに、帰宅した、お父さんにも、

「見て、こんな綺麗にしていたよぉ〜」

と伝えて、
お父さんからも褒めてもらいました。

部屋も綺麗になり、気持ちもスッキリしたようです。

部屋の片付けのきっかけを作っただけではありません!

私は、言いたいことをグッと堪えて、”言わないこと”をやり遂げたのです!

あれこれと先回りの声がけをした方がラクなのですが、あえて言わない、信じて任せるという偉業を成し遂げたのです。

中学生の我が子も、本当は、部屋の片付けをしないといけないことはわかっているのです。やろうとは思っているのに、先回りの声がけでやる気をなくしているのです。

やる気が起きない子には、すぐに口出しをするのではなく、具体的な片付けのヒントを第三者の声で伝え、あとは口出しをしない、という戦略で本人に任せてみましょう。

子どもの感情が動き、やる気のフックがかかりますよ。

執筆者:池田さちえ
(New Mammyアンバサダー★★)

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