発達障害グレーゾーンの子どものアンガーマネジメントは脳を育てる声かけでうまくいく!

ちょっとしたことですぐ怒る発達障害グレーゾーンの子ども。その怒りの背景には脳の特性が関係しています。子どものアンガーマネジメントは怒りのコントロールを学ばせるのではなく、声かけだけで「怒りを生みにくい脳」に育てる方法がうまくいきます!

ちょっとしたことで怒ってしまう発達障害グレーゾーンの子どもへの対応に困っていませんか?

「そんなことで怒らないで」
「どうして毎回こうなるの?」

日常のちょっとしたできごとで、急に怒り出す子どもに戸惑い、つい強い口調で叱ってしまった…。

そんな経験はありませんか?

特に、発達障害グレーゾーンの子どもは、些細なことで感情が爆発してしまうことがよくあります。

たとえば、朝の着替えが思い通りにいかなかっただけで怒る。

ゲームの順番が変わっただけで大泣きする。

こうした行動が続くと、「うちの子、大丈夫なんだろうか」と不安になる親御さんも多いでしょう。

発達障害グレーゾーンの子どもは、診断がつくほど明確な特性はないものの、「こだわりが強い」「気持ちの切り替えが苦手」「些細なことで癇癪を起こす」といった特徴を持っていることがあります。

怒りっぽさや癇癪は「性格の問題」ではないのです。

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脳の特性による怒りのコントロールの難しさ

子どものアンガーマネジメントを考えるうえで、まず知っておきたいのが怒りが生まれやすい「脳の特性」です。

発達障害グレーゾーンの子どもの多くにある特徴として、

強いこだわり
感じ方(認知)のズレ
聞く力の弱さ
思いを外に出していくアウトプットの苦手

などがあります。

これらはすべて脳の特性です。

1つずつ解説していきます。

強いこだわりがある

たとえば「この順番じゃないと嫌」「昨日と同じじゃないと落ち着かない」など、本人にとって譲れない「自分ルール」があります。

これは、脳の情報処理が「予測どおりに進むこと」で安心感を得る仕組みになっているからです。

しかし、現実は思い通りにいかないことばかり。

その結果、「予定と違う」「思ってたのと違う」というだけで、怒りのスイッチが入ってしまうのです。

感じ方(認知)のズレがある

たとえば、親が「あとでやってね」と軽く言ったつもりでも、子どもは「今すぐやれってこと!?」と受け取ってしまうことがあります。

これは、言葉や状況の理解の仕方にズレがあるから。

周囲の意図がうまく読み取れないことで、「責められてる」「無理を言われてる」と感じ、反発や怒りにつながるのです。

聞く力が弱い

指示を聞き逃したり、言葉が一気に入ってくると処理できず混乱したりすることも多いです。

これは、「聞いていない」のではなく、脳の中で情報を整理する力が弱いため。

自分の理解が追いつかないまま話が進むと、不安や焦りが怒りとして表れます。

思いをうまく言葉にできない(アウトプットの困難)

自分の不快感や不満を「言葉で伝える力」が育っていない場合、怒ることでしか自分の気持ちを表現できないことがあります。

「いやだ」「やりたくない」と言えば済むところを、「バカ!」「やめろ!」という攻撃的な言葉や行動で出してしまうのです。

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幼い子どものアンガーマネジメントは可能なのか?

発達障害グレーゾーンの子どもがすぐに怒ってしまう背景には、さまざまな要因が絡み合っているということができましたね!

すぐに怒ってしまうことは、決して「本人の甘え」ではありません。

だからこそ、まずは親が「この子はこういう脳の使い方をしているんだ」と理解して関わることが、子どもの怒りのコントロールの第一歩になるのです。

とはいえ、幼児さんの脳は感情を受け取る脳の器がまだ小さいため、

「怒りを我慢しましょう」
「怒る必要があるのか考えましょう」

といった心理的アプローチでは癇癪の問題は解決しません。

子どものアンガーマネジメントは、自分で怒りをコントロールする手法は難しいのです。

ですから、大人の声かけを変え、1つ1つの問題を解決することで幼児の癇癪を元から断ち切ることが子どものアンガーマネジメントを可能にできるようになります。

しかも、脳は繰り返しを学習しやすい構造になっているので、 癇癪の問題だけでなく、「脳の特性」へのアプローチは幼児期に着手することがとても重要なのです。

声かけだけでできる子どものアンガーマネジメントとは?

声かけだけでできる子どものアンガーマネジメントってどういうこと!?と思いますよね。

それはまず、「癇癪」に対応しない! ということ。

「癇癪」は起こるべくして起こってしまっているため、起こってしまった「癇癪」にどう対応しようかという考え方は今すぐに捨てること!

「癇癪」どうしよう! の視点ではなく 「癇癪」が起こっているお子さんの「脳を育てる」にはどんなアプローチができるのか? という視点に今日から切り替えていきましょう!

そして癇癪が起こっていない普段の会話のときに、この2つを意識していきましょう!

どんなわがままも一旦受け止める

ポイントは、ママの思いを「一旦横に置いておく」ということ。

子どもの脳は大人に比べて動く速度がゆっくりです。

なので、頭ごなしに怒らず、一旦「そっかそっか」「そう思うんだね」と受け止める姿勢を見せていきましょう。

そのときのコツは矢継ぎ早にポンポン話さないこと。

キーワードは「ゆっくり」 言葉と言葉の「間」を取りながら、声をかけていきましょう。

「話してくれてありがとう!」と感謝の声かけをすること

こちらのコツは 「話してくれてありがとう」 「ママ嬉しいよ」 「ママはこんなふうに思ったんだ!」 とママの気持ちを語ってあげること 。

実はママの思いを伝えるということの効果として、ただママが自分の思いを伝えただけなのに、 「ママに認めてもらえた!」 と子どもが感じるという効果があります。

ママの気持ちを話してもらった子は、またママを喜ばせてあげたい! と思う気持ちが芽生えるので、癇癪を起こす回数がだんだんと減っていきます。

つまり、「癇癪」があるお子さんは、「脳の特性」をゆるめる声かけが必要!ということ!

ポイントは「癇癪」が起きていないときの声かけです!

ぜひ今日からやってみてください!

執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

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