服は脱いだら脱ぎっぱなしの子どもが自分から洗濯機に入れる行動がバッチリ定着する記録作戦とは!

服を脱いだら脱ぎっぱなしの子どもにむしゃくしゃしているママはいませんか?脱いだら脱ぎっぱなしになる理由は、服を洗濯機に入れる行動が脳に負荷をかけているのかも…。行動がバッチリ定着する記録作戦で脱いだ服を洗濯機に入れるようになりますよ!

脱いだら脱ぎっぱなしの子どもにむしゃくしゃしているママ

我が家にはASDグレーゾーンの小学6年生の息子がいます。

息子は脱いだ服を、脱いだら脱ぎっぱなしにしておきます。

洗濯機に入れないので、脱いだ服はいつもリビングや脱衣所に散らかっています。

「脱いだ物は洗濯機に入れようね」と言っても、 「後でやる」と言ってむっとした様子です。

「後でやる」と言うので、あえてそのままにしておいても、いっこうに服を洗濯機に入れる様子はありません。

「脱いだ服洗濯機に入れて!」

「後でやる!」「大丈夫!」と怒った口調で言い返してきます。

言っても、言っても息子は絶対に脱いだ服を洗濯機に入れてくれることはありませんでした。

脱ぎ散らかした服を眺めているとこちらもイライラしてきます。

「ホントにもう!自分で入れてよね!!」

私はむしゃくしゃしながら、洗濯機に息子の洗濯物を叩き入れていました。

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服は脱いだら脱ぎっぱなしの子どもになる理由

子どもが「脱いだ服を洗濯機に入れる」という行動ができない理由は主に3つあります。

一つ目は、子どもは行動を分解して手順を組みたてることが苦手だからです。

「脱いだ服を洗濯機に入れる」という行動は、大人には単純作業に見えますが、

・服が落ちているところにやってくる    
 ↓
・服を拾う    
 ↓
・洗濯機まで持っていく   
 ↓
・洗濯機に入れる 

という行動に分解されます。

自分で行動を分解し組み立てることは脳に負荷がかかり、子どもにとって「やりたくない!」になってしまうのです。

二つ目は、そもそも脳は新しい行動を始めようとする時に一番負荷がかかるという性質をもっているからです。

特にワクワクしない新しい行動を始めるのは、脳に負担がかかってうまく身体に指令が出せないのです。

三つ目は、子どもは「その行動をすると、どんなよいこと・悪いことが起こるか」をあらかじめ判断して動くことが苦手だからです。

「脱いだ服を洗濯機に入れたら」どんな良いことが起こるか、予測することができないのです。

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脳に負荷のかかる行動をワクワクに変える方法

では、「脱いだ服を洗濯機に入れたら」良いことが起こるという結末を用意すればいいのです。

それなら、脳に負荷のかかる新しい行動でもワクワクして始めることができます

さて、我が家の息子は小学6年生になると、欲しい物も増えてきました。

今のお小遣いだけでは足りなくなってきました。

そこで、息子は「あれが欲しい」「これが欲しい」とよく私に買ってくれるように求めてくるようになりました。

それなりの金額になってくると、私もすぐにはOKを出せません。

すると、息子は、以前は全く乗ってこなかったアクションチャートを思い出し、

息子の方から「僕、アクションチャートやるよ!そのかわりお小遣いアップして!」

と言い出しました。

私は速攻OKを出しました!

脱いだ服を洗濯機に入れる行動がバッチリ定着する記録作戦

アクションチャートとは、発達科学コミュニケーションで用意している子どもの行動を発達させるアイテムです。

子どもに課題の行動を思い出せる効果があり、お母さんが子どもにガミガミ言わなくても行動が定着していきます。

行動がバッチリ定着する記録

アクションチャートの段取りは、

➀6つの行動を選びます。

子どもが喜んでする行動を3つ、ときどきしている行動を2つ、チャレンジする行動を1つ、です。

➁チャートに行動を書き入れ、子どもにチャートを見せます。

➂チャートを子どもが望むところに貼ります。

➃子どもが行動できたら、丸印を書いたりシールを貼ったりします。

⑤毎日、1日の終わりに集計して、その日にやれたことを褒めます。

うまくいかなかったことは重視せず、子どもができたことに着目します。

⑥ご褒美を用意しておきます。

何点以上とかシール何個以上で、「お夕飯のメニューを決めていい」「150円までのアイス」「コンビニで一つ好きなものを買っていい」などのご褒美を用意しましょう。

6つの行動のうち、3つは子どもが喜んでする行動、2つはときどきしている行動なので、必ずご褒美がもらえるはずです。

行動がバッチリ定着する記録の我が家の活用法

さて、我が家では行動の一つに、「脱いだ服は洗濯機に入れる」の項目を入れてもらうことにしました。

息子はその他に5つの行動を自分で考えだし、合計6つの行動を実行することにしました。

ご褒美は1ヶ月頑張ったらお小遣いの値上げです。

行動できたらマークを付けます。

できたことが目に見えます 。

息子の場合は、1日の終わりにではなく、1週間まとめてマークを付けることにしました。

息子は、おこづかいをあげてもらうために、「脱いだ服は洗濯機に入れる」の行動にも取り組んでくれました。

最初は、行動の分解と褒めるをセットで指示を出しました。

「服、ここにあるよー」:お、来たね!(褒める)    
  ↓
「服を拾おうか」:拾ったね!(褒める)   
  ↓
「洗濯機まで持っていこう」:持ってきたね(褒める)  
  ↓
「洗濯機にポイ!」:ポイできたね(褒める)

毎日続けているうちに、「洗濯物入れて~」だけで自分から脱いだ服を入れてくれるようになりました。

1週間ごとに集計し、1ヶ月実践しました。

お小遣いは、もちろん値上げしました。

1ヶ月頑張ったらお小遣いというご褒美です。

その後も続け、アクションチャートは自分で記録しやすいように、息子自身でレイアウトを少し変更するようにもなりました。

今では、「洗濯機回すよ~」の予告だけでも「あ、洗濯物入れなくちゃ!」と言って、自分から脱いだ服を入れてくれるようになりました。

服を脱いだら脱ぎっぱなしの子どもをお持ちのお母さん、アクションチャートを試してみませんか?

アクションチャートなら、「始めよう!」とワクワクして新しい行動に移すことができるようになりますよ。

執筆者:川上陽子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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