うまくできないと癇癪を起こす子に困っていませんか?
「おきがえヤダ!」「できない!!」
朝のお支度の時間になってもなかなかお着替えをしてくれないお子さんにイライラしていませんか?
「時間だよー!早く着替えて!」とママが声をかければ癇癪発動!
「また…」と毎朝グッタリしてしまいますよね。
やろうとしなかったり、ちょっとやってみるけどうまくできないと癇癪を起こす子どもへの対応に、朝から困ってしまいますよね。
たくさんのママたちのお話をお聞きすると、皆さん口を揃えて「園ではできるんですよね〜」 とおっしゃいます。
園でできるのなら、おうちでやらないのはただの甘えじゃない?と考えてしまうかもしれませんが、ここが要注意なんです!
思いどおりにならないと
人のせいにして怒る子どもに
必要な対応がわかります!
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園ではできるのに家だけできなくなる理由
なぜ園ではできることが家ではできないのでしょうか?
「園ではお着替えも自分でできるし、癇癪も起こさないのに…」と思いますよね。
お着替えを園ではできるというのは、周りにできるお友達がいるから、それを見てなんとなくつられてやっているだけです。
同じようにおうちでもやってごらんと言われても、お子さんにとっては目の前にお手本がないのでできないのです。
癇癪が起きてるのは家だけだし、外では迷惑かけていないから大丈夫~と考えるのは要注意です!
癇癪と注意力の関係
では、そもそもなぜ癇癪が起きてしまうのか、ということを説明します!
実は注意力が関係しているお子さんが多いんです。
注意力と聞くと、皆さんはどんなイメージを抱きますか?
よく聞く言葉に「不注意」という言葉があるので、注意力散漫なお子さんをイメージされる方もいらっしゃるでしょう。
また注意力=集中力ととらえて、グッと遊びなどに集中する力をイメージされる方もおられるかもしれません。
ですが、癇癪につながっている「注意力」は、同時に複数のことをやる力や、段取りよくこなしていく力が影響しています。
この「注意力」が未発達で癇癪になっているお子さんが意外と多いです。
着替えで注意力?と思うかもしれませんが、着替えは「着る服を見る」「服を持つ」「着れるように体をいい位置に動かす」などと、一度に様々な動作が組み合わされています。
「シャツをズボンに入れてから上着を着ると、シャツが中に入れやすい」というのも服を着る段取りの一つです。
このように日常の様々な行動は、同時に複数のことをやらなくてはいけないですし、細かな段取りを考えてこなす力も必要なんです。
これがうまくできないと癇癪を起こしやすくなる条件が整ってしまう、というわけです。
できることがなかなか増えなくて、できないと癇癪を起こす子どもへのアプローチ方法
なかなかできることが増えなくて、できないと癇癪を起こす頻度も癇癪の強さもだんだん強くなっているお子さんに、どのようにアプローチをしていけばいいのか。
まずは一緒にやってあげること、手を貸してあげることです。
そのときに、具体的に声をかけていきましょう!
ポイントはまだできていない先のことを言わないこと!
できたことを1つ1つ、お話ししてあげます。
「お!パジャマ脱げたね!」
「お!ズボンも脱げたね〜!」
①Tシャツは赤がいい?ブルーがいい?
子:ブルーがいい!
②いいね!頭から行きますか?手から行きますか〜?
子:頭〜!
お!頭入ったね〜! お!右手こんにちわ〜! お!左手も入ったね〜
というように、提案は①と②のようなきっかけ作りだけ。
あとはできたことに1つ1つ、声をかけてあげてください!
「はい着替えて〜」では、きちんと伝えわっていないまま、子どもを放置しているだけになってしまうのです。
1つ1つ分解して「できたことを伝える」ことで脳が段取りを覚えていきます!
まだ園でも一人で着替えられないお子さんは、ママが次は右手さんと握手しようか〜というように、1つ1つ楽しくクリアする”しかけ”を作ることも大事です!
ぜひやってみてください!
執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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