なぜ子どもは言うことを聞かないの?脳の働きと秘密
「歯磨きして!」「早く着替えて!」
「座って食べて!」…
毎日のように同じ声かけを繰り返しているのに、子どもが全然動かない。
そんな時「ママの声聞こえてるの?」とイライラして、つい強い口調になってしまうこともありませんか?
けれど不思議なことに、保育園や幼稚園の先生の声かけには反応して、きちんと行動できている。
「なぜ私の言うことだけ聞かないの?」と悩んでしまうお母さんも少なくありません。
でも安心してください。
「子どもが言うことを聞かない」のは、性格の問題や親子関係の問題ではなく、脳の仕組みが大きく関わっているのです。
なぜなら、子どもの脳はまだ発達の途中で、大人のように「すぐに行動へ切り替える」力が未熟だからです。
しかも感情をつかさどる脳の部分が優位に働くため、強い口調で繰り返されると反発スイッチが入りやすくなります。
つまり、子どもが言うこと聞かないのは性格の問題ではなく脳が声かけをキャッチできていないだけなんです。
けれど大丈夫!脳に届く3つの声かけ術を実践すれば、毎日の「イライラ声かけ」から解放され、「伝わった!」という安心感に変わっていきます。
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子どもが言うこと聞かないときにやりがちはNG対応
「早く片づけてって言ったでしょ!」
「まだ着替えてないの?」
つい口から出てしまうのは「できていないこと」への注意や叱責です。
しかし、ここで何度も繰り返すと、子どもの耳は閉じてしまいます。
強い口調で叱られると、脳に「防衛スイッチ」が入り、ますます反抗的になったり無視するようになってしまいます。
それでは、ママのストレスがますます溜まり、さらに声かけがエスカレートして子どもの癇癪にも繋がってしまいます。
では、どうやれば子どもが言う事を聞いてくれるようになり、ママも子どももストレスなく行動できるようになるのか3つの声かけ術をお伝えしますね。
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脳に届く!子どもが言うこと聞かない時の3つの声かけ術
ステップ①「できてないことはスルー」
できていないことは見て見ぬふりをしよう!
歯磨きしない、片付けない… もうその瞬間、つい注意したくなりますよね。
けれど感情の脳が未熟な幼児さんは、 強い口調を浴びると反発スイッチが入ります。
だから一旦スルー。
スルーといっても放置したり、無視することとは違います。
ママの声をキャッチするための作戦なので、 戦略的にスルーしその代わりに「できていること」に注目して声をかけるのです。
では、その戦略的な注目の声かけをステップ②で説明しますね。
ステップ②「実況中継で”気づいているよ”と伝える」
例えば、着替えは進んでいないけれどブロック遊びに集中しているなら、
「ブロック、真剣に作ってるね」 と声をかけてみてください。
叱る代わりに注目されると、子どもは安心して「ママの声を聞きたい」という気持ちになり、耳が開いていきます。
”気づいてるよ”と実況中継しましょう!
他にも例えば
「ブロック遊びしてるんだね」
「おやつ食べてるね、おいしそうだね」
子どもは「見てくれてる!」と安心感を脳が感じ、ママの声を聞こうとしてきます。
ここでのポイントは、すごいね!できたね! などの評価の声かけをしないこと!
これもママの声をキャッチしたくなるための作戦の1つなので、「気づいてるよ」が伝わればOKです!
そうしていくと、だんだんママの声をキャッチできてくるようになります。
ママの声が届きはじめると、次は行動を引き出していきます。
ステップ③「小さな行動へママの感謝を伝える」
重要なポイントはここです!
例えば、おやつを食べた後の皿を運んでくれた時
「ありがとう!」「助かった~」という感謝の声かけです。
この小さな感謝の声かけが、 子どもの自信を育て、もっとやろうという気持ちに繋がります。
なぜなら、赤ちゃんが生まれながらに持っている 「貢献欲求」という欲求を満たします。
この貢献欲求は、発達にとっても大事なもので、 満たされることで「自分には価値がある!」 「私は、ボクはやればできる!」という感覚が芽生えます。
そうすると、「もっとやりたい!」という自発的な成長の欲求が始まります。
これは幼児さんはもちろん、大きくなっても同じです。
これを知った上で、毎日の声かけをすることが とても重要です!
子どもが言うこと聞かない毎日が変わる!「実況中継の力」
年長さんのRちゃんのケース
何を褒めても言うことを聞かなかったRちゃん。
ママが「褒める」をやめて「気づいてるよ」と実況中継を伝えるようにしたところ、1週間で大きな変化が。
「ママ見て!これできたよ」と自分から報告するようになり、今までできなかったことにも積極的にチャレンジする姿が見られるようになりました!
10歳のS君のケース
ママが何度声をかけても無視や反抗ばかり。
そこで、3つの声かけを2週間実践してもらった結果、態度が嘘のように穏やかに変化。
一度も下げたことがなかった食器を、自分から下げてくれるようになったという嬉しい成長が見られました!
ママのことばをお子さんがキャッチしてくれるようにこの 3 つのポイントを抑えて声かけをしてみてください。
ママの声が届き始めると、行動が増え、今度は自分で考える力がついてきます。
するとママも毎日怒らなくていいストレスから卒業できますよ!
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執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)


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