学校の話をしない子に見られるサイン
帰宅後、学校の話をあまりしないお子さんに、「どうして話してくれないんだろう」と感じることはありませんか?
ママの方から「学校どうだった?」と尋ねても、
「別に」とか「疲れた」という返事しか返ってこないと、学校での子どもの様子が分からずもやもやしてしまいますよね。
実はそれは「話したくない」のでも「話せない」のでもなく、言葉がうまくまとまらないサインかもしれません。
・出来事や気持ちを言葉で伝えることが苦手
・学校を嫌がる、行き渋ることが増えた
このような傾向がみられる場合は、少し注意が必要です。
そのまま話さないことが続くと、我が家のように困り事が大きくなるケースもあるからです。

【発達特性のある子がストレスを感じやすい場面】
発達に凸凹があるお子さんは
・見通しを立てることが苦手
・切り替えに時間がかかる
・言葉で伝えることが苦手
などの特性がみられることがあります。
急な時間割変更や学校行事、終わりが見えずらいグループ活動などは見通しが持ちにくく、見通しを立てることが苦手なお子さんにとってはストレスとなります。
また切り替えが苦手なお子さんは、休み時間から授業へ移る時や、楽しい活動が終わり片付けないといけない場面などでストレスを感じやすいです。
言葉で伝えることが苦手な場合、言いたいことを伝えられなかったり、お友達とうまく関われないことから一人で問題を抱え込むことが増えてしまうこともあります。
そしてこのような場面でうまくいかずに注意されたり、できない経験が積み重なると、更に自信を無くしてしまうことがあります。
ママの声かけで子どもの学校への自信を少しずつ増やし、言葉で伝える力を育てていきましょう!
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学校の話をしないことが長引き、問題が大きくなってしまった息子
私の息子はASDの特性があり、見通しを立てることや切り替えが苦手で学校生活にストレスを感じやすく、言葉で伝えることがとても苦手でした。
息子は幼稚園の頃からあまり園での話をすることがなく、
「幼稚園どうだった?」と聞いても、
「ふつう」とか「楽しかった」と毎日同じような返事しか返ってきませんでした。
元々話すことが得意ではないため、あまり聞き出そうとはせずにいました。
小学校に入ると、「ふつう」や「疲れた」という返事が多くなってきて、
学校があまり楽しくない事は感じつつも、話したくないのだろうと思いあまり聞かないようにしていました。

そして小学2年の一学期、お友達とのトラブルがきっかけで息子はチック症を発症するようになりました。
チック症とは、本人の意思とは無関係に同じ動作や発声を繰り返す症状の神経発達症です。
息子の場合、人と話すときに瞬きをしたり首を振るようになりました。
チック症自体は一カ月程度ですぐ治まったのですが、言葉で伝えることに更に苦手意識が強くなり、うまく伝えられず黙り込んでしまうことが増えてしまいました。
また息子が学校で困っていることに気づいたものの、どう対応したらいいのか全くわかりませんでした。
そんな中、私は発達科学コミュニケーションに出会い、息子の特性を理解し、息子への声かけを変えていきました。
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自信と言葉で伝える力を育てるママの声かけ
私が実践したのは3つです。できそうなことから試してみてください。
できていることを肯定する
できていることを言葉にしてお子さんに伝えていきましょう。
「ごはん食べたね」
「歯磨きできたね」
「着替えたね」
など普段から毎日やっていることをたくさん伝えることで、子どもの自信がついていきます。
そして学校に関することも分かる範囲で肯定すると、学校に対する自信も育っていきます。
学校に対して自信が持てないお子さんは、できていることがたくさんあるのに「できた!」と認識していないことがあります。
ママができていることを教えてあげると子どもができたことを自分で認識できるようになっていきます。
「学校に行ったね」
「連絡帳書けたね」
「プリント持って帰ったね」
学校の話をしたら「ありがとう」
学校の話を少しでも子どもがしてきたら、「話してくれてありがとう」と言ったり、笑顔で相槌をうつなど肯定的な対応をすることがとても大切です。
「話すこと=褒められる、ママが喜ぶ」 という成功体験にすることで、次も話そうというモチベーションに繋がるからです。
また話すことに苦手意識がある子は、 どんな内容でも「話してくれてありがとう」と言ってもらえることで、
「うまく話せなくても大丈夫なんだ」と、話すことへの不安を減らすことができます。
短い言葉で伝えることから徐々に増やす (言葉で伝えることが苦手な場合)
言葉で伝えること自体が苦手な子の場合、学校の話をしてくれても内容が少し伝わりにくいことがあります。
まずは短い言葉でいいので伝える経験を増やしていきましょう。
そして少しずつ言葉を聞き出して、ママが言葉を繋げてお手本を見せ、増やしていけるようにステップアップしていくと、段々と伝わりやすい会話の形になっていきます。
できごと→できごとを詳しく→感情も加える
のように増やしていくと徐々に言葉のやり取りがスムーズになっていくと思います。

我が家ではこんな風にステップアップしていきました。
子ども「今日体育があった」「跳び箱した」
ママ 「へ〜!体育で跳び箱したんだね。」
↓
子ども「今日体育で跳び箱した」
ママ 「そうなんだ、何段飛んだの?」
子ども「5段!」
ママ 「わ〜体育で跳び箱5段跳べたんだね!」
↓
子ども「体育で跳び箱5段跳べたよ!」
ママ 「わ〜よく跳べたね。嬉しかった?」
子ども「うん!」
ママ 「嬉しいよね。5段跳べて良かったね。」
↓
子ども「今日、いいことがあったよ!跳び箱で5段跳べた!」
ママ 「わ〜5段跳べてよかったね!」
学校の話をしてくれるようになった息子の変化
我が家では、まず「できていることを伝える」ことを始めてから1か月後、
息子から学校で「こんなことしたよ!」と話してくれることが増え始めました。
その後は都度「話してくれてありがとう」と伝え、少しずつ言葉を聞き出して伝わる会話になるようにステップアップしていきました。
最初は二語文くらいの短い言葉で話すことが多かった息子ですが、現在では相手に伝わるような会話ができるようになってきました。

学校の話をしてくれるようになると、どんなことが楽しかったのか、嫌なのかが分かり私も安心して見守れるようになってきました。
自分が苦手な科目の宿題や、困ったことが起きた時に相談してきたりもするようになりました。
ママの声かけで息子の自信が少しずつ大きくなり、言葉の発達も促せるようになりました。
学校の話をしてくれず、言葉で伝えることが苦手なお子さんは、ぜひ試してみてください。
執筆者:吉澤 ゆうこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)


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