放課後になるとママにだけ荒れる小3の娘に、どう関わればいいかわからなかった
我が家には、現在16才になる長女がいます。
今日は、長女が小3だったころのエピソードをお話しします。
放課後の帰り道。
私もフルタイムの仕事からの帰り道でヘトヘトの中、 学童に娘を迎えに行っていました。
車に乗ったとたん、ブスッとした表情で不機嫌な様子。
急に「○○のお店に行きたい!」と言いました。
連れて行きたい気持ちはありました。
けれど、家には夜ご飯の支度が待っています。
私は「また今度行こうね」と伝えました。
すると娘は急に声を荒げて、「くそ!どっか行け!」と暴言を吐いたのです。

私は怒ったわけでもなく、強い口調で言ったわけでもありません。
それなのに、なぜここまで怒るのかがわかりませんでした。
しかも娘は、パパには同じような言い方をしません。
パパにお願いをして断られたときは、私より強い口調で言われたとしても「わかった」と素直に引き下がるのです。
どうして私にだけ強く当たるのか。
何が怒るスイッチになっているのか。
娘とのやり取りがあるたびに、疲れていきました。
「私の関わり方が悪いのかな」「もっと優しくしないといけないのかな」
そんなふうに自分を責めることもありました。
4月に仕事復帰したママへ。
帰宅後の親子バトルを手放し
ホッとできる夜を取り戻す!
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外ではいい子なのに放課後に荒れる、その理由
娘の対応に困りながら、長い間わからないままでいました。
後に発達科学コミュニケーションに出会い、 あのころの娘の行動の理由がやっとわかったのです。
外では穏やかないい子に見えていても、 実は外でたくさんのエネルギーを使っていることがあります。
周りの空気を読む。
相手の表情を見る。
言いたいことを飲み込む。
失敗しないように気を張る。
こうしたことを続けていると、脳はとても負荷がかかった状態になっています。
その結果、放課後には脳のエネルギーが少なくなり、ママの顔を見た途端ため込んでいたストレスが一気に爆発する子がいます。
特に小3ごろになると、「友達はできる」「私は苦手」と自分と周囲を比べ始める時期に入ります。
空気を読みやすい子ほど、そのストレスを強く感じます。
しかも、しっかりして見えるからこそ、大人には「この子は大丈夫」と思われやすく、子ども自身も困っていることやしんどさを出しにくくなります。
自分自身でもそのストレスに気付いていない子もいます。
放課後のママにだけ出てくる文句や暴言は、わざと困らせようとしているのではありません。
脳が疲れて、うまく整えられなくなっているサインなんです。
ママにだけ荒れるのも、外行きの顔をしなくていい、本音を出せる相手だからこそです。
だからこそ、小3の放課後は大切な時間です。
この時に必要なのは「正しさ」よりも、脳を安心させることです。
うちの子の癇癪、どうしたらいいの?
わが子に合った声かけタイプを知って
感情がぶつかり合う毎日を手放す方法
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夕方の癇癪を減らした、放課後にできるママの対応方法
第一声は「気持ちを受け止める」声かけで
以前の私は、できないことに対して最初から「今は無理」と答えていました。
事実としては正しくても、その言葉だけが先に届くと、疲れている脳には「わかってもらえなかった」と伝わっていたのです。
そこで、娘が「○○したい!」と言ったときには、まず第一声で気持ちを受け止めるようにしました。
「いいね!」「行きたいよね」「それ楽しそうだね」
まず思いを受け入れてから、次の言葉を伝えます。
否定的な言葉は、子どもには割増しで伝わりやすいという現象があります。
反対に、肯定的な言葉は親が思っているより目減りして伝わってしまうのです。
だからこそ、放課後の疲れた脳には、 先に肯定的な言葉で安心を届ける関わりが必要でした。

今すぐできることは小さく叶え、できないことは具体的な約束に
気持ちを受け止めたあと、今すぐできることは小さく叶えるようにしました。
たとえば、100円ショップに寄るなど、短い時間でできることです。
今すぐにはできないことは、「ママも行きたいから、次のお休みに行こう!」というように、具体的な約束に変えました。
「また今度ね」ではなく、「次のお休みに」という言葉に変えるだけで、娘の受け取り方が変わりました。
「また文句を言ってる」と見るのではなく、「今は脳が疲れているのかもしれない」と見方が変わると、返し方も自然に変わっていきます。
この関わりに変えてから、娘は「自分の気持ちをわかってもらえた」と感じることが増えている様子でした。
今すぐに希望がかなわないときでも、癇癪を起こすことが減っていきました。
そして実際に、約束どおりお休みの日に行きたい場所へ行けたとき、娘が「連れて行ってくれてありがとう」と言ってくれたのです。
子どもの要求をすべてかなえる必要はありません。
大切なのは、最初に否定から入るのではなく、まず気持ちを受け止めること。

今日からまず一つ、帰宅後に何かお願いを言われたときに「いいね」と返してみてください^^
その小さな変化が、夕方の親子関係を変えていく一歩になりますよ^^
執筆者:森崎こころ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)


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