外ではいい子家では癇癪を起こす娘と、スキンシップに悩んだ私
外ではいい子なのに、家ではママにだけ癇癪を起こす。
そんな姿に悩んだことはありませんか?
我が家の長女もそうでした。
当時小学3年生、9歳の女の子です。
学校では穏やかで、周りからは「いい子ですね」と言われることが多い子でした。
けれど家では違います。
急に強い口調になったり、怒りが爆発することもありました。
そんな長女にはもう一つ、 私が気になっていた様子がありました。
それはスキンシップです。
誰かとくっついたり、ぎゅっと抱きしめたりすることをあまり好まない様子がありました。
女子同士の距離が近い関わりも苦手そうで、ベタベタすることを嫌がることもありました。
外出のときには自分から幼い弟の手をつなぐことはあります。
けれど私が手をつないだり、くっつこうとすると、少し距離を取るような様子がありました。
近づこうとすると離れる。そんな反応が続いていました。
小さい頃はそんなことはなかったのに。
成長しているからかな。
そう思いながらも、どこか引っかかる気持ちが残っていました。
そんなときに聞いたのが、「スキンシップは情緒を育てるために大切」という言葉でした。
その言葉に私は焦りました。
スキンシップが少ないから長女は癇癪を起こすの?愛情不足なの?
もしかして愛着障害だったらどうしよう。
不安が頭から離れず、夜になるとスマートフォンで「愛情不足」「愛着障害」と何度も検索していました。

そして思っていたのです。
「私の関わり方は間違っているの?」
「どう関わればいいの?」
「まだ小さいから」で終わらせない!
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スキンシップは抱きしめることだけじゃない
そんな時に知ったのが、スキンシップは 抱きしめることだけではないということでした。
子どもによって、安心できる距離は違います。
くっつくことで安心する子もいれば、近すぎる距離に強いストレスを感じる子もいます。

特に、感覚の受け取り方が繊細な子は、触れられることや人との距離の近さを、私たちが思う以上に強く感じていることがあります。
大人にとっては何気ない 「手をつなぐ」「くっつく」という関わりでも、その子にとっては急に自分の場所に入られたように感じて、落ち着かなくなることがあるのです。
長女の様子を思い返すと、くっつくことが嫌だったというより、急に近づかれることや、自分の距離が守られないことにしんどさを感じていたのかもしれません。
自分で選んだタイミングなら受け入れられる。
急に入ってこられるとつらい。
長女は安心できる距離がはっきりある子だったのだと、少しずつ見えてきました。
だから長女に必要だったのは、ただスキンシップを増やすことではなく、安心できる距離を守りながら関わることだったのです。
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私が始めた「物の受け渡し」という関わり方
私は、 安心できる距離を守りながら関われる方法はないかと考えました。
その時に知ったのが、 発達科学コミュニケーションで学んだ 「物の受け渡し」という関わり方でした。
例えば娘に 「お醤油とって」 と言われた時。
今までは 「そこにあるよ」「ここに置いておくね」と声だけで返していました。
ですがその時から「はい、どうぞ」と手渡すようにしました。
娘の方を見て、手を差し出して、笑顔で手渡す。
ほんの一瞬のやりとりです。
この関わり方は、 無理に距離を縮めるのではなく、子どもが自分のタイミングで受け取ることができる関わり方です。
だから、安心できる距離を保ちながら自然にやり取りが生まれます。
それだけのことなのに、不思議と私の心がふっと温かくなる感覚がありました。

そして少しずつ、長女の様子にも変化が出てきました。
今までよりも穏やかに私を頼る場面が増えてきたのです。
爆発ではなく言葉で気持ちを伝えられるように
そしてもう一つの変化がありました。
それまで長女は嫌なことがあると、急に爆発することが多かったのですが、少しずつ 「ママ、これ嫌だった」「ママ、これ困った」と、癇癪ではなく言葉で気持ちを伝えるようになってきたのです。
もちろん、すぐにすべてが変わったわけではありません。
それでも少しずつ、爆発する前に気持ちを伝えられる場面が増えていきました。
私はここで気づきました。
子育てには「こうしなければいけない」という正解は一つではないということ。
スキンシップが苦手なママもいます。
くっつくことが苦手な子もいます。
ですが大丈夫です。
子どもにはそれぞれ 安心できる距離があります。

そして関わり方の形も 一つではありません。
あなたとお子さんに合った形がきっとあります。
形は一つじゃない。できる形がある。
そんな関わり方を一緒に見つけていきましょう。
執筆者:森崎こころ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)



