朝起きられない、発達凸凹中学生・・・。
子どもが朝起きられなくて、毎日起こすのに手こずっていませんか?我が家は、まさにその状態でした。
我が家には、発達凸凹の中学生がいます。
毎日「何時に起きるから」と言って、目覚ましをセットするのですが、耳元で鳴っていても起きず、他の部屋で寝ている大人の方が起きてしまうほどです。
起きてこないので声掛けをしますが、何回声掛けしても起きてきません。
しまいには、私もイライラして
「自分で何時に起きるって言ったのに起きないの!!」
とキツイ口調になって朝から険悪なムードになってしまいます。
さらに、中学生なので、毎日勉強しないといけないのはわかっているのですが、机に向かっても、なかなか集中するまでに時間がかかってます。
夜遅くなるにつれ眠くなり集中力が続きません。ダラダラと時間ばかり経っているようです。
「早く起きて朝勉強したら?」と言っても「オレは夜型だから、無理!」と親に言われたことには反発、聞く耳もちません。
本人が気が付くのを待つのがいいのか・・・。何か自主的に気が付く方法はないか?と悩んでいました。
朝、起きられないのは、脳の発達の特性のせいかもしれません
発達障害の特性を持つ子どもには、睡眠障害が多いといわれています。詳しいメカニズムは分かっていません。
しかし、成長過程において脳の発達が未熟なため、睡眠と覚醒を調整する機能が不完全である可能性が考えられます。
特性のある子は、不安などの心理的ストレス、社会的コミュニケーションの不足などが影響しているのかもしれません。
結果として、睡眠の長さと質、リズムなどが、不安定になることが推測されています。
さらに脳の発達が未熟なために、脳が覚醒するのにとても時間がかかります。
脳には記憶に関係する「海馬(かいば)」という場所があります。海馬の発達が未熟な場合、睡眠に関するトラブルが多くなるといわれています。
脳が覚醒していない状態の子どもには、ママが「起きなさい!」と声がけしても、目覚まし時計を鳴らしても、子どもに聞こえていないのです。
朝の勉強がいいのはなぜでしょうか?
脳科学的に、朝目覚めてからの約3時間は、脳が最も効率よく働く「ゴールデンタイム」と言われています。
私たちは日中の活動を通して、目や耳からさまざまな情報を得ています。その情報によると、睡眠をとることで、記憶が整理されるそうです。
すると朝の脳は前日の記憶がリセットされるため、新しい記憶を収納したり、創造性を発揮することに適した状態になります。
この脳の仕組みが、朝の時間がゴールデンタイムだと言われる理由です。
ママがお手本!子どもが動き出した記録
中学生の子どもにも朝の時間を活用するために、早起きをしてほしいですね。さらに朝勉強をするにはどうしたらいいでしょうか?
ママが、朝、早起きを始めたら!?
我が家のことですが、私は早起きをするのが得意です。しかし夜遅くまで起きているのが苦手です。よく言う朝型タイプです。
そこで、私の得意なことから、朝早く起きて、自分のやりたいことをやることにしました。
いつもは、6時すぎに起きていたのですが、朝5時に起きることにしました。
朝、お気に入りのドリンクを飲むことからスタートします。
そこから、自分がやりたかったことを1時間、誰にも邪魔されずに没頭しました。朝から得した気分です。
そんな機嫌のよい私を見て、息子も「オレも早起きして朝勉強しようかな」と言ってきたのです!!
イライラしないための息子とのルール
早起きをすると決めた息子と私でルールを作りました。
・できるだけ目覚ましで起きる
・ママからの声掛けは1回のみ
・起きるか起きないかを決めるのも、自分で決める。
・ママは口を出さない。
完璧を求めそうになってしまいそうですが、時間通りに起きてこなくてもスルー。小言を言わないように心がけました。
そうやって、お互い気持ちよい朝を迎えられるようにしました。
できた行動のみ言葉でインプット!
起きてきたら、「おはよう。起きられたね」
机に向かったら「今から始められるね」
と出来たことだけに注目します。
朝起きて勉強を始めたことをママが言語化して、自分は出来ているんだということを、脳にインプットしてあげます。
「早寝早起き」の行動習慣は、約1ケ月で
「勉強」の身体習慣は、約3ヶ月で習慣になると言われています。
朝は余裕を持って起きて、さらに朝勉強が、習慣になってくれるといいですね。
執筆者:池田 さちえ
(New Mammyアンバサダー★)
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