小学生発達グレーキッズの自立サポートにお困りではありませんか?
小学校3年生になると運動会や発表会などの学校行事では自分たちが主体となって活動することが求められる場面が多くなります。
同時にお家でも「自分でできる=自立」するためのママの声かけやサポートが必要になってきます。
私たち大人は簡単に思えるようなことでも小学生発達グレーキッズにとって、一度教えてもらったことがすぐにできるようになるということが難しい場合があります。
子ども自身がやるべきことを終えられているか把握するために
「〇〇やった?△△は?」と確認するような声かけだったり、
「〇〇しなさい」などの指示するような声かけになっていませんか?
そして、その声かけだけでママのサポートが完了してしまい、結局子どもがやらないのでママが代わりにササっとやってしまうなんてことはありませんか?
この対応方法では小学生発達凸凹キッズの自立は進まないばかりか
「うるさい!」「・・・。」
反抗・無視など親子関係悪化の原因になってしまうことがあります。
小学生発達グレーキッズの脳の特性にあった自立へのサポートの方法は?
発達障害(ここでは注意欠陥多動性障害・ADHD、自閉症スペクトラム・ASD)グレーキッズは一般的に実行機能が弱いという特性があるといわれています。
実行機能とは「最後までやり抜く力」を言います。
やろうという自分の意志からスタートして、その行動を終えるまでの過程を差します。
「先を予測したり考えて計画できない、活動や行動に必要なことを覚えていられない(ワーキングメモリーが不足)目標に向かう計画を立てた行動を続けられない」
などの発達の特性が邪魔をして
「自分でできる!=自立」の体験・行動と結びつきづらい傾向があります。
このような発達の特性をふまえて、子どもにあったサポート方法があることをご存知ですか?
今回はその具体的な声かけと具体策についてお伝えしますね!
小学生になったら少しずつ自立の練習、できる自信をつけていく
子どもがこれからの人生を歩み自立した大人になっていくためには、自分でできることを増やしていくことがとても大切なことですよね。
それは、大人になったから急にできるようになることではなく、少しずつできるようになっていくものです。
だから、今もし周りのお友達と比べて「自分でできる!」ことが少なく自立度が低めかも…と心配なママは小学生のうちから自分でできることを少しずつ増やしていく関わりが必要です。
まずは、日常生活の中での生活行動
(1人で起きる、着替える、食事、登校準備、宿題、お風呂など)を
ママにいちいち言われてなくてもスムーズにできるような自立を目指したいですよね。
このお家の中での生活行動は実は簡単・一気に身につきますので
小学生キッズの自信にも繋がるのでチャレンジしてみることをぜひお勧めします!
小学生発達グレーキッズの自立と行動を引き出す具体策
では実際の声かけとサポートの具体策についてお伝えしますね。
行動を「メモ」に書いてやるべきことを目でみて確認、スケジューリングする
毎日の日常生活の中での生活行動を朝起きてから登校するまでの時間や学校から帰ってきて夜寝るまでの時間の中でやるべきことを整理して、それにかかる時間を把握し、スケジューリングします。
そのスケジュールを実際に行動します。
簡単に言うとたったこれだけなのですが、これはうまく発達の特性をカバーする方法なので子どもにもママにも無理なく穏やかに進めていけます。
慣れてきたら、休日バージョン、習いごとがある日の平日バージョン、夏休みバージョンなどその時の環境や習いごとによって変えていきます。
ここで注意したいことは2点です。
1)時間が少し遅れても間に合うようであればママも心の余裕をもって見守ることです。
時間通りに行動することを目的にするのではなく、あくまでもやることを子ども自身が理解して動けるようにすることが目的です。
2)スケジューリングは子どもと一緒に決めて、ママが一方的に決めないということです。
ここでいちいち口だししてしまうと
せっかくの自分で動く=自立の練習にならないのでママは我慢して見守ります。
そして、スケジュールはママが一方的に決めてしまうと押し付けられている印象となってしまうので、あくまでも子ども自身が決めたスタンスを作ることが大切です。
このように終わらせる経験が何度か続けば、子どもにも自信がつき少しずつ自分で取り掛かる最初のハードルが低くなり、自然に1人で課題に迎えるようになっていきます。
1つ1つですが、確実にできる事を増やして自立を進めていきたいママはぜひ試して見てくださいね。
執筆者:一宮 えり
(発達科学コミュニケーション トレーナー)
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