育てにくい子どもをしっかりしつけたかった私
真面目な性格の私は、息子が小さいときから、子育てもしっかりきっちりやろうとしていました。
しつけを適切に行い、子どもは挨拶がちゃんとできて、先生の言うことも聞ける、お友達と仲良くできる子になってほしいと望んでいました。
そうなるように、一生懸命息子にかかわりました。
そうしてあげることが子どもにとっていい事だと思い込んでいました。
早寝早起き、きちんと朝食をとって、余裕を持って準備させます。
休みの日は外遊びにも頻繁に連れ出し、いっぱい遊んでいました。
そして、周りからもちゃんとしているお母さんと思われたかったのです。
しかし、うちの子は私の思ったようにはまったくやってくれないのです。
本当に育てにくい子どもだと思っていました。
気に入らないことがあれば泣きわめいて癇癪を起こし長い時間止まりません。
先生の言う事はきかないし、お友達には暴言を吐くし…。
保育園に迎えに行くと、先生から報告があります。
「今日は〇〇ちゃんにとても嫌な言葉を言って、泣かせてしまいました。」
「今日は××くんの手を噛みました。」
そんな話を聞くと、もう何でこの子はこんなに色々いつも話しているのに、わからないのだろうとイライラしてきます。
そして家に帰ると、保育園児に長々とお説教をしていました。
「こんなことしてはいけないでしょ。お母さん、いつもいつも言っているよね…。」
私は先生の話だけを信じて、息子の言い分などあるとも思わず、しつけだと思って叱りました。
ただただ、先生から文句を言われない、いい子になってほしかったのです。
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真面目なお母さんほど、癇癪の対応を間違える?
いわゆる「しつけ」の子育てをこどもにとってよかれと思って必死にやってきました。
しかしこのやり方は、息子には全く合っていませんでした。
今になってわかるのですが、息子は少し発達特性があり、衝動的に動いたり、癇癪が強く出る傾向があるのです。
定型発達だったとしても、このような対応をしていたら子どもの心は傷ついてしまいます。
できていないところを常に指摘して、あなたはここがダメ、ここもダメとずっと子どもを否定していることになっているのが、しつけの子育てスタイルです。
真面目なちゃんとしたお母さんほど、子どものため、子どもが先生や周りの人から、注意されたり、嫌な想いをしないようにと思って、このようなかかわりをしているのではないでしょうか?
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しつけの子育てスタイルを続けることで引き起こすこと
このような、しつけスタイルの子どものできていないところを指摘したり、叱ったりすることを続けていくとどうなるでしょう。
発達特性がある子は、同じ年頃の子と比べて、できないことがたくさんあり、ふざけていたり、怠惰だと思われることも多々あります。
その都度注意されたり怒られたりすることで、小さいうちからずっと否定のメッセージを受け取り続け、ダメ出しをもらい続けてしまいます。
なるべく早くこの状況から脱出させてあげないと、子どもの中の自己肯定感が育たないだけでなく、癇癪が暴言、暴力に発展してしまったり、逆に無気力になっていってしまったりします。
不登校につながる場合もあるのです。
ひどい場合には二次障害と思われるような状態になってしまいます。
うまくいかないことは全部親のせいにするし、暴言の度合いもひどく、長くしつこく、攻撃性がものすごく高くなるというような、こわい状態です。
しつけに頼らない癇癪卒業の子育てスタイル
自分自身もしつけの子育てで育ってきているので、多くの人がしつけの子育てしか知りません。
ですが、発達科学コミュニケーションではしつけのスタイルはとりません。
肯定のコミュニケーションで癇癪を起こさない脳を育てていきます。
どういうことかというと、子どもの行動のよいところに注目し、これできてるね、あれもできているね、と肯定の注目をします。
そうすることで子どもは脳が伸びて、よいところがどんどん拡大していきます。
よくない行動はスルーします。
ここには注目しないのです。
よいところが伸びていくと、よくない行動、つまり癇癪をだんだん起こさないで済む脳になっていくのです。
そんなこと、私は全然知りませんでした。
私は子どもがだいぶ大きくなるまで間違えた対応を続け、子どもの心を荒らしてしまいました。
立て直すのに本当に長い時間と労力がかかりました。
そしてもう少しかかりそうです。
小さい時の言葉にできない子どもの癇癪の対応を間違えてはいけない、危険だということを早く知っていただきたいです。
育てにくい子どもの対応に悩んでいるお母さんこそ、肯定のコミュニケーションに切り替えて、しつけに頼らない子育てスタイルにしていきましょう!
執筆者:高橋 花ずえ
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)


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