3歳児の朝の癇癪は行動の問題じゃない?原因と脳の仕組み
毎朝のように泣き叫ぶ3歳児…。
「なんでうちの子だけ?」と途方に暮れていませんか?
でも実は、それは子どもの性格や行動の問題ではなく、脳の仕組みに深く関係しているんです。
3歳は脳が最も成長する時期。
この関わり方次第で、驚くほど素直に、前向きに育つことができます。
そもそも、3歳の子がなぜ癇癪を起こすのでしょうか。
3歳の癇癪は、自我の芽生えと感情表現の未熟さが原因であり、
子どもが「自分でやりたい!」「思い通りにしたい」という気持ちと、それをうまく言葉にできないことで起こります。
特に朝は、起きたばかりで脳がまだうまく働いていません。
先の見通しがたてられない。
何からやればいいか、分からない。
このように、3歳児の脳は、まだ未熟です。
こうした状態で、さらにママの声かけが加わることで、 子どもの脳がストレスでいっぱいになってしまっています。
つまり、 “脳がパニック状態”だから自分でもどうしていいかわからず、泣き叫んでしまう。
そこで「早く!なんでできないの!?」と怒られてしまうと…
子どもの脳はもっと混乱して、癇癪はさらに長引いてしまいます。
「叱る」や「我慢させる」じゃなく「脳を育てる」声かけを知っているかどうかで、子どもの未来は変わります。
ママの声掛けで3歳児の朝の癇癪を整える3つの工夫
①3歳児の癇癪に効く!「できたね!」を増やす声かけバランスを整えよう!
朝、つい言ってしまう「早く!」「なんでまだやってないの!」
このネガティブな声かけが続くと、 子どもの脳は“攻撃された”と感じて、
癇癪の引き金になりやすくなります。
だからこそ意識してほしいのが、 ネガティブよりもポジティブな声かけを多く伝えること。
たとえば…
「お!起きられたね〜!」
「あ!ありがとう!ママ助かる〜」
このたった一言が、子どもの脳を安心させる“スイッチ”になります。
ママの声かけが、ポジティブとネガティブのどちらかに偏っていませんか?
声かけを振り返り「できたね!」を増やす声かけバランスを整えましょう。
② できたことを伝えて 脳を動かしていこう!
朝の支度に時間がかかると、つい「早くして!」と言いたくなりますが、
怒っても脅しても子どもの脳は 動き出せません。
なぜなら、特に朝は脳がうまく働いていないからです。
そこへママの指示出しをしては、子どもの脳にどんどん負荷がたまり癇癪へとつながります。
特に育てにくさを感じる子どもは、不注意傾向があったり、脳の働きにばらつきがあります。
“うまく動ける時とそうでない時の差が大きい”ことも多いため、
自分が“今なにをできているか”をキャッチできないことも少なくありません。
だからこそ、ママが「できたよ」と伝えてあげることで、子どもの脳が整理されて成功体験となり、自然と次の行動に進みやすくなるのです。
では、脳を動かす声かけとは?
例えば朝の着替えの時間
「お、右手通ったね!」
「左足も靴下履けたね」
このように今できていることを“実況”してあげるだけで、脳は「あ、今これをしてるんだ!」
「できてるんだ!」と理解し、次の行動をしよう!と自分で脳に命令を出してくれるようになります。
③集中力を爆上げする!1エリア1アクションの法則
3歳の子どもの脳は、まだ「見通しを立てる」「段取りを考える」ことが苦手です。
特に朝はぼーっとしていて、行動の切り替えがしにくい状態。
そんなときにおすすめなのが“この場所ではこれをやる!”というルールをつくること。
たとえば…
このシートの上は「お着替えの場所」
この椅子は「お絵描き」
この椅子は「ごはん」
こうして1つの場所=1つの行動に決めてあげることで、 子どもは「ここに来たらこれをする」と理解し、迷わず動けるようになります。
場所を決めるのが難しい…というママには、こんな方法もおすすめです!
百円ショップなどでミニレジャーシートを用意して、 お着替えのときだけ、そのシートを広げてあげてください。
着替えをその上に置いて、子どもをチョンと座らせてあげるだけ。
その場所では「お着替えしかしない」と決めてあげることで、 脳が混乱せず、お着替えだけに集中できるようになります。
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ママの声かけで3歳児の朝の癇癪は減らせる!
この3つの工夫で、ママも子どもも朝の時間がぐっと穏やかになった、という声が多数届いています。
ポジティブ声かけで癇癪が減った!
「指示をする前に1つポジティブな声かけをするようにしたら、感情の爆発が明らかに減ってきました。」(3歳女の子のママTさん)
できたことを伝えるだけで着替えがスムーズに!
「実況するだけで指示ゼロで着替えが進み、30分以上かかっていたお着替えの時間が半分以下の10分でできました。」
(3歳男の子のママHさん)
朝の支度がスムーズになり、1日全体が穏やかに!
「朝がうまくいかない日は1日中もぐだぐだ。でも、声かけを工夫すると、朝から子どもが落ち着き、1日がスムーズにスタートできるようになりました。」
(3歳児女の子のママさん)
この場所で何をするのか伝えて行動がスムーズに!
明日の朝はここで朝ごはん食べようねと寝る前に声をかけておいただけで、翌朝自分から「ごはんの椅子に座るようになったんです!」という報告をいただきました。
(3歳男の子のママEさん)
「お着替えのマット」決めて、お着替えはこのマットの上でやろうね!と話しておくと「お着替えのマットを広げたら、声かけしなくても自分一人で着替えられるようになりました!」
(3歳女の子Aちゃん)
泣き叫ぶ朝を変える3つの対処法は、どれも特別な準備は不要で、今日からすぐに始められる子どもの脳を動かす声かけばかりです。
泣き叫ぶ朝が変わるきっかけは、ママの“ちょっとした対応”から生まれます。
まずは明日の朝、できることからひとつ取り入れてみてくださいね!
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執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)


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