発達障害の子どもはテレビやYouTube動画ばかりでスクリーンタイムがいつもより増えていませんか?他のこともしてほしいとイライラしちゃいますよね。ADHDタイプの子どもが前のめりに他の苦手な活動にも取り組める秘策を教えちゃいます!
子どものスクリーンタイムが増えていませんか?
秋といえばスポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋!
残暑は厳しいけれど、動きやすくなってきました。
なのに、子どもたちはYouTubeなどの動画にばかり夢中になって、スクリーンタイムが増えていませんか?
お母さんが他の活動に誘ってもなかなか乗ってこない…ってことが多くなってお母さんもイライラしてしまいますよね。
実はうちの娘もそうでした。
YouTube動画を見るのが大好きで、放っておけば何時間でも見てしまいます。
長時間ただテレビやYouTube動画を見るんじゃなくて、もっと他の活動に時間を使ってほしいなと思っていました。
テレビやYouTube動画をみていると夢中になってしまって
「お手伝いしてくれない?」とか、
「お母さんと他の遊びをしようか?」などと声をかけても全然動いてくれない。
いったいどうしたものかと思っていたある時、動画を見ている娘を見て、いいアイデアがひらめいたのです!
早速そのアイデアを試したところ娘にはハマりました!
今回はその秘策をみなさんにご紹介したいと思います。
なぜ発達障害の子どもはテレビやYouTubeに夢中なってしまうの?
発達障害の子どもがテレビやYouTubeに夢中になってしまうのはなぜなのでしょうか?
これから 理由をお伝えしますね。
これから 理由をお伝えしますね。
視覚優位
子どもはテレビやYouTubeが好きな子も多いですよね。
特に、発達障害の子ども目から入ってくる情報を取り入れやすい特性があります。YouTubeやテレビなどのメディアに夢中になりやすいのです。
ルーティンが好き
自閉症スペクトラム(ASD)傾向がある子は、同じことを繰り返すことが好きな場合がありますよね。
同じYouTubeや録画した番組を何度も繰り返し見ることなんこと多いのではないでしょうか?それは自分の中にルールがあり、ルーティンを好むためです。
ASDタイプにこだわりが強いと言われる理由の一つは、自分の中で予測できてわかっているものを見ることが安心感につながるということがあります。
苦手なことをするにはたくさんのエネルギーが必要
発達障害の子どもは脳の発達に凸凹があります。脳の中に得意なところと苦手なところがあるのです。
他の活動に誘っても、もしその活動が脳の苦手なところを使う必要があるとしたらどうでしょうか?
自分の苦手なことはやり始めるまでに心のハードルがとても高いですよね。
大人の私たちも苦手なことがあると思いますが、苦手なことをするのはとてもエネルギーがいることですよね。
大人でも苦手に取り組むのが大変なんですから、脳の発達が未熟な子どもならなおさら大変です。
そのうえ発達障害ならばその苦手に取り組むエネルギーは相当なものとなるわけです。
テレビやYouTube動画が大好きな娘の話
ここで我が家の娘の話をさせてください。
娘は小学二年生で発達障害の自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如多動症(ADHD)の特性を併せ持つ子どもです。
家の中の活動では、テレビや動画を見るのが一番好きなようです。
ですから、外に出られない日などは長時間テレビを見ていたり、YouTubeを見たいとせがまれたりします。
私としては子どもに他の活動もしてほしいと考えていますが、なかなかうまくいかないことがあります。
娘は音読が苦手で宿題が出てもなかなか音読に取り組むことができません。また、手先の不器用さがあり、折り紙や工作も苦手です。
手先の不器用さは体を使った活動で改善されるものですから、私としては手先や体を使った活動に楽しく取り組んでほしいと思っています。
休日など時間がある時には、一緒に工作しようと誘ってみたりもします。
しかし、彼女にとって苦手な手先を使った活動より、いつも見ているYouTubeやテレビの方が良いのです。
特にYouTubeのキッズチャンネルを好んで見ています。こんな様子をみて私はある作戦をひらめきました。
その作戦を実行すると思いのほかうまくいって、テレビやYouTube以外の活動にも楽しく取り組むことができるようになったのです!
次項では私がとったある作戦を教えちゃいますね!
発達障害ADHDの子どものクリエイティブ魂をくすぐる秘策とは?
私の作戦はズバリ!「活動の様子の動画を撮影すること」です。
娘を音読の宿題に誘う前に「教科書を音読している動画を撮るよ~!後で一緒に見て見よう!」
と誘ってみました。
と誘ってみました。
「え!動画?やるやる!」と、二つ返事で乗ってきました。
その後、私がスマホのカメラを構えて「用意…アクション!」と声をかけて撮影を始めました。そして、教科書を音読してもらいます。
1ページなどの区切りまで読んだらストップして、一緒に動画を確認します。「ここの読み方上手だったね!」と、動画を見ながらいいところを褒めます。
すると驚くことに自分から「もう一回やる!」といって、何度も何度も音読しては撮影することを繰り返すようになりました。
普段あんなに取り掛かることのできない教科書の音読なのに!
撮影してその後に動画を確認することを繰り返すことは、耳から教科書の内容が頭に入る回数が自然といつもより多くなります。
理解を促すのにも効果があるということです!撮りながら自分で読み方を工夫したりして、そのうち読むのも上手になってきます。
なにより自分から何度も楽しく苦手な音読をやっているのは、私にとっても驚きでした。
また、ある時は、「イッツミラクル!の動画撮ろう!」と、くずかごに遠くからボールを投げて入れる遊びに誘いました。
YouTubeなどで、「決定的瞬間」を撮影している動画がアップされていますよね。これも普通の遊びであれば、数回やってできなければ飽きて辞めてしまいますよね…
しかし、動画撮影してうまくいったら「イッツミラクル!」と言ってポーズを決める、というモチベーションがあるため、ボールがくずかごに入るまで何度もチャレンジしていました。
こんな風に動画撮影を絡ませるとやる気と集中力を持続させる効果があることがわかりました。
できなかった動画を見ながら「惜しかったね!もう一回」といいながら、何度も繰り返してついにミラクルな動画も撮れました!
動画撮影した後に楽しく振り返ったり、その場にいなかったお父さんに後で見せて褒めてもらうこともできます。
YouTube風の紹介を別に撮影して、トコトン楽しむのもおすすめですよ!ADHDタイプの子どもたちはクリエイティブなセンスがある子も多いですね。
これをきっかけに自分で何か動画を作りたいと思うかもしれません。
子どもが好きなYouTubeをきっかけにして、楽しく取り組め、また集中力の持続や繰り返し続ける気持ちが出てくることもありますよ。
いかがでしたか?
テレビやYouTubeが好きな子に苦手なことへの取り掛かりに動画撮影で誘う方法をお伝えしました。
好きなものから、これまでやったことがないことに興味を広げるきっかけになるといいですよね!
私の経験がみなさまのお役に立てると嬉しいです。
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