おはようございます!
今日は土曜日、
祝日もあり3連休になるので
お出かけの予定がある方も多いかと思います。
今日はそんなお出かけ後に
ぜひ試してほしい、
「ワーキングメモリ」を鍛える
親子の会話トレーニングについて
お話します。
発達検査のWISCでも注目される
「ワーキングメモリ」は、
耳から入る情報を短期間記憶して処理する力のこと。
発達凸凹のお子さんにとって、
このワーキングメモリが弱いケースはよく見られます。
そのため、会話が続かなかったり、
複数の指示を聞いても最初のことを忘れてしまうこともあるんです。
もしお子さんが
「話が続かない」
「話をちゃんと聞いていない?」
と感じたら、
ワーキングメモリの弱さが関係しているかもしれません。
もちろん他の理由も考えられますが、
ひとつの可能性として覚えておいてくださいね。
さて、ワーキングメモリを
楽しく鍛える方法があります。
それは、
お出かけなど行動した内容を
「逆の順番で話してもらう」ことです。
例えば、水族館に行った時。
「今日一番最後に何を見たっけ?」から始めて、
その出来事を順番に逆戻りして話してもらいます。
こうやって行動を振り返ることで、
記憶をたどりながら
言葉にする訓練ができるのです。
お子さんが答えたら、
「そうだね!あの大きな〇〇が
岩の陰から急に現れて
びっくりしたよね!」
と話を広げて、
興味を引きながら楽しい会話を
続けていきましょう。
この方法のポイントは、
「実際に体験したことを
言葉にしてアウトプットする」
というところです。
経験したことなら、
言葉にするのが苦手なお子さんでも
少しずつ話せることが多いです。
言葉にして話すことで、
記憶を思い出す脳の働きを使い、
さらに自分の声を聞くことで
短期記憶の強化につながります。
そして何より大事なのは、
「楽しい会話だからこそ続けられる」
ということ。
会話が苦手なお子さんは、
脳の会話ネットワークが
十分に発達していないため、
会話自体がしんどく感じることが
あります。
ですが「楽しいこと」なら、
自然と話したくなるものです。
ぜひこのポイントを忘れずに、
お子さんとの楽しい会話タイムで
ワーキングメモリを鍛えてみてくださいね。
では、素敵な土曜日をお過ごしください!