先日、2周目をご受講中の
不登校の中1の娘さんがいらっしゃる
Uさんとのレクチャーがありました。
Uさんから寄せられたご相談は、
「娘がオンラインゲームに課金したいと言ってきた時、
どう対応すればよかったか?」
というものでした。
私は、Uさんのご質問メールを読み、
レクチャーでお話を伺いました。
すると、Uさんは
私の具体的なアドバイスを待つ前に
こうおっしゃいました。
「実は対応を間違えたと思っています。
『そんなの手を出したらだめ』って、
頭ごなしに言ってしまったんです。
ゆっくり話を聞いてやればよかったと、
すぐに後悔しました。」
ご自身で、すでに「正解」に
気づいていらっしゃいました。
これは、Uさんが当講座で学んだことを、
しっかり「自分のもの」に
されている証拠です。
娘さんの「やりたい」を、頭ごなしに否定しない
不登校のお子さんにとって、
オンラインゲームは
単なる遊びではありません。
友達ができたり、会話をしたりと、
社会とのつながりを持つ
「居場所」になっていることもあります。
会話を通じて脳を伸ばす効果も
あるため、
オンラインゲーム自体を
否定的に捉える必要はありません。
Uさんが気づいたように、
大切なのは次のステップです。
1.「なぜ課金がしたいのか」
「課金をするとどんなことができるのか」をじっくり聴く。
2.その上で、ご家庭の基準と照らし合わせて、OKかNGかを判断する。
3.もしNGだとしても、頭ごなしではなく、理由を伝えてあげる。
私が発見した娘さんの「もっと大きな変化」
しかし、私がこのお話を聞いて、
Uさんにお伝えしたのは、
対応の良し悪しよりも
娘さんの「ある変化」でした。
それは、娘さんが「課金したい」と、
自分の思いをママに話してくれたこと!
ママからすれば
「わがままを言っている!」
とネガティブに捉えてしまいがちですが、そうではありません。
これは、娘さんが心の中で
「ママに自分の希望を話しても大丈夫なんだ」という安心感が溜まってきた、
何よりの証拠なのです。
【これまでのUさん親子】
Uさんは発達障害のあるお兄ちゃんの対応に追われ、末っ子の娘さんには
「おとなしいから大丈夫」と、
まともに話を聞く時間もなかったそうです。
娘さんは中学で突然不登校になり、
元気がなく引きこもる状態でした。
これまでの関係性であれば、
娘さんはきっと「どうせ言っても無理」と思い、自分の気持ちを話すことはなかったはずです。
奇跡を起こした!ママの「たった一つの変化」
Uさんは、講座で学んだ基本的な関わり方を実践し続けました。
今回、特に変化したのは、
「良かれと思った過干渉な先回り」をやめて、子どもを心から信用してみようと決めたことです。
そして、パパや義両親にも
「子どもを信用して見守ること」をさりげなく伝え、
家庭全体を「安全基地*に変えていきました。
その結果…娘さんの変化は?
<Before>
・講座を始めた当初、元気がなく外にも出たがらなかった引きこもり状態。
<After>
現在は、週に2日ほど外出できるようになってきた!
自分の願いをママに伝えられるようになった。そして、外の世界へまず一歩踏み出せるようになった娘さん。
Uさんが、ご自身の「脳のくせ」を変えてお子さんとの関わり方を根本から見直した結果がこの素晴らしい変化です。
「変わるのは、周りではなく自分。」
Uさんの成長は、まさにこの真実を
証明してくれました。
次は、あなたの番です!

