お悩み相談:嘘をつく子どもの将来が不安です

おはようございます。

今日から
ママの心配事を解決する
お悩みのご相談に
回答をしていきたいと思います。

発達特性のあるお子さんを育てていると、

「どうして嘘をつくの?」


「悪いことだってわかってるのに…」

「このままでは将来犯罪者になるのでは?」
と、悩みを深めてしまうことがあります

今日は、実際に私の生徒さんの中で
“嘘をつくお子さん”に悩んでいた
ママの事例をご紹介します。

ケース紹介

小2の男の子を育てるAさんは、
息子さんが「宿題終わったよ!」と言いながら
実はやっていなかったり、


「やってないのに、やったと言う」ことが続き、
「このまま嘘つきな子になってしまうのでは」
と不安でいっぱいでした。

子どもの行動の背景

発達特性のある子は、

・見通しを立てる力が弱い
・失敗に対して強い不安を感じやすい

といった特徴があります。

そのため、「本当のことを言う」より
「怒られないようにする」が
先に出てしまうのです。


つまり、“防衛反応”としての嘘なんですね。

対応と声かけの工夫

Aさんにはまず、嘘を責める前に
「その気持ち」を受け止めてもらいました。

「本当のことを言うの、勇気がいったね。」


「怖かったね。
 でも、ママは本当のことを
 聞けてうれしいよ。」

この声かけを続けていくうちに、
息子さんは少しずつ

「嘘をつかなくても大丈夫」

と思えるようになり、
正直に話せる場面が増えていきました。

まとめ

どんな行動にも、
必ず“理由”があります。

このケースの場合は
背景には
よくない行動には厳しく罰則を与える
厳格な親御さんのしつけがありました。

確かに嘘はいけないことですが
発達特性があって
「衝動性」があるお子さんは
まだ未熟ですから
そこまで思考力、判断力が育っていません。

間違いを犯してしまった時
大切なのは悪いことだと気づかせて
本人に反省を促すことです。

何度も怒られている子ほど
怒られたくないから
嘘に嘘を重ねるようになります。


ママが子どもの気持ちを理解して、
適切に叱る対応ができたら
お子さんの「困った行動」は
「成長のチャンス」に変わっていきます。

焦らず、今から
できることをひとつずつ。

子どもの今のうちに
行動を修正して
適切に判断できる
脳を育てていきましょう

次回予告

次回は「人のものを取ってしまう」
をテーマにお届けします。


「悪いことをしてる自覚がないの?」
と感じる行動の奥にある
“発達の理由”を解説します。

タイトルとURLをコピーしました