おはようございます。
昨日から、我が家の娘のクラスは
インフルエンザによる学級閉鎖になりました。
今日は、
「病気が不安」なお子さんへの対応について
お伝えしますね
見えない敵との戦い:子どもの心と不安のピーク
自閉スペクトラム症(ASD)など
発達に特性のあるお子さんの中には、
病気や感染症を非常に恐れていたり、
病院に行くことを嫌がる子が多くいます。
不安が強いという特性を合併しているからなのですが
不安が強いお子さんへ安心させようとして
「寝ていたら治るよ、大丈夫だから!」
「病院行くよ!」と
強引に連れて行こうとしても
ますます頑なに嫌がったり
パニックになったりすることが
あります。
また言葉にするのが苦手な子は
この「病気への強い不安」を、
どう言葉にしたらいいか分からず、
一人でモヤモヤを抱えて
辛くなっている子も少なくありません。
私たち親ができることは、
「安心」を届けるアシストをしながら
この先不安を乗り越えられるようにすることです。
今日は、感染症への強い不安を持つ
私の娘に対して実際に行っていた
「不安を落ち着かせる3つの対応」
をお伝えします。
発達凸凹の子どもの不安が強い時に効く対応3つ
1. スキンシップで安心させ、気持ちを「言語化」させる
不安が強いとき、まず脳の緊張を和らげることが大切です。
・体をホールドする抱っこなどで
スキンシップをとり、
安心感を与えます。
体がホッとすることで、
脳も落ち着きを取り戻しやすくなります。
・話せる子なら
不安について話してもらってもいいです。
ですが、無理に聞き出さなくてもOK。
子どもがどんな風に話しても、
感じたことを否定しないで
「なるほどね、〇〇で不安なのね」
とオウム返しで受け止めましょう。
まだ上手にお話ができない子なら、
ママが「〇〇だから不安なんだね」
と気持ちを代弁してあげると、
子どもは自分の感情が整理され、
不安が収まってきます。
2. 楽しいことに切り替え、悪い思考をストップ
不安が強いとき、悪いことばかりを考えてしまう
「ぐるぐる思考」をストップするのは
難しいものです。
こんな時は
意識的に思考を切り替えることを
おすすめします。
元気なお子さんなら
・好きなこと、未来の楽しい話題を話す。
・子どもが好きな映画やビデオを見て過ごす
などもおすすめです。
3. 病気への「理解」を深める説明を行う
少し大きいお子さんなら子どもが理解できる言葉で
「なぜ病気になるのか、
症状はどういう意味があるのか」
というメカニズムを説明してあげると、
不安が和らぐことがあります。
例えば、
・鼻水が出るのは
「体に風邪のもとになるウイルスが入ると、
鼻水を出すことで
体の外に出そうとしているからだよ」
・熱が上がるのは
「体の中で、あなたの免疫くんが
悪者のウイルスと
闘ってやっつけているからだよ」
と伝えます。
鼻水や熱は
「悪いもの」ではなく、
「自分の体を助けてくれる働き」だと理解できると、
怖さが減ります。
子どもがイメージしやすいように、
「免疫くん」「悪者のウイルス」と
ちょっと怖くないイラストを書いてあげて
楽しげに話してあげるといいですね。
一度で理解できなくても大丈夫です。
何度も、何度も、粘り強く繰り返すことで、
お子さんの「熱が出ても大丈夫なんだ」
という安心感は少しずつ育まれていきます。
ママも看病や
仕事のやりくりが大変ですが
乗り切っていきましょう!

