発達障害・ADHD傾向の子どもと日々接していると、親である自分の対応が原因で子どもが困った行動をしてしまうのだろうか?と悩むことがありませんか?そんな子ども思いのお母さんに知って欲しい大事なことがあります!!
発達障害・ADHD傾向の娘が言うキツい言葉に胸が締め付けられる日々
実は私自身も、周りの人にキツいことを言ってしまう小学2年生の娘に悩んでいた過去があります。
娘は診断は受けていませんが、発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向があります。
特に不注意が目立つタイプで、何度同じことを注意してもなかなか直すことができませんでした。
親としては、こんな姿を見ていると「ちゃんとできるようにしなくては!」と思い、とにかく娘のできていないことを注意して正そうとしていました。
しかし娘は直すどころか、口答えや言い訳ばかりして全く直る気配がありませんでした。
「うるさいな!」
「バカみたい!」
「自分だってできてないじゃん!」
などと恐い顔でキツい言葉を言い返してくる娘。
私もカッとなって、
「自分が悪いんでしょ!」
「できてないから言われてるんでしょ!」
などと娘に注意し続けました。
“注意し続けたらいつか直るんじゃないか”と思っていたんです。
でも、私が「どうにかして、できるようにしなくては!」と思えば思うほど、娘の状態は悪化していったのです。
話しかけても返事もしなくなり、全くこちらの言うことを聞いてくれる状態ではありませんでした。
さらには
「どうせ私はおかしいんでしょ?」
「お母さんは私のことなんて嫌いなんでしょ!」
と言うようになりました。
小学校の先生からも「友達と喧嘩になることが多く、キツいことを言ってしまいます」と言われ、友達の輪の中にも入れないようでした。
もうどうしたら良いのか分からず、自分の対応が良くないんだと、毎晩子どもが寝静まってから一人で泣きました。
「このままじゃダメだ!!」
「今のやり方を変えなくちゃ!!」
私は本気でそう思いました。
注意が伝わりづらい原因は親ではなく脳の特性にあるんです
そもそも、どうして注意されただけでは直すことができないんでしょう?
それは脳の特性に原因がありました。
発達障害・ADHD傾向のある子どもは、脳の特性から“不注意・多動性・衝動性”といった症状が現れると考えられています。
不注意:気が散りやすい、失くし物や忘れ物が多い
多動性:じっとしていられない、しゃべり過ぎる
衝動性:話し終わる前に話し始める、急にカッとなる
などです。これらの特性はどれも本人の意思ではなかなかコントロールするのが難しいです。
つまり、注意されて直せるようなものではないんですね。
さらに注意され続けることで、人の話を聞くことがだんだん嫌になってしまうことがあります。
いつも注意ばかりされるので「また注意される」「誰も私のことを分かってくれない」という意識になってしまい、人の話を素直に聞くことが難しくなってしまいます。
さらには、分かってもらえないイライラから周りの人にキツい言葉を言うようにもなっていきます。
これではますます困った行動が直りにくい状態になってしまうんです。
ADHD傾向の子どもを伸ばすカギは○○すること!
今までのやり方で通用しないのなら、やり方を変える必要があります。
ADHDタイプ傾向の子どもを伸ばすことができる方法って何だと思いますか?
それは、とにかく子どもを肯定することです!
別に特別なことじゃなくて大丈夫!
子どもが当たり前にできていることに対して、「お!おやつ食べるんだね!」「あ!連絡帳出してくれたね!」などと実況中継のように声をかけていきます。
ADHD傾向の子どもは普段から周りの人に注意されることが多いので、自信が無くなってしまう機会が多くあります。
そこで、お母さんが日々かける“肯定の言葉”が子どもに自信をあたえ、人の話を素直に聞けるようになったり、自分から動き出せたりすることが増えていくのです。
そして、子どもが素直に話を聞いたり、自分から動き出したりしたらすかざず「話を聞いてくれてありがとう!」「お!自分で始めたね!」などと声をかけてあげてください。
そうすることで、自分の行動にさらに自信が持てるようになり、どんどん発達が加速していきます!
私の娘は、この方法を実践して1ヵ月で、親の話を素直に聞いてくれるようになり、自分から気づいて動くことが増えました。
もちろん周りの人に言っていたキツい言葉も自然と言わなくなりました。
学校の先生からも「最近は友達のことを自然と思いやる言葉をかけてくれます」と言ってもらえるまでになりました。
もし注意するやり方がお子さんに合っていないなと感じているようなら、ぜひこの方法を試してみてくださいね!
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