子どもが怒りっぽいと感じるとき、まず知ってほしい「子ども目線の声かけ」
子どものイライラや怒りっぽさを落ち着かせるために大切なのは、子ども目線の声かけです。
以前お伝えしましたが、子どもが怒りっぽい状態のとき、ただ注意したり叱ったりしても、なかなか落ち着くことはありません。
むしろ
「なんでそんなことするの?」
「また怒ってるの?」
そんな言葉をかけられるほど、子どもの気持ちは余計に荒れてしまうこともあります。
特にADHDタイプの子どもは、感情コントロールが苦手な子が多いと言われています。
これは性格の問題ではなく、脳の発達の凸凹による影響です。
だからこそ大切なのは、
「直そう」とする関わりではなく、
「理解しよう」とする関わり。
子ども目線で声かけをすることです。
子どもの気持ちに寄り添いながら声をかけると、少しずつイライラは落ち着いていきます。
お母さんの関わり方が変わると、子どもは穏やかな表情を見せるようになることがあります。
けれどもここで、次の課題が出てきます。

「家では落ち着いてきたけれど、外ではまだ問題行動がある」
そんなケースも少なくありません。
実はここからが、本当に大切なポイントです。
家では穏やかでも外で怒りやすい子どもに起きていること
お家でお母さんの対応が変わり、子どもが穏やかになってきたとしても、すぐにすべての行動が変わるわけではありません。
外に出ると、学校の先生やお友達など、誰かしらが子どもの行動を注意したり叱ったりする場面が出てきます。
そうすると、その言葉がストレスとなり、外で荒れてしまう子もいます。
「どうしてまた怒ってしまうの?」
「家では落ち着いてきたのに…」
そう感じるお母さんも多いでしょう。
けれども、ここで知っておいてほしいことがあります。
それは、子どもの行動を変えるには、まず脳の発達が必要だということです。
感情コントロールが苦手な子どもは、怒りを抑える力がまだ育ちきっていない状態です。
だから叱られるほどストレスが増え、さらに怒りやすくなってしまうことがあります。
ではどうすればいいのでしょうか。
答えはとてもシンプルです。
おうちで、お母さんが子どもの脳を伸ばす関わりをしていくことです。
難しいことではありません。
何度も言いますが、むしろとてもシンプルなことです。
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ADHDタイプの子どもの脳を伸ばす「肯定の声かけ」という関わり方
脳を伸ばすために欠かせないものがあります。
それは、ポジティブな感情です。
人の脳は「楽しい」「嬉しい」と感じているときに発達しやすいと言われています。
そしてADHDタイプの子どもは、感情コントロールが苦手なことがあります。
その理由のひとつが、脳の凸凹です。
けれどもこの凸凹部分は、関わり方によって少しずつ発達していきます。
その関わり方が、肯定の声かけです。
できていないことを指摘するのではなく、できているところを見つけて声をかけていく。
たとえば
「ちゃんとやれてるね」
「今のいいね」
「がんばってるね」
そんな声かけです。
この肯定の声かけを続けていくと、感情コントロールの脳が少しずつ発達していきます。
すると、怒りを抑える力だけではなく、
・物事を深く考える力
・計画を立てる力
・計画を実行する力
・集中力
・コミュニケーション力
・目標に向かってやり遂げる力
こうした力も一緒に育っていきます。
そして嫌なことをするのが苦手だった子も、少しずつ行動できるようになっていきます。

お母さんにやってもらうことは、たった2つだけです。
子どもの目線に立った声かけ。
そして、できているときの肯定の声かけ。
この小さな関わりの積み重ねが、子どもの脳を伸ばし、怒りやすさを少しずつ変えていきます。
もし「やってみたい」と感じたら、今日からほんの一言の声かけから始めてみてください。
執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)




