怒るADHDタイプの子が感情コントロールできる子になる子育ての“順番”

感情コントロール
ADHDタイプで怒りやすい子どもには、対応の“順番”が超重要!叱らずに子どもの脳を伸ばし、感情コントロール力を育てるために必要な関わり方の順番とは?カナダ式子育ての実例と共に解説します。

3か月で怒る子が感情コントロールできるようになった生徒さんの声

最近、生徒さんから続々と届いている報告があります。

・イライラしていても、肯定の声かけ一つで子どもがすっと落ち着いた。
・学校でトラブルがあっても、子ども自身がすぐに切り替えられた。

・毎日の宿題バトルが、今では自分から進んで取り組むように変化。

・手が出てしまっていた癇癪ボーイが、習い事の先生に言葉でイヤなことを伝えられるようになった。

このお子さん達に共通していたのは

・思い通りにならないと爆発するように怒る
・感情コントロールが苦手
・毎日宿題バトルで、泣き叫んで大騒ぎ
・やるべきことを全然やってくれない

でした。

この生徒さん達のどのご家庭にも「怒り」や「暴れ」が当たり前にあったのに、たった数ヶ月でここまで落ち着けるようになった。

その理由は何か?

実は、「脳が発達する“順番”」を守って関わっていったからなんです。

 

 

ADHDキッズの子育て、カギは“対応の順番”にあり!

ADHDタイプの子どもたちは、衝動性感情コントロールの難しさを持っていることが多く、怒り出すと一気に爆発するような行動をとってしまうことがあります。

そのような子どもたちに対して、

「どう関わるか」よりも、

どの順番で関わるか」が非常に重要です。

小手先のテクニックで子ども達の感情コントロールは育ちません。

正しい順番で対応を重ねれば、脳が発達していくため、感情コントロールが育ち、学校での暴力やママへの暴言・暴力がスッと減っていきます。

しかし逆に、順番を間違えると逆効果になり、子どもの怒りが強化されてしまうこともあるのです。

例えば、

  • いきなり「●●しなさい」と指示を出す

  • マイナスな行動にすぐ注意を入れる

このような関わり方に、ADHDタイプの子ども達は反発します。

彼らは否定されると反発するという特性を持っているので、否定的な対応は彼らの反発を招き、自己肯定感を下げ、さらなる癇癪を引き起こしてしまうこともあるんです。

 

カナダの子育てで実践する脳が発達する「順番」

私はカナダでの教育現場を見て、あらためてこの「順番」の大切さを実感しました。

たとえばカナダの先生たちは、

✅ 子どもが話し出すのを遮らない

✅ 行動を指示する前に肯定の声かけを入れる

✅ 感情が高ぶっているときは、まず「落ち着ける環境」をつくる

まず否定がないのがカナダです。

肯定をしてもらえるとADHDキッズの自己肯定感が上がり、素直さが出てきます。

その素直な心の状態で彼らに指示を出し行動を促す。

この順番がADHDキッズの脳の発達を加速させます♪

カナダではこのような“順番を守った関わり方”が徹底されているからこそ、学級崩壊もなく、授業がスムーズに進む環境があるのです。

 

▼叱らず脳を発達させるカナダの子育てはこちら!

 

「ママだけ」でも効果は出るの?

「先生がそれをしてくれるならいいけど、うちは家庭だけじゃ…」と思われたかもしれません。

ですが、ママが変わるだけで大きな効果は出ます!

実際に、私の生徒さんの中には、ママが対応を変えただけで

・たった1〜2ヶ月関わりを変えただけで学校での暴力が減った

・先生に「最近落ち着いてますね!」と言われた

・癇癪の頻度が激減し、日常がラクになった

という変化を実感されている方がたくさんいらっしゃいます。

 

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ADHD年長さん、癇癪が激減し、小学校スタートも問題なし!
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あなたのお子さんの「順番」、一緒に見つけませんか?

こちらでは一般的な話しかできませんが、もしあなたが今、

  • 家庭での怒りトラブルに困っている

  • 学校での暴力や問題行動に悩んでいる

  • 子どもの癇癪やイライラに毎日疲れている

という状況であれば、一度、個別相談にお越しください。

お子さんのタイプを見たうえで、

✅ どんな順番で関わればいいか

✅ どのくらいで変化が出るか

✅ どんな言葉がけが有効か

をお伝えします^^

 

執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーション マスタートレーナー)

 

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