さてさて、
私のところに相談に来られる方の多くが、
やさしく言っても届かない
肯定しても落ち着かない
怒る子に振り回される毎日に疲れ、
結局叱ってしまうことに悩まれています。
肯定した方がいいんだろうなとは
わかっている。
だから、
なるべく褒めるようにしてる。
けれど、
ダメなことをした時や
怒ってしまった時は、
つい叱ってしまって、
親子関係が悪くなるのを
感じずにはいられない。
それでもママは頑張るんです。
できるだけ叱らないように。
肯定的な声かけもして
本を読んだり、
SNSで調べたりして頑張っています。
けれども、
学校で暴言が出る。
友達とトラブルになる。
兄弟に手が出る。
限界の心に鞭を打って、
やってはいけないことをする子に、
「ダメなものはダメって伝えなきゃ」
「ちゃんとわからせなきゃ」
「やるべきことはやらせなきゃ」
って頑張るけれど、変わっていかない。
叱ってもダメ。
叱らなくてもうまくいかない。
もうわかんない!
何が正解で
何が間違っているのか
全然わからない!
わかっているのは、
我が子の状態が
どんどん悪化していることだけ。
苦しい…。
実際に、
こんな声もよくいただきます。
「友達を叩いたらダメだよ。
学校では先生の言うことをちゃんと聞いてね」
そう約束して送り出しても、
学校から電話はかかってきます。
とうとう、
他の子に怪我をさせそうで危ないから、
母子登校してくださいと
学校からお願いされて、仕事に無理を言って
付き添いをしています。
ダメなことをした時、
ダメなことはダメって
伝えないとと思って、
言い聞かせて、
何度も説明しています。
けれど、
全然伝わっていない気がします。
それどころか、
怒ってしまって、
余計に悪化している気さえします。
けれど、
ここで知ってほしいことがあります。
変わらないのは、
ママの言い方が悪いわけでも、
育て方が悪いわけでもありません。
ダメなものはダメって、
子どもは知っています。
ちゃんとやらなきゃいけないことも
子どもはわかっています。
けれど、
怒るADHDキッズは、
わかっていても
止められない自分に
苦しんでいることが多いんです。
欲しい!と思うと、
欲しい気持ちを抑えきれない。
嫌だ!と思うと、
嫌な気持ちを爆発させずにはいられない。
本当は、
ダメってわかってるのに。
怒りを爆発させている時、
子どもの中では、
感情を落ち着かせる力や、
行動を選ぶ力が、
うまく働きにくくなっていることがあります。
だから、正論を伝え続けるほど、
親子の苦しさが
増してしまうことがある。
実際に、
先ほどご紹介したお母さんも、
まず、
息子さんを無理にコントロールすることをやめ、
優しい声で、ゆったり、
心穏やかに提案することから始めました。
笑顔で伝えることで、
スッと彼の中に届いていく感覚が
あったそうです。
すると、ママが自分を
客観的に見られるようになり、
イライラが減ってきたと
おっしゃっていました。
そしてお子さんも、
学校は嫌い!と言って、
暴力や暴言が続いていたのが、
「学校楽しい」
と言うようになり、
学校でも少しずつ落ち着いて、
付き添いも1ヶ月以内でなくなったそうです。
「声かけの仕方が
息子に影響していたと実感しています」
「本当に受講してよかった」
そうおっしゃっていました。
つまり、怒る子は
「わがまま」でも、
「反省していない」わけでも、
「親を困らせたい」わけでもなく、
感情をコントロールする脳が
育ち途中なのかもしれません。
必要なのは、
叱って正すことではなく、
感情コントロール脳を
育ててあげること。
だから今、
日本の常識で育てない
カァっと怒るADHDキッズの
感情コントロール脳を育てる声かけBOOK
を作っています。
このBOOKでは、
「私の育て方が悪いのかも…」
ではなく、
「この子には、
脳に合う関わり方が必要だったんだ」と、
見方を変える入口を
届けたいと思っています。
小冊子では、
・なぜ子育てがうまくいかないのか
・どうしたらうまくいくのか
・感情コントロール脳を育てる
家庭での声かけの仕方
をまとめています。
頑張ってるママが、
自分を責める必要はありません。
見る場所を変えると、
関わり方が変わり始めます。
そして、
関わり方が変わると、
親子の毎日も少しずつ変わり始めます。
ではまた!



